04月17日の命日 - 科学者・研究者

1574年

ヨアヒム・カメラリウス

(1500 - 1574)

古典学者

ドイツ・ルネサンス期の古典学者。古代ギリシャ・ローマの文献を研究・翻訳した。

ヨアヒム・カメラリウス（1500-1574）は、ドイツ出身の著名な人文学者で、古典学の発展に寄与した。ヴィッテンベルクとチュービンゲン大学で学び、古代の文献を精力的に収集・研究。ラテン語とギリシャ語に精通し、多数の古典作品を翻訳・注釈を加えた。彼の学問的業績は、ルネサンス人文学の普及とプロテスタント教育の基盤構築に大きく貢献。チュービンゲン大学で教鞭を執り、多くの後進を育成した。

1574年ヨアヒム・カメラリウス英語版 1500年

1761年

トーマス・ベイズ

(1702 - 1761)

数学者

イギリスの牧師で数学者。ベイズ統計学の基礎を築いた。

トーマス・ベイズ（1702-1761）は、イギリスの牧師であり数学者としても活躍。確率論に関する画期的な論文『確率の問題を解く試論』を遺し、事後確率の概念を示唆。その業績は死後にリチャード・プライスによって出版され、今日のベイズ統計学の礎となった。数学と神学を融合させた視点から不確実性の扱いに光を当て、統計学の発展に貢献。現代の機械学習やデータサイエンスにも応用される理論として高く評価されている。

1761年トーマス・ベイズ数学者 1702年

1790年

ベンジャミン・フランクリン

(1706 - 1790)

政治家、物理学者

政治家物理学者

アメリカ独立の父と称される政治家・科学者。雷の電気実験で知られる。

ベンジャミン・フランクリン（1706-1790）は、米国建国の立役者の一人であり、多才な博物学者・政治家。雷の電気実験を通じて避雷針の発明に至り、電気現象の研究で革新的成果を上げた。パリ公使として米英間の同盟を結び、独立戦争勝利に大きく貢献。さらに通貨制度や郵便制度の整備、図書館設立など公共事業にも尽力。ユーモア溢れる著作『貧しいリチャードの暦』を通じて市民道徳や実用知識を広めた。

1790年ベンジャミン・フランクリン政治家物理学者 1706年

1843年

サミュエル・モリー

(1762 - 1843)

発明家

アメリカの発明家で、蒸気力と気体爆発を利用した初期の内燃機関開発に取り組んだ先駆者。

1762年にマサチューセッツで生まれたモリーは、蒸気機関の改良と気体爆発を利用する機械の研究に注力しました。1793年には初期の内燃機関モデルを試作し、1807年には蒸気船用推進装置の特許を取得しました。これらの実験は後の自動車エンジン開発に影響を与えたとされています。多くのアイデアは実用化に至りませんでしたが、19世紀の動力技術の発展に大きく寄与しました。1843年に没しました。

1843年サミュエル・モリー英語版 1762年

1888年

エフライム・ジョージ・スクワイア

(1821 - 1888)

考古学者、歴史作家、画家、新聞編集者

考古学者歴史作家画家新聞編集者

アメリカの考古学者・歴史家で、ミシシッピ川流域の先史文化研究を推進した先駆者。

1821年にニューヨークで生まれたスクワイアは、ミシシッピ川流域の先史遺跡調査に従事し、エドウィン・ハミルトン・デイヴィスと共著で『ミシシッピ川谷の古代遺跡』を1848年に発表しました。これはアメリカ考古学の扉を開く画期的な業績とされ、後に外交官や新聞編集者としても活躍しました。画家として風景画を手がけるなど多彩な顔を持ち、学術と芸術を融合させた研究スタイルが特徴でした。1888年に没しました。

1888年エフライム・ジョージ・スクワイア英語版 1821年

1917年

テオドール・レーバー

(1840 - 1917)

