04月18日の命日 - 芸術家・音楽家

1731年

ジョヴァンナ・フラテリーニ

(1666 - 1731)

画家

イタリア・バロック期の女性宮廷画家。

1666年にフィレンツェで生まれたジョヴァンナ・フラテリーニは、メディチ家に仕えた宮廷画家として知られる。肖像画やフレスコ画に優れた技術を発揮し、柔らかな色調と繊細な描写が特徴だった。教会や宮殿の装飾画にも携わり、女性画家として稀有な地位を築いた。弟子を取り教えるなど後進の育成にも力を注いだ。1731年に没し、その作品はバロックからロココへの移行期を彩るものとして高く評価されている。

1731年ジョヴァンナ・フラテリーニ 1666年

1766年

コッラード・ジアキント

(1703 - 1766)

画家

イタリアのロココ期を代表する画家。

1703年ナポリで生まれたコッラード・ジアキントは、ロココ様式のフレスコ画で名を馳せた。ローマで修行した後、ナポリやマドリードの宮廷で装飾画を数多く手掛けた。柔らかな光と動きのある構図が特徴で、バロックからロココへの橋渡しとも評される。1744年にはスペイン王室の依頼で王宮の壁画を制作し、その名声を確立した。1766年に没後も、彼の画風はヨーロッパ美術界に大きな影響を与え続けている。

1766年コッラード・ジアキント 1703年

1854年

ユゼフ・エルスネル

(1769 - 1854)

作曲家、音楽教育家

作曲家音楽教育家

ポーランドの作曲家・音楽教育家。ワルシャワ音楽院の設立に関わり、ショパンの師として名高い人物。

ユゼフ・エルスネルは1769年にボヘミア出身の貴族の家系に生まれ、ポーランドで育ちました。ワルシャワ国立学校で学び、その後作曲家として活躍しました。1810年にショパンをはじめとする若き才能を指導し、鋭い音楽理論と実践的な演奏技術を伝授しました。オペラや宗教曲、交響曲など多彩な作品を残し、ポーランド音楽教育の基盤を築きました。1823年にはワルシャワ音楽院の前身となる機関の運営にも携わりました。1854年に没するまで、作曲と教育の両面で後進の育成に力を注ぎました。

1854年ユゼフ・エルスネル 1769年

1855年

ジャン＝バティスト・イザベイ

(1767 - 1855)

画家

フランスの画家。ナポレオンの宮廷画家としても活躍し、ミニアチュールで知られる。

ジャン＝バティスト・イザベイは1767年にナンシーで生まれ、若くして宮廷に認められました。ナポレオン・ボナパルトの肖像画を多数手がけ、一躍名声を得ました。細密画技法に優れ、紙や象牙に描かれたミニアチュールで高い評価を受けました。また、リトグラフの技術向上にも貢献し、芸術界に新たな表現をもたらしました。パリ美術院の教授として後進の育成にあたり、フランス絵画の発展に寄与しました。1855年に没するまで幅広いジャンルで創作活動を続けました。

1855年ジャン＝バティスト・イザベイ 1767年

1898年

ギュスターヴ・モロー

(1826 - 1898)

画家

フランス象徴主義を代表する画家。神話や聖書を題材にした幻想的な作品で知られる。

ギュスターヴ・モローは1826年にパリで生まれ、伝統的な美術教育を受けました。象徴主義運動の中心人物として、神話や聖書からモチーフを得た幻想的な絵画を制作しました。豊かな色彩と緻密な筆致で神秘的な雰囲気を表現し、多くの若手画家に影響を与えました。サロンへの出品を通じて注目を集め、1870年代以降はパリの美術学校で教鞭をとりました。アンリ・マティスやジョルジュ・ルオーらは彼の教え子として知られています。1898年に没した後も、その詩的な作風は20世紀美術に大きな足跡を残しました。

1898年ギュスターヴ・モロー画家 1826年

1936年

オットリーノ・レスピーギ

(1879 - 1936)

