04月18日の命日 - 科学者・研究者

1758年

ローレンツ・ハイスター

(1683 - 1758)

解剖学者、外科医、植物学者

解剖学者外科医植物学者

ドイツの解剖学者・外科医・植物学者。

1683年にニュルンベルク付近で生まれたローレンツ・ハイスターは、解剖学と外科手術の手法を体系化した。著書『外科術』は当時の医術書として標準的な地位を占め、教育と実践の両面に貢献した。植物学者としても薬用植物の分類や栽培に関する研究を行い、自然史の発展に寄与した。ライデン大学で教授を務め、多くの医学生や研究者を指導した。1758年に没し、医学と植物学の両分野で今日も名を残している。

1758年ローレンツ・ハイスター 1683年

1796年

ヨハン・ヴィルケ

(1732 - 1796)

物理学者、電気盆を発明

物理学者電気盆を発明

スウェーデンの物理学者で電気盆を発明した科学者。

1732年にストックホルムで生まれたヨハン・ヴィルケは、電気学と熱学の研究で先駆的な貢献をした。トルマリンの熱電効果を調査し、1762年にエレクトロフォラス（電気盆）を発明して静電気実験の方法を革新した。ウプサラ大学の教授として教鞭を執り、多くの科学者を育てた。気体や熱に関する論文も執筆し、18世紀の物理学の発展に寄与した。1796年に没し、その発明は後の電気学研究の基盤となった。

1796年ヨハン・ヴィルケ英語版電気盆 1732年

1802年

エラズマス・ダーウィン

(1731 - 1802)

医師、自然哲学者

医師自然哲学者

イギリスの医師・自然哲学者、チャールズ・ダーウィンの祖父。

1731年にイングランドで生まれたエラズマス・ダーウィンは、医師としての修養と自然哲学を融合させた著作を多数残した。進化の概念を詩的に描いた『動物機械論』や『植物園』は、科学と文学を結ぶ作品として評価される。彼は王立協会のメンバーとして活動し、科学サロンを主宰して知識交流を推進した。孫チャールズ・ダーウィンにも影響を与え、進化論成立への地ならしを行った。1802年に没し、その多彩な業績は今日も高く評価されている。

1802年エラズマス・ダーウィン医師自然哲学者 1731年

1845年

ニコラ・テオドール・ド・ソシュール

(1767 - 1845)

植物生理学者

スイスの植物生理学者・化学者。

1767年にジュネーヴで生まれたニコラ・テオドール・ド・ソシュールは、植物と化学の融合研究を進めた。植物の無機栄養や気体交換の実験を行い、光合成や土壌成分の影響を明らかにした。彼の論文は『植物化学論』などにまとめられ、植物生理学の基礎を築いた。化学アカデミーの会員として国際的に活躍し、多くの学者に影響を与えた。1845年に没し、その業績は植物科学において重要な位置を占めている。

1845年ニコラ・テオドール・ド・ソシュール 1767年

1873年

ユストゥス・フォン・リービッヒ

(1803 - 1873)

化学者

ドイツの化学者。近代有機化学の父と称され、農業化学の発展にも貢献した。

ユストゥス・フォン・リービッヒは1803年にドイツで生まれ、ヨーロッパ各地で化学研究を行いました。1834年に有機化学の教科書『有機化学論』を刊行し、化学研究の体系化に貢献しました。特に有機化合物の構造解析手法を確立し、化学生物学の基礎を築きました。農業分野では植物栄養に関する研究から化学肥料の開発に着手し、リービッヒのミネラル理論を提唱しました。これにより農作物の生産性が飛躍的に向上しました。後にロンドン王立協会外国人会員に選出されるなど国際的に高い評価を受けました。1873年に没するまで数多くの業績を残しました。

1873年ユストゥス・フォン・リービッヒ化学者 1803年

1882年

ヴィルヘルム・ファトケ

(1806 - 1882)

神学者

ドイツの神学者。史的批評手法を用いて旧約聖書研究に新風を吹き込んだ人物。

ヴィルヘルム・ファトケは1806年にプロイセンで生まれ、神学と哲学を学びました。旧約聖書に対する史的・文献的批評手法を初めて体系化し、『旧約聖書の宗教』などの著作で発表しました。彼の研究はヘーゲル哲学の影響を受けつつ、聖書テキストを歴史的文脈で再解釈する試みでした。これにより、聖書学は伝統的な教義中心主義から脱し、学術的研究の土台を築きました。大学教授として後進の神学者を育成し、近代聖書学の発展に大きく寄与しました。1882年の死去まで、神学界で革新的な議論を展開し続けました。

