04月18日の誕生日 | calendar.web-standard.org

1480年

ルクレツィア・ボルジア

(1480 - 1519)

フェラーラ公アルフォンソ1世の妃

イタリア・ルネサンス期の貴族女性。フェラーラ公アルフォンソ1世の妃として知られる。

ロドリーゴ・ボルジア（後の教皇アレクサンデル6世）の娘としてローマで生まれた。若くして政略結婚によりフェラーラ公アルフォンソ1世の妃となり、宮廷文化を牽引した。音楽や文学を愛し、多くの芸術家を保護してフェラーラをルネサンス文化の中心地に押し上げた。当時の政治的陰謀や毒殺説、近親相姦の噂など、波乱に満ちた生涯は後世の創作や研究で取り上げられ続けている。 1519年にフェラーラで生涯を閉じ、その影響はヨーロッパ各地に伝わった。

1480年ルクレツィア・ボルジアフェラーラ公アルフォンソ1世妃 1519年

1590年

アフメト1世

(1590 - 1617)

オスマン帝国第14代皇帝

17世紀初頭のオスマン帝国第14代スルタン。13歳で即位し、ブルーモスクを建立した。

1590年にイスタンブールで生まれ、1603年に父ムラト3世の死去により13歳でスルタンに即位した。治世中は母后による摂政が行われ、宮廷内では権力闘争が続いた。 1616年に完成したスルタンアフメト・ジャーミィ（ブルーモスク）は彼の名を永遠に刻む建築美となった。国内外の政治情勢に対処しつつ、文化と建築を奨励する姿勢を見せた。 1617年に若くして逝去し、短い治世ながらもオスマン建築史に大きな足跡を残した。

1590年アフメト1世オスマン帝国皇帝 1617年

元和8年3月8日

盤珪永琢

(1622 - 1693)

臨済宗の僧侶

江戸時代中期の臨済宗の僧侶。独自の禅風を説き、多くの門弟を育成した。

1622年に現在の山口県で生まれる。臨済宗にて修行を積み、「半僧半俗」の態度で禅を広めた。とりわけ「生即是仏」の思想を重視し、平易な語り口で老若男女に悟りを説いた。各地で講話を行い、武士や庶民問わず多数の門弟を育てた。 1693年に示寂し、その教えは近世禅宗の発展に大きな影響を与えた。

1622年元和 3月8日盤珪永琢臨済宗僧侶 1693年

寛永13年3月13日

狩野常信

(1636 - 1713)

画家

江戸時代の狩野派の画家。繊細かつ力強い筆致で屏風絵や障壁画を手掛けた。

1636年に京都で生まれる。京都狩野派の系譜を引き、父・狩野探幽に師事して画技を修めた。江戸幕府や大名家からの依頼で、障壁画や屏風絵を多数制作した。花鳥画や山水画、歴史画に優れ、その写実性と優美な画風で知られる。 1713年に没し、狩野派の伝統を受け継いだ功績は現代にまで影響を与えている。

1636年寛永 3月13日狩野常信画家 1713年

元禄16年3月3日

永井直期

(1703 - 1765)

第6代摂津国高槻藩主

江戸時代中期の大名、第6代高槻藩主として藩政を統括した。

1703年に高槻藩主の家に生まれる。第6代藩主として家督を継ぎ、藩政全般を掌握した。検地や年貢管理、領内治安の維持など行政に従事した。幕府との連絡役を果たし、外様大名としての立場を保った。 1765年に没し、その治世は領内の安定に寄与した。

1703年元禄 3月3日永井直期摂津国高槻藩主 1765年

延享3年2月28日

徳川重倫

(1746 - 1829)

第8代紀伊国紀州藩主

江戸時代後期の紀州藩主、第8代藩主として藩政を担当した。

1746年に紀州徳川家に生まれる。第8代紀伊国紀州藩主として家督を相続し、領内統治を行った。財政改革や治水事業に取り組み、藩の基盤強化を図った。幕府中枢との関係調整を担い、藩論をまとめる役割を果たした。 1829年に没し、長寿かつ安定した治世を全うした。