作曲家

イタリアの作曲家、管弦楽作品「ローマ三部作」で知られる。

オットリーノ・レスピーギは1879年にボローニャで生まれ、ミュンヘン大学でリムスキー＝コルサコフに師事しました。イタリアに戻ってローマ音楽院で教壇に立ち、オーケストレーションの名手として評価されました。代表作「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭」からなる『ローマ三部作』で管弦楽の新たな地平を切り開きました。バロック音楽の研究にも熱心で、旧楽器復興運動を支援しました。甘美な旋律と華麗な管弦楽法で国際的に人気を集めました。1936年に没するまで、多くの名曲を遺し、20世紀イタリア音楽界に大きな影響を与えました。

1936年オットリーノ・レスピーギ作曲家 1879年

1942年

ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー

(1875 - 1942)

彫刻家

アメリカの彫刻家であり、ホイットニー美術館を創設した芸術パトロンです。

1875年にニューヨークの名門ヴァンダービルト家に生まれ、幼少期から美術に親しみました。パリで彫刻を学び、1900年代から数々の公共彫刻を発表して評価を得ました。第一次世界大戦中は兵士の慰問活動にも参加し、その功績で勲章を授与されました。 1929年にはアーティストの支援と新進作家の発掘を目的とするホイットニー・スタジオ・クラブを設立しました。翌1931年にはホイットニー美術館を開館し、アメリカ美術の発展に大きく貢献しました。 1942年4月18日に亡くなり、その遺産は現代アート界にも強い影響を与え続けています。

1942年ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー彫刻家 1875年

1964年

朝倉文夫

(1883 - 1964)

彫刻家

日本の彫刻家。写実的な造形と人間像表現に優れ、近代日本彫刻を代表する一人。

朝倉文夫は1883年に東京で生まれた。美術学校で彫刻を学び、写実的な造形作風を確立した。人物像を中心に、力強い造形と繊細な表現を融合させた作品を多く制作した。代表作に『老猿』などがあり、関東大震災後の復興美術に貢献した。戦後は日本芸術院会員に選出され、後進の育成にも尽力した。 1964年に逝去し、日本彫刻界に大きな足跡を残した。

1964年朝倉文夫彫刻家 1883年

1966年

山端庸介

(1917 - 1966)

写真家、従軍カメラマン

写真家従軍カメラマン

日本の写真家・従軍カメラマン。原爆投下直後の広島を撮影した記録写真で知られる。

山端庸介は1917年に日本で生まれた。報道写真家として戦前から戦後にかけて活動し、従軍カメラマンとしても従事した。 1945年8月6日に広島に入り、原爆投下直後の被災地を克明に記録した。その写真は戦争の悲惨さと平和の尊さを世界に伝える貴重な資料となった。戦後も軍事や社会運動、日常風景など幅広いテーマを撮影し続けた。 1966年に逝去し、戦後写真史に大きな影響を与えた。

1966年山端庸介 1917年

1982年

大栗裕

(1918 - 1982)

作曲家

日本の作曲家。吹奏楽や管弦楽作品を中心に数多くの作品を残した。

大栗裕は1918年に生まれ、1982年4月18日に亡くなった。東京芸術大学で作曲を学び、卒業後は作曲家として活動を開始。吹奏楽や管弦楽作品を手がけ、独自の音楽表現を追求した。教育者として後進の育成にも力を注ぎ、多くの演奏会で作品が取り上げられた。日本の現代音楽シーンに貢献し、高い評価を受けた。

1982年大栗裕 1918年

1995年

生田恵子

(1928 - 1995)

歌手

1928年生まれの歌手。テレビやラジオで歌唱活動を行った。

生田恵子は1928年に生まれた歌手です。テレビやラジオ番組に出演し、ステージでの演奏やコンサートで活躍しました。柔らかな歌声と表現力で多くのファンを魅了しました。レコードやアルバムも数多くリリースしました。音楽シーンにおいて幅広いジャンルで活躍しました。 1995年に没しました。

1995年生田恵子 1928年

1999年

三岸節子

(1905 - 1999)

洋画家

1905年生まれの洋画家。花や静物画を中心に繊細な表現を追求した。

三岸節子は1905年生まれの洋画家です。花や静物を中心に描き、その繊細な色彩と構図で高く評価されました。女流画家として当時、多くの注目を集めました。絵画展や個展を通じて幅広い評価を受けました。美術団体の設立や後進の指導などにも貢献しました。 1999年に没しました。

1999年三岸節子洋画家 1905年