1882年ヴィルヘルム・ファトケ神学者 1806年

1883年

エドゥアール・ロシュ

(1820 - 1883)

天文学者

フランスの天文学者。天体力学の分野でロッシュ限界を提唱した人物。

エドゥアール・ロシュは1820年にフランスで生まれ、数学と天文学を学びました。天体の潮汐力を考慮したロッシュ限界の概念を発表し、惑星環や衛星の形成理論に革命をもたらしました。さらに、ロッシュローブの理論により二重星系の質量交換現象を説明しました。彼の研究は天体力学の基礎的概念として広く受け入れられ、現在の天文学でも重要視されています。パリ天文台で観測と理論研究の両面で活躍し、後進の教育にも携わりました。1883年に没するまで、天文学の理論的発展に大きく貢献しました。

1883年エドゥアール・ロシュ天文学者 1820年

1928年

宮崎道三郎

(1855 - 1928)

法学者

日本の法学者、民法学の泰斗。

宮崎道三郎は1855年に生まれ、東京帝国大学で法学を専攻しました。ドイツ留学を経て、民法学の研究に従事し、日本の法体系整備に貢献しました。帰国後は学習院や東京帝大の教授として教鞭をとり、多くの法曹を育成しました。民法典編纂にも参画し、現代日本の民事法の基礎を築きました。学説は理論と実務の架け橋となり、法学教育の標準となりました。1928年に没するまで、教育者としても研究者としても高い評価を受けました。

1928年宮崎道三郎法学者 1855年

1945年

ジョン・フレミング

(1849 - 1945)

物理学者

イギリスの物理学者・電気技師で、真空管ダイオードを発明しました。

ジョン・アンブローズ・フレミングは1849年にイングランドで生まれ、電気工学を学びました。彼はマルコーニと共に無線通信の研究に携わり、1897年に真空管ダイオード（フレミング・バルブ）を発明しました。この発明は無線受信の基本技術となり、後の電子工学発展に大きく寄与しました。学識者として多くの論文を発表し、電気計測や真空技術の分野でも成果を残しました。大学教授として後進の育成にも力を注ぎ、電気技師協会の創設メンバーとしても活動しました。 1945年4月18日に亡くなり、その功績は現代の電子機器にも受け継がれています。

1945年ジョン・フレミング物理学者 1849年

1949年

レナード・ブルームフィールド

(1887 - 1949)

言語学者

アメリカの言語学者で、構造主義言語学の基礎を築いた学者です。

レナード・ブルームフィールドは1887年にロチェスター近郊で生まれ、言語学を学びました。シカゴ大学やイェール大学で研究・教育に従事し、アメリカ言語学会の会長も務めました。 1933年に刊行された著書『Language』は言語学の教科書として長く使用され、構造主義的手法を広めました。印欧語族や米国先住民言語の研究でも業績を残し、フィールドワークの重要性を提唱しました。第二次世界大戦後も学界の発展に寄与し、多くの弟子を育成しました。 1949年4月18日に逝去し、その理論は現代言語学に深い影響を与え続けています。

1949年レナード・ブルームフィールド言語学者 1887年

1955年

アルベルト・アインシュタイン

(1879 - 1955)

物理学者

ドイツ出身の理論物理学者。相対性理論を提唱し、20世紀の科学に革命をもたらした。

アルベルト・アインシュタインは1879年にドイツのウルムで生まれた。 1905年の「奇跡の年」に特殊相対性理論など一連の画期的論文を発表した。 1915年には一般相対性理論を完成させ、重力の新たな理解を示した。 1921年に光電効果の研究でノーベル物理学賞を受賞した。ナチス台頭後の1933年にアメリカに移住し、プリンストン高等研究所で研究を続けた。生涯を通じて統一場理論の構築を試み、後の物理学に大きな影響を与えた。 1955年に米国で死去し、その業績は現在も世界中で称賛されている。

1955年アルベルト・アインシュタイン物理学者 1879年

1960年

フランクリン・S・ハリス

(1884 - 1960)

農学者、宣教師

農学者宣教師

アメリカの農学者で、宗教宣教師としても活動した。

フランクリン・S・ハリスは1884年にアメリカで生まれた。農学の研究者として作物改良や土壌科学の分野で業績を残した。大学での教育や研究活動を通じて農業技術の普及に尽力した。同時に宗教宣教師として海外で布教活動を行い、地域社会の支援に携わった。農業開発と人道支援という二つの分野で多面的な貢献を果たした。 1960年に死去し、その功績は後進の研究者や信徒に受け継がれている。

1960年フランクリン・S・ハリス農学者宣教師 1884年