天平2年3月29日

薬師寺東塔(三重塔)が建立。

奈良時代の名刹、薬師寺に三重塔が建立された歴史的出来事です。
奈良時代、天平2年(730年)3月29日に薬師寺東塔(三重塔)が完成しました。 薬師寺は聖武天皇が病気平癒を願って建立された寺院で、東塔は本堂に次ぐ重要建築です。 三重塔は内部に経典を納める経蔵としての役割も担い、精緻な木組み構造が特徴です。 国宝に指定されており、当時の高度な建築技術と芸術性を今に伝えています。 現在も創建当初の姿を残し、日本建築史上重要な遺構として多くの人々を魅了しています。
730年 天平 3月29日 薬師寺
慶長3年3月15日

豊臣秀吉が京都・醍醐寺で最後の花見を行う。(醍醐の花見)

豊臣秀吉が盛大に催した最後の花見として知られる「醍醐の花見」です。
1598年4月20日、豊臣秀吉は京都・醍醐寺で約1300本の桜を愛でる豪華な宴を開催しました。 公家や武将、茶人など約1000人余りを招き、詩歌や茶会も催されたと伝えられています。 「醍醐の花見」は秀吉の権力と教養を示す一大イベントで、絵巻物にもその様子が描かれています。 当時の華やかな衣装や細工された料理、酒宴の盛大さは後世に語り継がれる名宴となりました。 秀吉自身の最後の花見であったことから、栄華の象徴とされる歴史的行事です。
1598年 慶長 3月15日 豊臣秀吉 醍醐寺 醍醐の花見
1914年

朝日新聞で、夏目漱石の小説『心 先生の遺書』(後に『こゝろ』に改題)が連載開始。8月11日まで。

1914年、夏目漱石の小説『心』が朝日新聞で連載開始され、日本文学に新たな金字塔を打ち立てました。
この連載は当初『先生の遺書』という副題で始まり、1914年4月20日から8月11日まで朝日新聞朝刊に掲載されました。 漱石は人間の孤独と精神的葛藤を描き、近代日本文学において代表作の一つとなりました。 『こゝろ』は心に潜む孤独感や師弟関係の複雑さをテーマにし、戦前文学の傑作として高く評価されています。 連載後は単行本として刊行され、広い読者層に受け入れられました。 漱石文学の普及に大きく貢献し、現在も学校教育で必読作品とされています。
1914年 朝日新聞 夏目漱石 こゝろ 8月11日
1974年

東京国立博物館で『モナ・リザ』の公開が始まる。同年6月10日まで開催。

東京国立博物館で『モナ・リザ』の特別公開が始まり、多くの来場者を集めた日。
1974年4月20日、東京国立博物館にてレオナルド・ダ・ヴィンチ作『モナ・リザ』の日本初公開が始まりました。 本展覧は6月10日まで続き、連日長蛇の列ができるほどの大盛況を博しました。 『モナ・リザ』の繊細な微笑みや技巧を間近で鑑賞できる機会は世界的にも稀少。 開催にあたり厳重な輸送・警備体制が敷かれ、美術品保護にも万全が期されました。 この公開は日本における西洋美術への関心を一層高める契機となりました。
東京国立博物館 モナ・リザ
1992年

セビリア万博が開幕。10月12日まで。

スペイン・セビリアで万国博覧会が開幕し、国際的な文化交流の場が始まった日。
1992年4月20日、スペイン・セビリア市で国際万国博覧会(EXPO '92)が開幕しました。 「地球の海」をテーマに、112か国と国際機関が参加し、文化や技術を紹介。 会場はグアダルキビル川沿いに設けられ、多彩なパビリオンや展示が話題に。 期間中には約4200万人が来場し、都市の再生やインフラ整備を促進。 セビリア万博は都市開発モデルとして高く評価され、跡地はイタリア村などの施設に転用されました。
1992年 セビリア万博 10月12日