04月22日の命日 - 科学者・研究者

1833年

リチャード・トレヴィシック

(1771 - 1833)

機械技師

イギリスの発明家・機械技師。高圧蒸気機関を用いた鉄道の先駆者。

1771年にコーンウォールで生まれ、炭鉱技師として技術研鑽を積んだ。高圧蒸気機関の研究に取り組み、1801年には蒸気自動車『パフィングデビル』を製作した。 1804年には世界初の蒸気機関車を建造し、鉄道実用化の道を開いた。ラテンアメリカ諸国でも技術指導を行い、国際的に活躍した。しかし晩年は資金難と健康問題に悩まされ、1833年に没した。彼の技術革新は産業革命を加速させ、後世に大きな影響を与えた。

1833年リチャード・トレヴィシック 1771年

1953年

アーミン・ロイシュナー

(1868 - 1953)

天文学者

ドイツ生まれのアメリカの天文学者。惑星や小惑星の軌道計算で著名。

アーミン・ロイシュナーは1868年にドイツで生まれ、後にアメリカで活動した天文学者です。カリフォルニア大学バークレー校で教授として宇宙力学を教え、多くの後進を育成しました。Leuschner Observatoryの設立と運営に携わり、天体観測と軌道解析の研究で重要な業績を残しました。彼の研究は20世紀前半の小惑星軌道解析や彗星研究に大きな影響を与えました。1953年4月22日に逝去しました。

1953年アーミン・ロイシュナー天文学者 1868年

1953年

ジャン・チョクラルスキー

(1885 - 1953)

化学者

ポーランド出身の化学者。半導体結晶成長法「チョクラルスキー法」を発明。

ジャン・チョクラルスキーは1885年にポーランドで生まれた化学者です。1910年代に単結晶を成長させるチョクラルスキー法を考案し、電子産業の基盤を築きました。彼の研究は材料科学や半導体製造に革新をもたらし、コンピュータや通信機器の発展に寄与しました。晩年はヨーロッパ各地で教育と研究を続け、多くの後進を指導しました。1953年4月22日に逝去しました。

ジャン・チョクラルスキー 1885年

1983年

安田徳太郎

(1898 - 1983)

医師、歴史家

医師歴史家

日本の医師・歴史家。医療と歴史研究の両分野で活躍。

安田徳太郎は1898年に生まれた医師であり、歴史家です。臨床医として多くの患者を診療しながら、日本中世史を中心に歴史研究を行い、数多くの論文や著作を発表しました。医療と歴史を融合させた学際的なアプローチが評価され、学界からも高い支持を受けました。後進の育成にも力を注ぎ、多くの医師や史学者を指導しました。1983年4月22日に逝去しました。

1983年安田徳太郎 1898年

1985年

ポール・エメット

(1900 - 1985)

化学工学者

アメリカの化学工学者。表面吸着理論（BET理論）の提唱者。

ポール・エメットは1900年に生まれた化学工学者で、ブルナウアー、エメット、テラーによって提唱されたBET理論の共同開発者として表面吸着現象の定量的解析に貢献しました。触媒反応や材料工学の分野で重要な基礎を築き、石油化学や環境技術の発展に寄与しました。大学での教育や研究指導にも力を入れ、多くの優れた研究者を育成しました。1985年4月22日に逝去しました。

1985年ポール・エメット化学工学者 1900年

1986年

ミルチャ・エリアーデ

(1907 - 1986)

宗教学者

ルーマニア出身の宗教学者。宗教史や神話研究で世界的に著名。

ミルチャ・エリアーデは1907年にルーマニアで生まれた宗教学者・歴史家です。『聖と俗』などの著作で宗教現象の本質と人間文化の関係を明らかにし、比較宗教学の基礎を築きました。神話や儀礼の研究を通じて宗教体験の深層構造を探究しました。国際的に多くの大学で教鞭を執り、後進に大きな影響を与えました。1986年4月22日に逝去しました。