眼科医

ドイツの眼科医で、いくつかの先天性網膜疾患に名を残した医学者。

1840年にドイツで生まれたレーバーは、アルブレヒト・フォン・グレーエに師事して眼科を学びました。後にベルリン総合病院の眼科部門で教授職を務め、レーバー先天性黒内障やレーバー遺伝性視神経症をはじめ複数の眼科疾患を報告しました。これらの疾患は彼の名を冠し、現在も診断と研究の基礎として用いられています。臨床と研究を両立させた業績により、近代眼科医学の発展に大きく貢献しました。1917年に没しました。

1917年テオドール・レーバー英語版 1840年

1932年

パトリック・ゲデス

(1854 - 1932)

生物学者、教育学者

生物学者教育学者

スコットランド出身の生物学者・教育学者。学際的な視点で教育普及に貢献した。

1854年にスコットランドで生まれる。ケンブリッジ大学で学び、生物学の研究に従事。生物学者として植物学や細胞学の分野で業績を挙げる。教育学者として学びの体系化や教育普及に情熱を注いだ。自然科学の知見を教育現場に取り入れることを提唱。 1932年4月17日に死去。生物学と教育学の橋渡し役として評価される。

パトリック・ゲデス生物学者教育学者 1854年

1933年

ハリエット・ブルックス

(1876 - 1933)

原子物理学者

カナダ出身の原子物理学者。女性研究者として放射能研究を先導した。

1876年にカナダで生まれる。マギル大学でエルンスト・ラザフォードに師事し研究を開始。放射性同位体の移動や原子核崩壊の研究で業績を挙げた。初の女性核物理学者として実験装置の開発にも携わる。放射能研究の先駆者として後進の女性研究者に道を開いた。 1933年4月17日に死去。物理学史における女性の草分け的存在。

1933年ハリエット・ブルックス英語版 1876年

1942年

ジャン・ペラン

(1870 - 1942)

物理学者

フランスの物理学者で、アボガドロ定数の実測により1926年ノーベル物理学賞を受賞。

1870年にパリで生まれる。液体中のブラウン運動を研究し、アボガドロ定数の正確な測定を実施。 1926年にその業績でノーベル物理学賞を受賞。原子・分子の実在を実験的に示し、原子論の確立に貢献。教育者としても後進の育成に尽力し、研究機関の設立を支援。 1942年4月17日に死去。彼の研究は現代物理学の基盤となった。

1942年ジャン・ペラン物理学者 1870年

1951年

エルンスト・モロ

(1874 - 1951)

小児科医、モロ反射発見者

小児科医モロ反射発見者

オーストリアの小児科医。新生児のモロー反射を発見した医学者。

1874年にオーストリアで生まれる。小児医学の発展に寄与し、新生児の発育や生理学を研究。乳児の原始反射の一つ「モロー反射」を発見し学術誌に報告。多数の学術論文を発表し、小児科教育にも尽力。第一次世界大戦後の医学復興期に重要な役割を果たす。 1951年4月17日に死去。彼の研究は今日の小児診療の基盤となっている。

1951年エルンスト・モロフランス語版モロ反射 1874年

1954年

徳川頼貞

(1892 - 1954)

政治家、音楽学者

政治家音楽学者

政治家として政界で活動するとともに、音楽学者としても研究に尽力した人物。

1892年に生まれた徳川頼貞は、日本の政治家として議会や政界で活動しました。音楽学者としても学術研究に従事し、日本の音楽文化の発展に寄与しました。政治と文化の両分野で幅広く活躍し、独自の見識を示しました。戦後の日本社会において、彼の多才ぶりは多くの人々に注目されました。1954年4月17日にその生涯を閉じました。

1954年徳川頼貞音楽学者 1892年

1974年

ヒュー・テイラー

(1890 - 1974)

化学者

化学者として研究と教育に従事し、後進の育成にも力を注いだ。

1890年に生まれたヒュー・テイラーは、化学者として研究活動に従事しました。物質の分析や合成に取り組み、学術誌に成果を発表しました。教育者として学生の指導にも携わり、後進の育成に努めました。多くの研究者と協働し、化学分野の知識発展に貢献しました。1974年4月17日に逝去しました。

1974年ヒュー・テイラー化学者 1890年