1746年延享 2月28日徳川重倫紀伊国紀州藩主 1829年

宝暦5年3月7日

松平頼謙

(1755 - 1806)

第6代伊予国西条藩主

江戸時代中期の大名、第6代西条藩主として藩政を運営した。

1755年に西条藩主松平家に生まれる。第6代伊予国西条藩主として家督を継ぎ、藩政全般を掌握した。検地や年貢取り立てなど行政運営を行った。藩士の教育支援に努め、藩校の整備にも関心を示した。 1806年に没し、その治世は西条藩の安定に寄与した。

1755年宝暦 3月7日松平頼謙伊予国西条藩主 1806年

1799年

ジョン・ヤング・メイソン

(1799 - 1859)

アメリカ合衆国司法長官

アメリカの政治家・法律家。アメリカ合衆国司法長官を務めた。

1799年にバージニア州で生まれる。弁護士を経て政治に転身し、1844年から1845年にかけて第18代司法長官に就任した。その後も海軍長官や国務長官を歴任し、国家運営に深く関与した。メキシコ戦争後の領土問題や外交交渉に携わり、法制度整備に貢献した。 1859年に没し、その幅広い行政経験は高く評価された。

1799年ジョン・ヤング・メイソンアメリカ合衆国司法長官 1859年

文化7年3月15日

黒田直静

(1810 - 1854)

第7代上総国久留里藩主

江戸時代前期から中期の大名、第7代久留里藩主として藩政を担った。

1810年に上総国久留里藩の重臣黒田家に生まれる。第7代藩主として家督を継ぎ、領内行政を取り仕切った。検地や年貢管理のほか、藩士の育成にも注力した。幕府との交渉役を務め、藩の存続を支えた。 1854年に没し、藩政の安定に寄与した。

1810年文化 3月15日黒田直静上総国久留里藩主 1854年

文化7年3月9日

稲葉幾通

(1815 - 1844)

第13代豊後国臼杵藩主

江戸時代前期の大名、第13代臼杵藩主として藩政を統治した。

1815年に豊後国臼杵藩主稲葉家に生まれる。第13代臼杵藩主として家督を継承し、領内の行政を監督した。年貢や検地の改革を行い、藩財政の安定に努めた。藩士の教育支援にも取り組み、学問と武芸の振興を図った。 1844年に没し、その治世は臼杵藩の基礎を築いた。

1815年 3月9日稲葉幾通豊後国臼杵藩主 1844年

1819年

フランツ・スッペ

(1819 - 1895)

作曲家

オーストリアの作曲家で、19世紀に数々のオペレッタや序曲を作曲した。代表作『軽騎兵序曲』や『詐欺師フェルゼンシュタイン』で知られる。

フランツ・フォン・スッペ（1819年4月18日–1895年5月21日）は、オーストリア出身の作曲家・指揮者。ウィーンを拠点に活躍し、軽やかなオペレッタ作品を多数作曲した。代表作に『軽騎兵序曲』『詐欺師フェルゼンシュタイン』『ボッカチオ』などがある。親しみやすいメロディーと華やかなオーケストレーションが特徴で、ヨーロッパ各地で上演された。彼の作品は後のオペレッタ作曲家やミュージカルの発展にも影響を与えた。

1819年フランツ・スッペ作曲家 1895年

1819年

カルロス・マヌエル・デ・セスペデス

(1819 - 1874)

キューバの革命家

キューバ独立戦争の火ぶたを切った革命家。『ヤラの叫び』を発し、農園の奴隷を解放した。

カルロス・マヌエル・デ・セスペデス（1819年4月18日–1874年2月27日）は、キューバの地主・法律家であり、独立運動の指導者。 1868年に『ヤラの叫び（グリト・デ・ヤラ）』を宣言してスペインからの独立戦争（十年戦争）を開始した。自らのサトウキビ農園の奴隷を解放し、平等と自由を掲げた。初代キューバ共和国大統領と見なされ、多くの支持を集めたが、内部分裂や戦況の悪化により苦難の末に命を落とした。キューバ独立への象徴的存在として現在も国民的英雄とされる。

カルロス・マヌエル・デ・セスペデスキューバ革命家 1874年