04月20日の命日 - 科学者・研究者

1786年

ジョン・グッドリック

(1764 - 1786)

天文学者

イギリスの天文学者。アルゴルなど変光星の研究を行った。

ジョン・グッドリックは1764年にイギリスで生まれた。生まれつき聴覚を失うが、天文学の道を志す。マンチェスターで変光星の観測を精力的に行った。アルゴルの明るさ変化を初めて正確に記録。 1786年にわずか21歳で没したが、業績は高く評価されている。

1786年ジョン・グッドリック天文学者 1764年

1821年

フランツ・アシャール

(1753 - 1821)

化学者、テンサイから砂糖を製造

化学者テンサイから砂糖を製造

ドイツの化学者。テンサイからの砂糖製造法を確立した。

フランツ・アシャールは1753年にドレスデン近郊で生まれた。植物学と化学を融合させ、テンサイから砂糖を取り出す研究に着手。 1802年に実用的な製造法を発表し、産業化の基礎を築いた。フランスで大規模プラントの建設を監督し、砂糖生産を革新。科学者としての功績は食品化学分野に大きな影響を与えた。 1821年にパリで没した。

1821年フランツ・アシャール英語版テンサイ砂糖 1753年

1831年

ルイジ・ローランド

(1773 - 1831)

解剖学者

イタリアの解剖学者。大脳のロランド溝で知られる。

ルイジ・ローランドは1773年にミラノで生まれた。解剖学と神経学の研究を展開し、脳構造の研究を先導。ロランド溝（一次体性感覚野境界）の発見で名を残す。「解剖学序説」など著作を通じて医学教育に貢献。 1831年に没し、その成果は神経解剖学の基礎となった。

1831年ルイジ・ローランド解剖学者 1773年

1873年

ヘンリー・ベンス・ジョーンズ

(1813 - 1873)

医師、化学者、ベンス・ジョーンズ蛋白発見者

医師化学者ベンス・ジョーンズ蛋白発見者

イギリスの医師・化学者で、ベンス・ジョーンズ蛋白を発見した先駆者です。

ヘンリー・ベンス・ジョーンズ(1813-1873)はイギリス生まれの医師・化学者で、臨床化学の草分け的存在です。尿中に含まれる特殊なタンパク質（ベンス・ジョーンズ蛋白）を発見し、骨髄腫の診断に貢献しました。彼の研究は血液疾患の早期発見・診断手法の発展に大きく寄与しました。多くの医学論文を執筆し、当時の化学・医学界に大きな影響を与えました。彼の業績は現在の血液検査の基盤となっています。

1873年ヘンリー・ベンス・ジョーンズ英語版ベンス・ジョーンズ蛋白 1813年

1882年

トゥイスコン・ツィラー

(1817 - 1882)

教育学者

1882年トゥイスコン・ツィラー教育学者 1817年

1899年

シャルル・フリーデル

(1832 - 1899)

化学者

フランスの化学者で、フリーデル・クラフツ反応の開発者です。

シャルル・フリーデル(1832-1899)はフランス出身の化学者で、有機化学分野において画期的な業績を残しました。 1877年にアンリ・モウパンと共同で考案したフリーデル・クラフツ反応は、アリール化合物の合成法の基礎として現在も広く利用されています。彼の研究は有機合成化学の発展を促し、後世の化学者に多大な影響を与えました。また、パリ大学で教鞭をとり、多くの優秀な研究者を育成しました。

1899年シャルル・フリーデル化学者 1832年

1901年

パウル・ゲオルク・フォン・メレンドルフ

(1847 - 1901)

言語学者、外交官

言語学者外交官

ドイツ出身の言語学者・外交官で、ビルマ語研究や東アジア外交に貢献しました。

パウル・ゲオルク・フォン・メレンドルフ(1847-1901)はドイツ生まれの言語学者・外交官です。ビルマ語（ミャンマー語）の文法書を執筆し、現地語研究の基礎を築きました。また、清朝中国や朝鮮王朝の外交官としても活躍し、東アジアの国際関係に影響を与えました。自ら現地に赴き、言語調査と文化交流を推進した点が高く評価されています。その業績は後の東南アジア研究にも大きな足跡を残しました。

1901年パウル・ゲオルク・フォン・メレンドルフ言語学者外交官 1847年

1908年

ヘンリー・チャドウィック

(1824 - 1908)

歴史家、スポーツライター

歴史家スポーツライター

イギリス出身の歴史家・スポーツライターで、野球の統計手法を確立しました。

ヘンリー・チャドウィック(1824-1908)はイギリス生まれの歴史家・スポーツライターです。野球の統計記録を体系化する「ボックススコア」を考案し、スポーツジャーナリズムに革新をもたらしました。アメリカに移住後はスポーツ史の研究にも取り組み、競技分析の先駆者として評価されました。彼の業績は現代のスポーツ統計やスポーツメディアの基礎を築きました。

1908年ヘンリー・チャドウィック 1824年

1918年

フェルディナント・ブラウン

(1850 - 1918)

物理学者

ドイツの物理学者で、無線通信技術に多大な貢献をしたノーベル物理学賞受賞者。

1850年にドイツで生まれ、ベルリン大学で物理学を学びました。陰極線管（ブラウン管）の研究で知られ、電子顕微鏡やテレビ技術の発展に寄与しました。1909年にグリエルモ・マルコーニとともにノーベル物理学賞を受賞しました。無線電信やアンテナ理論にも多大な貢献をし、現代通信技術の基礎を築きました。1918年に逝去しました。

1918年フェルディナント・ブラウン物理学者 1850年

1920年

ドミトリー・イワノフスキー

(1864 - 1920)

微生物学者

ロシアの微生物学者で、ウイルス学の先駆者の一人。

1864年にロシアで生まれ、サンクトペテルブルク大学で学びました。1892年にタバコモザイク病の原因となる微小な病原体を発見し、ウイルス学の基礎を築きました。ウイルスが細菌よりもはるかに小さいという概念を示し、微生物学の研究範囲を大きく広げました。晩年までウイルスの分類や病原性に関する研究を続け、1920年に逝去しました。

1920年ドミトリー・イワノフスキー 1864年

1932年

ジュゼッペ・ペアノ

(1858 - 1932)

数学者、ペアノの公理を定義

数学者ペアノの公理を定義

イタリアの数学者で、自然数の公理を定式化したペアノの公理を定義しました。

1858年にイタリアで生まれ、トリノ大学で数学を講じました。自然数の公理を系統的に定式化した『ペアノの公理』を定義し、現代数学の基礎論に大きな影響を与えました。数論や数学的論理、測度論など幅広い分野で業績を残しました。数学記号の統一や専門用語の整備にも尽力し、教育者としても活動しました。1932年に逝去しました。

1932年ジュゼッペ・ペアノ数学者ペアノの公理 1858年

1978年

朝倉希一

(1883 - 1978)

鉄道技術者

日本の鉄道技術者。鉄道建設と車両技術の改良を通じて安全性と効率化に寄与した。

1883年生まれ。鉄道技術者として蒸気機関車から電気機関車への移行期に業務に携わり、軌道設計や信号システムの改良を推進した。車両保守管理の基準作りにも貢献し、戦前から戦後にかけての鉄道網整備に大きく寄与した。1978年に逝去。

1978年朝倉希一技術者 1883年