1986年ミルチャ・エリアーデ宗教学者 1907年

1989年

エミリオ・セグレ

(1905 - 1989)

物理学者

イタリア出身の物理学者。ノーベル物理学賞受賞者。

1905年にイタリアで生まれ、1920年代に物理学を学ぶ。 1955年に抗陽子の検出に関わり、1959年にノーベル物理学賞を受賞。粒子物理学・核物理学の研究を通じて新しい素粒子の発見に貢献。アメリカへ渡り、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭を執り多くの研究者を育成。 1989年に87歳で逝去。

1989年エミリオ・セグレ物理学者 1905年

2000年

武谷三男

(1911 - 2000)

理論物理学者、三段階論・技術論提唱者

理論物理学者三段階論・技術論提唱者

理論物理学者。三段階論・技術論を提唱した学者。

1911年に生まれ、物理学と技術論の研究に従事。『三段階論』や『技術論』を提唱し、科学技術社会の発展と人間の関係を理論化。大学教授として多数の論文を発表。学際的な視点で科学史や社会学的な研究も行う。後進の育成にも力を注ぎ、多方面で影響を残した。 2000年に89歳で逝去。

2000年武谷三男 1911年

2005年

フィリップ・モリソン

(1915 - 2005)

物理学者

アメリカの物理学者。マンハッタン計画に参加し、科学普及にも貢献。

1915年生まれ。原子核物理学を専門とし、第二次世界大戦中はマンハッタン計画に参加。戦後はカリフォルニア大学バークレー校で長年教鞭を執り、数多くの研究者を育成。科学普及活動にも力を入れ、一般向け書籍の執筆やテレビ番組への出演も行った。2005年に逝去した。

2005年フィリップ・モリソン物理学者 1915年

2009年

七田眞

(1929 - 2009)

就学前教育研究者

日本の就学前教育研究者。シチダメソッドを提唱し、子どもの右脳教育に大きく貢献した。

1929年生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、就学前の幼児教育に着目し研究を始める。1970年代に「シチダメソッド」を開発し、右脳活用を重視した教育法を普及させた。日本全国にシチダ・アカデミーを設立し、多くの保護者や教育者に支持される。著書には『右脳教育が子どもの才能を伸ばす』などがあり、教育界に新たな視点をもたらした。晩年まで講演や執筆活動を続け、その功績は今なお色あせない。

七田眞就学前教育 1929年

2012年

ホセ・ヨンパルト

(1930 - 2012)

法哲学者、司祭、上智大学名誉教授

法哲学者司祭上智大学名誉教授

法哲学者でカトリック司祭。上智大学名誉教授として教鞭を執った。

1930年生まれ。カトリック教会に奉仕しつつ法哲学の研究を行い、上智大学で長年教授を務めた。自然法思想や倫理学を専門に、法と宗教の関係性を探求。多くの学術論文や著作を発表し、学生や同僚から敬愛された。司祭としての視点を活かしながら、社会正義や人権問題にも積極的に言及した。晩年は名誉教授として講演活動を続けた。

2012年ホセ・ヨンパルト上智大学 1930年

2014年

大橋健三郎

(1919 - 2014)

アメリカ文学者、翻訳家、東京大学名誉教授

アメリカ文学者翻訳家東京大学名誉教授

アメリカ文学研究の第一人者で、数多くの翻訳を手がけた東京大学名誉教授。

1919年に生まれ、東京大学でアメリカ文学を学んだ。卒業後は母校で教鞭を執り、専門書や論文を数多く発表した。特にアメリカ現代文学の紹介に力を注ぎ、多くの翻訳書を日本語で世に送り出した。研究と教育活動を通じて後進の育成にも貢献し、日本におけるアメリカ文学研究の基盤を築いた。 2014年に亡くなり、生涯を通じて文化交流の促進に尽力した。

2014年大橋健三郎東京大学 1919年