04月22日

出来事 - 戦争・紛争

1915年

第一次世界大戦: 第二次イーペル会戦でドイツ軍がフランス軍に対し史上初の大規模毒ガス攻撃を行う。

第一次世界大戦中、第二次イーペル会戦でドイツ軍が史上初の大規模毒ガス攻撃を実施しました。
1915年4月22日、第一次世界大戦中の第二次イーペル会戦においてドイツ軍が初めて大規模な塩素ガス攻撃を行いました。 約6000本のガスボンベが使用され、風向きも味方を襲うほどの被害を生じさせました。 フランス軍を中心に多くの犠牲者が出、化学兵器の恐怖が戦争の新たな側面を示しました。 この攻撃は化学兵器戦の先駆けとなり、以後の戦術や戦争規範に大きな議論を呼びました。 戦後、化学兵器禁止条約の成立へとつながる重要な契機となりました。
1915年 第一次世界大戦 第二次イーペル会戦 ドイツ フランス 毒ガス
1951年

朝鮮戦争: 中朝連合軍が第五次戦役を始める。朝鮮人民軍1軍団が開城を占領する。以後開城が北朝鮮領となる。

1951年4月22日、朝鮮戦争で中朝連合軍が第五次戦役を開始し開城を占領しました。
朝鮮戦争中の第五次戦役は中華人民共和国と北朝鮮軍が共同で行った大規模攻勢です。 1951年4月22日、中国人民志願軍と朝鮮人民軍が北部戦線で進攻を開始しました。 彼らは重要な都市開城を短期間で制圧し、以降同地域は北朝鮮領として統治されました。 アメリカ軍主導の国連軍は攻勢を阻止できず、戦線は膠着状態へと移行しました。 この戦役は戦争の長期化と朝鮮半島分断を象徴する一連の攻防戦の一つでした。
1951年 朝鮮戦争 朝鮮人民軍 開城 北朝鮮
1997年

ペルー日本大使公邸占拠事件: 大使公邸に軍・警察が突入。立て籠っていたゲリラは全員射殺。軍人2人とペルーの政府高官1人が死亡。

ペルーのリマにある日本大使公邸がゲリラに占拠された。翌日、軍と警察が突入し全員射殺された。
1996年12月、ペルー革命軍（MRTA）が日本大使公邸を占拠し、約200人のゲリラが立て籠もる。 事件は日本人や外国人合わせて多くの人質を生み出し、国際的な注目を集めた。 1997年4月22日未明、ペルー軍・警察の合同部隊が作戦を実施し、一斉に突入した。 ゲリラは全員射殺され、作戦中に軍人2人と政府高官1人が戦死、多数の負傷者が出た。 乗っ取られた大使公邸は無事再掌握され、残された人質は全員救出された。 この作戦は「チャーマテ作戦」と呼ばれ、ペルー内戦終結への転機ともいわれる。
1997年 ペルー日本大使公邸占拠事件 ゲリラ