04月21日の命日 - 科学者・研究者

正平15年/延文5年4月6日

洞院公賢

(1291 - 1360)

太政大臣・有職故実学者

鎌倉時代末から南北朝時代にかけて太政大臣を務め、有職故実の研究で知られた学者・公卿です。

1291年に公卿の家に生まれ、若くして朝廷に仕える。 1336年に成立した室町幕府下で太政大臣に任命され、国家儀礼の整備に尽力。有職故実の大家として『公家儀式』などの著作を残し、宮廷文化の体系化を推進。南北朝の動乱期にも伝統儀礼の継承を重視し、朝廷の権威維持に貢献した。 1360年に没するまで、公家社会の知的基盤を築いた重要人物です。

1360年正平延文 4月6日洞院公賢太政大臣有職故実 1291年

1552年

ペトルス・アピアヌス

(1495 - 1552)

数学者、天文学者

数学者天文学者

16世紀のドイツの数学者・天文学者。天体観測と暦法の研究で知られ、印刷業にも携わりました。

1495年にドイツのレーゲンスブルク近郊で生まれる。数学と天文学に精通し、1524年から天文学の講義を担当。 1550年に出版した『Astronomicum Caesareum』は精巧な天文図を含み、高く評価された。惑星周期や天体観測データは当時の科学界へ大きな影響を与えた。 1552年に没するまで、多彩な学問分野で技術と知識の発展に貢献しました。

1552年ペトルス・アピアヌス 1495年

1718年

フィリッペ・ドゥ・ライール

(1640 - 1718)

天文学者、数学者

天文学者数学者

フランスの天文学者・数学者。王立科学アカデミーの会員として活躍。

1640年に生まれ、パリで活動した天文学者・数学者です。フランス王立科学アカデミーの会員として、彗星の観測や太陽黒点の研究を行いました。天体の軌道計算に優れた業績を残し、観測記録は後世の研究者にも参照されました。また数学分野でも幾何学や解析学に貢献し、学術雑誌に論文を発表しました。1718年に没した。

1718年フィリッペ・ドゥ・ライール天文学者数学者 1640年

1729年

ヨハン・カスパー・ショイヒツァー

(1702 - 1729)

博物学者、医師、日本研究家

博物学者医師日本研究家

ドイツ出身の博物学者・医師・日本研究家。日本学の先駆者。

1702年に生まれたドイツ出身の博物学者・医師・日本研究家です。欧州での学術訓練を経て、日本の動植物や文化に関する研究を行いました。日本での研究成果をまとめ、ヨーロッパに日本学の知見を広める先駆けとなりました。医師としても活動し、人体や疾病に関する博物学的視点を取り入れました。1729年に没した。

1729年ヨハン・カスパー・ショイヒツァー 1702年

1730年

ジャン・パルファン

(1650 - 1730)

外科医、産婦人科医

外科医産婦人科医

フランスの外科医・産婦人科医。医学書の執筆でも知られる。

1650年に生まれ、フランスで外科医および産婦人科医として活躍しました。出産技術や外科手術の手法において多くの改良を加え、当時の医療水準向上に寄与しました。医術書を執筆し、産科医学分野の教育にも携わりました。ヨーロッパ各地の医師との交流を通じて技術を普及させました。1730年に没した。

1730年ジャン・パルファン 1650年

1793年

ジョン・ミッチェル

(1724 - 1793)

天文学者、地質学者

天文学者地質学者

イギリスの天文学者・地質学者。初期のブラックホール理論を提唱。

1724年にイングランドで生まれた自然哲学者です。地質学研究において、地震の原因解明や岩石の成因論を探究しました。また、天文学分野では重力によるブラックホール仮説を提唱し、『黒い星』の概念を最初に考案しました。著作『地震の原因に関する考察』などを刊行し、当時の科学界に大きな影響を与えました。1793年に没した。

1793年ジョン・ミッチェル 1724年

安政5年3月8日

大原幽学

(1797 - 1858)

