元慶3年3月23日

正子内親王

(810 - 879)

淳和天皇の皇后

淳和天皇の皇后
平安時代の皇族で淳和天皇の皇后を務めた内親王。
810年に淳和天皇の娘として生まれた正子内親王は、827年に皇后に立てられた。淳和天皇の在位中は宮廷の中心として儀式や文化の発展に貢献した。退位後も高い身位を保ち、和歌や宮廷文学に造詣が深かった。多くの廷臣から学問と教養を尊ばれ、教訓的な和歌を詠んだことで知られる。879年に没し、優雅で知性的な人物像は後世の伝承にも残されている。
879年 元慶 3月23日 正子内親王 淳和天皇 皇后 810年
天慶6年3月7日

藤原敦忠

(906 - 943)

平安時代の公卿、歌人

平安時代の公卿 歌人
平安時代の公卿・歌人で三十六歌仙の一人として知られる。
906年に藤原北家の一族として生まれた藤原敦忠は、宮廷で権中納言などを歴任した公卿だった。和歌の才能に恵まれ、『古今和歌集』に多くの作品が採録された。三十六歌仙の一人に数えられ、その繊細で優雅な歌風は後代の詠歌にも影響を与えた。和歌合を主催し、宮廷文化に大きく寄与した。943年に没し、その歌業は歴史的に高く評価されている。
943年 天慶 3月7日 藤原敦忠 平安時代 公卿 歌人 906年
1556年

ルイージ・アラマンニ

(1495 - 1556)

詩人、政治家

詩人 政治家
イタリア・フィレンツェ出身のルネサンス期の詩人・政治家。
1495年フィレンツェに生まれたルイージ・アラマンニは、中世フィレンツェの詩作を多く残した。政治的対立に巻き込まれて一度は国外へ追放されたが、フランス王フランソワ1世に招かれて王室の文化顧問を務めた。代表作の叙事詩や牧歌はルネサンス文化に影響を与え、外交や宮廷内での調整にも携わった。詩人と政治家を兼ね備えたその多才さは同時代から高く評価されている。1556年に没し、その業績は後世に継承された。
1556年 ルイージ・アラマンニ 1495年
1731年

ジョヴァンナ・フラテリーニ

(1666 - 1731)

画家

画家
イタリア・バロック期の女性宮廷画家。
1666年にフィレンツェで生まれたジョヴァンナ・フラテリーニは、メディチ家に仕えた宮廷画家として知られる。肖像画やフレスコ画に優れた技術を発揮し、柔らかな色調と繊細な描写が特徴だった。教会や宮殿の装飾画にも携わり、女性画家として稀有な地位を築いた。弟子を取り教えるなど後進の育成にも力を注いだ。1731年に没し、その作品はバロックからロココへの移行期を彩るものとして高く評価されている。
1731年 ジョヴァンナ・フラテリーニ 1666年
1758年

ローレンツ・ハイスター

(1683 - 1758)

解剖学者、外科医、植物学者

解剖学者 外科医 植物学者
ドイツの解剖学者・外科医・植物学者。
1683年にニュルンベルク付近で生まれたローレンツ・ハイスターは、解剖学と外科手術の手法を体系化した。著書『外科術』は当時の医術書として標準的な地位を占め、教育と実践の両面に貢献した。植物学者としても薬用植物の分類や栽培に関する研究を行い、自然史の発展に寄与した。ライデン大学で教授を務め、多くの医学生や研究者を指導した。1758年に没し、医学と植物学の両分野で今日も名を残している。
1758年 ローレンツ・ハイスター 1683年
1766年

コッラード・ジアキント

(1703 - 1766)

画家

画家
イタリアのロココ期を代表する画家。
1703年ナポリで生まれたコッラード・ジアキントは、ロココ様式のフレスコ画で名を馳せた。ローマで修行した後、ナポリやマドリードの宮廷で装飾画を数多く手掛けた。柔らかな光と動きのある構図が特徴で、バロックからロココへの橋渡しとも評される。1744年にはスペイン王室の依頼で王宮の壁画を制作し、その名声を確立した。1766年に没後も、彼の画風はヨーロッパ美術界に大きな影響を与え続けている。
1766年 コッラード・ジアキント 1703年
1796年

ヨハン・ヴィルケ

(1732 - 1796)

