1586年

リマのローザ

(1586 - 1617)

カトリック教会の聖人

カトリック教会の聖人
ペルー出身のカトリック教会の聖人で、アメリカ大陸初の女性聖人。 厳しい苦行と慈善活動で知られる。
1586年にペルーのリマで生まれ、本名はイサベル・フローレス・デ・オリバ。 幼少期から深い祈りと苦行を実践し、貧困層や病苦の人々を支援した。 厳しい自己鍛錬により肉体的苦痛を自らに課し、神への献身を示した。 後にドミニコ会第三会(ティタリア会)の修道女として活躍。 1617年に亡くなったが、その博愛精神が称えられ、1671年にアメリカ大陸初の女性聖人として列聖。 現在もペルーの守護聖人として敬われている。
1586年 リマのローザ カトリック教会 聖人 1617年
寛永10年3月12日

後光明天皇

(1633 - 1654)

第110代天皇

第110代天皇
江戸時代前期の第110代天皇。 在位中は将軍徳川家光の後見を受けた。
1633年に誕生し、1643年に即位した。 将軍徳川家光の支援を受け、形式的な儀礼を重視した治世を送った。 文化的には寛永期の雅な宮廷文化を継承・発展させた。 1654年に譲位し、上皇として静かな余生を過ごした。 日本古来の宮廷儀礼の整備に努め、寛永期の伝統を後世に伝えた。
1633年 寛永 3月12日 後光明天皇 天皇 1654年
1745年

フィリップ・ピネル

(1745 - 1826)

精神科医

精神科医
フランスの精神科医で、近代精神医療の父と呼ばれる。 鎖につながれた患者の解放など人道的治療を提唱。
1745年にフランスで生まれ、医学を学んだ。 革命期の精神病院で患者の鎖を解放し、人間らしいケアを実践。 恐怖や迷信に基づく治療を批判し、科学的・人道的アプローチを確立。 著書『精神の病理と治療』を刊行し、精神医学の基礎を築いた。 国家レベルでの精神医療改革に影響を与え、欧米に広く波及した。 1826年に没し、多くの患者の社会復帰を支援し続けた。
1745年 フィリップ・ピネル 精神科医 1826年
宝暦7年3月3日

戸沢正親

(1757 - 1796)

第8代新庄藩主

第8代新庄藩主
江戸時代中期の新庄藩第8代藩主。 戸沢氏の一員として藩政を担った。
1757年に誕生し、8代新庄藩主として家督を継承。 出羽国新庄藩の藩政にあたり、年貢改正や財政再建に努めた。 領内の治安維持や災害対策にも注力し、藩民の暮らしを支えた。 江戸幕府との関係調整を行い、藩の安定を図った。 1796年に死去し、その治績は後世にも高く評価されている。
1757年 宝暦 3月3日 戸沢正親 新庄藩主 1796年
安永5年3月3日

青木一貞

(1776 - 1831)

第10代麻田藩主

第10代麻田藩主
江戸時代後期の麻田藩第10代藩主。 藩政改革に取り組んだ。
1776年に生まれ、第10代麻田藩主として家督を継承。 財政難に直面し、倹約令を発布して財政再建を図った。 農村振興や検地の見直しなど領内改革を実施。 幕府との交渉にも携わり、麻田藩の存続に尽力した。 1831年に没し、その行政手腕は後の改革者にも影響を与えた。
1776年 安永 3月3日 青木一貞 麻田藩主 1831年
宝暦7年3月4日

松平信愛

(1779 - 1805)

第6代上山藩主

第6代上山藩主
江戸時代後期の上山藩第6代藩主。 松平氏支藩として藩政を担った。
1779年に誕生し、6代上山藩主となる。 出羽国上山藩を治め、治水や災害復興に取り組んだ。 藩校設立や教育振興を進め、藩士の学問を奨励した。 財政再建策を講じ、領民生活の安定を図った。 1805年に若くして没し、藩政の発展に貢献した功績を残す。
1779年 宝暦 3月4日 松平信愛 上山藩主 1805年
1805年