農政家

江戸時代末期の農政家。農村の改革に尽力し、共同耕作や用水路整備に取り組んだ。

大原幽学（1797年-1858年）は、江戸時代末期の農政家で、現代の農業協同組合に先駆けた思想を唱えた人物。講義や文書を通じて農村の自立と共同作業の重要性を説き、多くの村人に影響を与えた。地租改正や用水路の整備を指導し、地域の生産性向上に寄与した。自らの農業経営をモデルとして実践し、後の農政家や社会運動に大きな影響を残した。戦後の協同組合運動とも共鳴すると評価されている。

1858年安政 3月8日大原幽学 1797年

1896年

アーダルベルト・クリューガー

(1832 - 1896)

天文学者

ドイツの天文学者。観測と星表作成で知られ、プルコヴォ天文台長も務めた。

アーダルベルト・クリューガー（1832年-1896年）は、ドイツの天文学者。プルコヴォ天文台で観測スタッフとして働き、後に台長を務めた。二重星の観測や位置天文学の研究に従事し、正確な星表の作成に大きく貢献した。多くの観測データを分析し、恒星の運動や軌道計算に関する成果を発表した。その業績は19世紀末の天文学発展に寄与し、後進に影響を与えた。

1896年アーダルベルト・クリューガー 1832年

1900年

アルフォンス・ミルヌ＝エドワール

(1835 - 1900)

鳥類学者、甲殻類学者、博物学者

鳥類学者甲殻類学者博物学者

フランスの博物学者。鳥類学と甲殻類学の研究で知られる。

アルフォンス・ミルヌ＝エドワール（1835年-1900年）は、フランスの博物学者。父アンリ・ミルヌ＝エドワールの影響を受け、鳥類学と甲殻類学の研究を行った。パリ国立自然史博物館で研究員として多くの標本を収集・分類した。学術論文や標本目録の執筆を通じて、海洋生物の分類学的知見を発展させた。その功績により学界で高く評価され、多くの後進研究者に影響を与えた。

1900年アルフォンス・ミルヌ＝エドワール 1835年

1931年

玉利喜造

(1856 - 1931)

農学者

日本の農学者。伝統的農法と西洋技術の融合を図り、地域農業の発展に貢献した。

1856年に生まれ、東京大学農学部で学んだ後、農業指導者として各地の農村改革に携わりました。作物栽培や肥料研究に注力し、収量向上のための技術導入を推進しました。農業普及会の設立に関与し、農家への教育普及にも努めました。彼の研究は近代日本農業の基礎構築に寄与し、多くの後進を育成しました。1931年4月21日に没し、その功績は日本の農業発展史において高く評価されています。

1931年玉利喜造 1856年

1946年

ジョン・メイナード・ケインズ

(1883 - 1946)

経済学者

20世紀を代表する英国の経済学者。ケインズ経済学の創始者として知られる。

1883年にイギリスで生まれ、ケンブリッジ大学で数学と経済学を学びました。第一次世界大戦中は政府の経済顧問を務め、戦後の賠償問題に深く関与しました。1936年に発表した『一般理論』(The General Theory of Employment, Interest and Money)は、政府介入による景気安定化政策を提唱し現代マクロ経済学の礎となりました。また、第二次世界大戦後のブレトンウッズ会議で重要な役割を果たし、国際通貨体制の構築に寄与しました。彼の業績は経済政策や金融理論に大きな影響を与え続けています。1946年4月21日に没しましたが、その思想は現在も広く参照されています。

1946年ジョン・メイナード・ケインズ経済学者 1883年

1951年

山本忠興

(1881 - 1951)

電気工学者、発明家、教育者

電気工学者発明家教育者

日本の電気工学者、発明家、教育者。

1881年に生まれ、電気工学の研究に従事。発電機や通信装置などの開発に貢献し、実用的な発明を多数手がけた。大学教授として後進の育成にも尽力し、多くの技術者を輩出。国内外の学会で研究成果を発表し、学術界で高く評価された。 1951年に没するまで、技術革新と教育に生涯を捧げた。

1951年山本忠興 1881年