物理学者、電気盆を発明

物理学者 電気盆を発明
スウェーデンの物理学者で電気盆を発明した科学者。
1732年にストックホルムで生まれたヨハン・ヴィルケは、電気学と熱学の研究で先駆的な貢献をした。トルマリンの熱電効果を調査し、1762年にエレクトロフォラス(電気盆)を発明して静電気実験の方法を革新した。ウプサラ大学の教授として教鞭を執り、多くの科学者を育てた。気体や熱に関する論文も執筆し、18世紀の物理学の発展に寄与した。1796年に没し、その発明は後の電気学研究の基盤となった。
1796年 ヨハン・ヴィルケ 英語版 電気盆 1732年
1802年

エラズマス・ダーウィン

(1731 - 1802)

医師、自然哲学者

医師 自然哲学者
イギリスの医師・自然哲学者、チャールズ・ダーウィンの祖父。
1731年にイングランドで生まれたエラズマス・ダーウィンは、医師としての修養と自然哲学を融合させた著作を多数残した。進化の概念を詩的に描いた『動物機械論』や『植物園』は、科学と文学を結ぶ作品として評価される。彼は王立協会のメンバーとして活動し、科学サロンを主宰して知識交流を推進した。孫チャールズ・ダーウィンにも影響を与え、進化論成立への地ならしを行った。1802年に没し、その多彩な業績は今日も高く評価されている。
1802年 エラズマス・ダーウィン 医師 自然哲学者 1731年
1845年

ニコラ・テオドール・ド・ソシュール

(1767 - 1845)

植物生理学者

植物生理学者
スイスの植物生理学者・化学者。
1767年にジュネーヴで生まれたニコラ・テオドール・ド・ソシュールは、植物と化学の融合研究を進めた。植物の無機栄養や気体交換の実験を行い、光合成や土壌成分の影響を明らかにした。彼の論文は『植物化学論』などにまとめられ、植物生理学の基礎を築いた。化学アカデミーの会員として国際的に活躍し、多くの学者に影響を与えた。1845年に没し、その業績は植物科学において重要な位置を占めている。
1845年 ニコラ・テオドール・ド・ソシュール 1767年
1853年

ウィリアム・R・キング

(1786 - 1853)

政治家、第13代アメリカ合衆国副大統領

政治家 第13代アメリカ合衆国副大統領
第13代アメリカ合衆国副大統領を務めた政治家。
1786年にノースカロライナで生まれたウィリアム・R・キングは、アラバマ準州の代議員や上院議員を歴任した。1852年に副大統領候補に選出され、1853年に第13代アメリカ合衆国副大統領に就任したが健康を害し、キューバで宣誓を行う史上唯一の例を残した。帰国後わずか一か月で死去し、任期最短の副大統領として知られている。政治・外交に精通し、南部諸州の利益を代表した存在だった。彼の死後、その短命な任期はアメリカ政治史の特異なエピソードとして語り継がれている。
1853年 ウィリアム・R・キング 政治家 アメリカ合衆国副大統領 1786年
1854年

ユゼフ・エルスネル

(1769 - 1854)

作曲家、音楽教育家

作曲家 音楽教育家
ポーランドの作曲家・音楽教育家。ワルシャワ音楽院の設立に関わり、ショパンの師として名高い人物。
ユゼフ・エルスネルは1769年にボヘミア出身の貴族の家系に生まれ、ポーランドで育ちました。ワルシャワ国立学校で学び、その後作曲家として活躍しました。1810年にショパンをはじめとする若き才能を指導し、鋭い音楽理論と実践的な演奏技術を伝授しました。オペラや宗教曲、交響曲など多彩な作品を残し、ポーランド音楽教育の基盤を築きました。1823年にはワルシャワ音楽院の前身となる機関の運営にも携わりました。1854年に没するまで、作曲と教育の両面で後進の育成に力を注ぎました。
1854年 ユゼフ・エルスネル 1769年
1855年

ジャン=バティスト・イザベイ

(1767 - 1855)

画家

画家
フランスの画家。ナポレオンの宮廷画家としても活躍し、ミニアチュールで知られる。
ジャン=バティスト・イザベイは1767年にナンシーで生まれ、若くして宮廷に認められました。ナポレオン・ボナパルトの肖像画を多数手がけ、一躍名声を得ました。細密画技法に優れ、紙や象牙に描かれたミニアチュールで高い評価を受けました。また、リトグラフの技術向上にも貢献し、芸術界に新たな表現をもたらしました。パリ美術院の教授として後進の育成にあたり、フランス絵画の発展に寄与しました。1855年に没するまで幅広いジャンルで創作活動を続けました。
1855年 ジャン=バティスト・イザベイ 1767年