フランツ・ヴィンターハルター

(1805 - 1873)

画家

画家
19世紀ドイツ出身の肖像画家。 ヨーロッパ王侯貴族の宮廷画家として活躍。
1805年にシュトゥットガルト近郊で生まれた。 細密な筆致と優美な色彩表現で王侯貴族の肖像画を多数制作。 ヴィクトリア女王やナポレオン3世ら欧州各国の皇族をモデルに起用。 ロマン主義の流れを組みつつ、優雅さを追求した作風が特徴。 パリを拠点に国際的に高い評価を得た。 1873年に没し、その作品は現在も世界各地で鑑賞されている。
1805年 フランツ・ヴィンターハルター 画家 1873年
1808年

ナポレオン3世

(1808 - 1873)

フランス皇帝

フランス皇帝
フランス第二帝政の皇帝。 ナポレオン・ボナパルトの甥として即位。
1808年にパリで生まれ、1852年に皇帝ナポレオン3世として即位。 国内産業の振興やインフラ整備、パリ改造を推進した。 普仏戦争ではプロイセンに敗北し、帝政は崩壊した。 亡命先で政治活動を続け、1873年に英国で没するまで影響力を保った。 近代フランスの都市計画や経済発展に大きな足跡を残している。
1808年 ナポレオン3世 フランス皇帝 1873年
文政3年3月8日

秋元志朝

(1820 - 1876)

初代館林藩主

初代館林藩主
江戸時代後期の館林藩初代藩主。 譜代大名として藩政を確立。
1820年に生まれ、館林藩(上野国)の藩主に任じられた。 藩内の行政組織再編や年貢制度の見直しを実施。 領民の生活安定と治水工事に注力し、地域発展を図った。 幕府との関係調整を行い、藩の地位を確固たるものにした。 1876年に死去し、その治務は後の藩政改革のモデルとなった。
1820年 文政 3月8日 秋元志朝 館林藩主 1876年
1839年

カロル1世

(1839 - 1914)

初代ルーマニア国王

初代ルーマニア国王
ルーマニア初代国王。 独立と近代化を推進した統治者。
1839年にホーエンツォレルン=ジグマリンゲン家の出身として生まれる。 1866年に君主となり、その後1881年に国王として即位。 露土戦争後にルーマニアの独立を確立し、国際的な承認を得た。 国内の鉄道敷設や教育制度改革など近代化政策を推進。 1914年に崩御し、ルーマニア近代国家の礎を築いた。
1839年 カロル1世 ルーマニア国王 1914年
1840年

オディロン・ルドン

(1840 - 1916)

画家

画家
フランスの象徴主義を代表する画家。幻想的かつ神秘的なモノクロ作品と鮮やかな油彩画を手がけた。
1840年にベルジュラック近郊で生まれ、绘本挿画やリトグラフを手がけることで頭角を現す。 象徴主義の旗手として、夢や神話をモチーフにした独自の作風を確立。 初期のモノクロ作品『黒の画集』で知られ、後期には色彩豊かなパステル画や油彩を発表。 友人のポール・ゴーギャンや印象派の作家たちとも交流し、当時の前衛芸術に大きな影響を与えた。 晩年は教育者としても活動し、多くの若手画家を指導した。
1840年 オディロン・ルドン 1916年
弘化元年3月3日

幸野楳嶺

(1844 - 1895)

日本画家

日本画家
京都を拠点に活動し、南画や花鳥画で知られた日本画家。画塾「梅嶺社」を設立し、明治期の日本画再興に貢献した。
1844年に江戸で生まれ、幼少期から絵に親しむ。 京都で狩野派や四条派の技法を学び、後に画塾「梅嶺社」を開設。 花鳥画や人物画を得意とし、北斎や写生画の影響を受けた表現を展開。 門人には竹内栖鳳や川島曽根などがいて、近代日本画の基礎を築いた。 1895年に没し、その芸術と教育活動は後世にも大きな影響を残している。
1844年 弘化 3月3日 幸野楳嶺 日本画家 1895年