ルピナス (昇り藤)

学名: Lupinus polyphyllus
科名: マメ科

花言葉

  • 想像力
  • 多くの仲間
  • あなたは私の安らぎ

特徴

花色:

説明

南北アメリカ、地中海沿岸、南アフリカ原産のマメ科の多年草で、4月下旬から6月にかけて紫、ピンク、白、黄色などの美しい花穂を咲かせます。藤に似た花が下向きではなく上向きに咲くことから「昇り藤(ノボリフジ)」という和名がつけられました。古代エジプト時代から食用、薬草、石鹸などに利用されてきた歴史ある植物で、名前の語源はラテン語の「lupus(オオカミ)」でどんな土地にも育つたくましさに由来します。

豆知識

  • テキサス州の州花「ブルーボンネット」はルピナスの一種
  • 古代エジプトのファラオの墓からルピナスの種が発見されている
  • 窒素固定能力があり、やせた土地でも育つ「オオカミの強さ」を持つ
  • 花色によって異なる花言葉を持ち、白は「いつも幸せ」を意味する

利用方法

観賞用
  • 花壇での植栽
  • 切り花として利用
  • 高原ガーデン
薬用
  • 古代から薬草として利用
  • 抗炎症作用
  • 皮膚の治療

注意: 種類によっては毒性があるため、専門家の指導が必要

食用
  • 種子(一部の種のみ)
その他
  • 土壌改良(窒素固定)
  • 石鹸の原料(歴史的)
  • 緑肥作物

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子(一部の種), 葉(一部の種)

症状: アルカロイド毒により消化器症状や神経症状を起こす可能性があります

ストロベリーキャンドル (紅花詰草)

学名: Trifolium incarnatum
科名: マメ科

花言葉

  • 胸に灯をともす
  • 素朴な愛らしさ
  • 幸運を呼ぶ

特徴

花色:

説明

南ヨーロッパ原産のマメ科の一年草で、4-6月に鮮やかな深紅色の円筒形の花を咲かせます。花の形がいちごのような円錐形で、色が燃えるキャンドルのように赤いことから「ストロベリーキャンドル」という名前がつけられました。もともと牧草として明治時代に日本に導入されましたが、その美しい花から観賞用としても親しまれるようになりました。窒素固定能力があり、土壌改良にも役立ちます。

豆知識

  • 明治時代に牧草として導入され、その中から美しい花を持つものが選抜された
  • 花の形が本当にいちごのキャンドルのように見えることから命名された
  • ドライフラワーにすると長期間美しい赤色を保つ
  • マメ科植物特有の窒素固定により、土壌を肥沃にする効果がある

利用方法

観賞用
  • 春の花壇植栽
  • 切り花として利用
  • ドライフラワー
薬用
  • ヨーロッパの民間療法で咳止め
  • 抗炎症作用
  • 皮膚の治療

注意: 医療用途での使用は専門家に相談が必要

食用
  • 若い葉
その他
  • 牧草として重要
  • 土壌改良(窒素固定)
  • 緑肥作物
  • 蜜源植物

毒性

症状: 毒性は報告されておらず、食用としても安全です

イキシア (槍水仙)

学名: Ixia hybrida
科名: アヤメ科

花言葉

  • 団結
  • 誇り高い
  • 秘めた恋

特徴

花色:

説明

南アフリカのケープ地方原産のアヤメ科の球根植物で、4-5月に白、ピンク、黄色、青、複色などの星形の花を穂状または円錐花序に咲かせます。針金のようにしなやかで細い茎に、たくさんの花をつけるのが特徴的です。夜になると花は閉じますが、日が当たるとぱっと大きく開きます。球根は小さくボタン程度の大きさですが、美しい花を咲かせます。半耐寒性で、適切な管理で日本でも栽培できます。

豆知識

  • 花言葉の「団結」は、一本の茎にたくさんの花を咲かせることに由来する
  • 夜に花が閉じ、朝に開く特性から「眠り花」とも呼ばれる
  • 球根はボタンほどの小ささでも美しい花を咲かせる
  • 南アフリカには50種以上の原種が自生している

利用方法

観賞用
  • 春の球根植物として植栽
  • 切り花として利用
  • ロックガーデン
薬用
  • 南アフリカの民間療法で皮膚の治療
  • 関節痛の緩和

注意: 医療用途での使用は専門家に相談が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 球根の観賞
  • ドライフラワー
  • フラワーアレンジメント

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根

症状: 球根を摂取すると軽い胃腸障害を起こす可能性があります

シャガ (射干)

学名: Iris japonica
科名: アヤメ科

花言葉

  • 反抗
  • 友人が多い
  • 決心

特徴

花色:

説明

中国東部からミャンマー原産のアヤメ科の常緑多年草で、4-5月に白っぽい紫のアヤメに似た花を咲かせます。学名はIris japonicaですが、実際の原産地は中国です。常緑性で冬でもみずみずしい葉姿を保ち、人家近くの森林周辺の木陰などのやや湿ったところに群生します。日本に存在するすべてのシャガは同一の遺伝子を持つ三倍体のため種子ができず、根茎で増えていきます。

豆知識

  • 学名は「Iris japonica」だが実際の原産地は中国という興味深い例
  • 日本のすべてのシャガは遺伝的に同一で、人為的に広がったと考えられている
  • 三倍体のため種子ができず、すべて栄養繁殖で増える
  • 名前は中国のヒオウギの漢名「射干」に由来するという説がある

利用方法

観賞用
  • 日陰庭園での植栽
  • グランドカバー
  • 山野草として鑑賞
薬用
  • 中国の民間療法で解熱作用
  • 抗炎症効果
  • 皮膚の治療

注意: 医療用途での使用は専門家に相談が必要

食用

食用には適さない

その他
  • 生態系の維持
  • 土壌安定化
  • 野生動物の生息地

毒性

症状: 毒性は報告されていません