04月17日の誕生日 - 科学者・研究者

1598年

ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョーリ

(1598 - 1671)

天文学者

イタリアの天文学者。月面の地形命名などで知られる。

1598年にボローニャで生まれ、イエズス会に入会して学問を修めた。1651年に「アルマゲストゥム・ノウム」を出版し、天体観測や理論に関する多大な成果を示した。月面の「海」の命名や距離の測定に貢献し、重力加速度の実験的測定も行った。後期は科学と宗教の調和を図りつつ研究を継続した。1671年に死去し、その業績は近代天文学の発展に寄与した。

1598年ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョーリ天文学者 1671年

1843年

カミロ・ジッテ

(1843 - 1903)

建築家、画家、都市計画家、都市計画学者

建築家画家都市計画家都市計画学者

19世紀末オーストリアの建築家・画家・都市計画学者。都市空間の美学と機能性を融合させた理論で知られる。

1843年にオーストリアで生まれ、建築と美術を学んだ。ルネサンスや中世の都市空間に着目し、芸術的原則に基づく都市計画理論を確立した。1889年に発表した著作『都市美論』では、広場の配置や街路の形態を重視する設計手法を提唱した。その思想は世界中の都市設計に影響を与え、現代の都市計画にも応用されている。1903年に没するまで都市美学の発展に尽力した。

1843年カミロ・ジッテ建築家画家都市計画家 1903年

1898年

鈴木清

(1898 - 1967)

解剖学者、医師

解剖学者医師

日本の解剖学者・医師。医学教育と研究に貢献した。

1898年に生まれ、東京帝国大学医学部で学ぶ。解剖学の視覚教材や図譜の制作に尽力し、後進の教育に力を注いだ。臨床医としても活動し、多くの外科医を指導。戦後の医療再建期には学会活動を通じて医学研究の発展に寄与。 1967年に逝去し、日本の医学教育史に名を残した。

1898年鈴木清 1967年

1908年

三宅泰雄

(1908 - 1990)

地球化学者

日本の地球化学者。自然科学の分野で研究成果を挙げた。

1908年に生まれる。地球化学の研究を中心に、地殻や岩石の成分分析など多岐にわたる研究を行った。国内外の学会で発表を重ね、地球環境解明に貢献した。優れた教育者として後進の育成にも尽力し、多くの研究者を輩出した。 1990年に逝去。

1908年三宅泰雄地球化学者 1990年

1925年

チャールズ・ヤノフスキー

(1925 - 2008)

遺伝学者

アメリカの遺伝学者。遺伝子とタンパク質の関係を解明した先駆者。

1925年生まれのアメリカの遺伝学者。トリプトファンオペロン研究で、遺伝子の塩基配列とタンパク質のアミノ酸配列が対応する「コリネアリティ」の概念を確立した。分子遺伝学の基礎理論を築き、後のゲノム研究に大きく貢献した。スタンフォード大学で長年研究と教育に携わり、多くの研究者を育成した。 2008年に逝去。

1925年チャールズ・ヤノフスキー遺伝学者 2008年

1935年

畑正憲

(1935 - 2023)

作家、動物学者

作家動物学者

日本の作家・動物学者。

1935年に生まれ、動物学の視点を生かしたエッセイやノンフィクションを数多く執筆。野生動物の行動観察を通じて、自然環境の保護や生物多様性の重要性を訴える作品で知られる。テレビや講演会でも活躍し、一般向けに動物研究の面白さを伝えた。ユーモアと科学的知見を融合させた文体が特徴で、多くの読者に支持されてきた。 2023年に逝去。

1935年畑正憲作家動物学者 2023年

1936年

矢野暢

(1936 - 1999)

政治学者

日本の政治学者。

1936年矢野暢政治学者 1999年

1937年

フェルディナント・ピエヒ

(1937 - 2019)

自動車技術者、実業家

自動車技術者実業家

フォルクスワーゲン・グループを率いた自動車技術者・実業家。

1937年生まれ。ポルシェ創業者フェルディナント・ポルシェの孫として誕生。 1963年にポルシェ社に加わりエンジニアとして活躍。 1993年から2002年までフォルクスワーゲン・グループ会長を務め、アウディやランボルギーニ、ベントレー、ブガッティなどを傘下に収めた。卓越した技術力と経営手腕でVWグループのブランド再興を牽引。 2015年に退任し、2019年に逝去した。

1937年フェルディナント・ピエヒ自動車実業家 2019年

1942年

カティア・クラフト

(1942 - 1991)

火山学者

フランスの火山学者。活火山の調査と映像記録で知られ、後の火山研究に影響を与えた。

フランス出身。夫のモーリス・クラフトとともに世界各地の活火山を調査し、噴火の映像記録を残した。フィールドワークで収集したデータと映像は学術界や一般向けドキュメンタリーで広く活用された。熱い溶岩流や噴煙を間近で観察する勇気と情熱を持ち、防災意識の向上にも貢献。多くの学会で講演し、火山科学への理解普及に尽力。1991年の雲仙岳噴火で犠牲となったが、その功績は今も語り継がれている。

カティア・クラフト火山学者 1991年

1946年

宝賀寿男

弁護士、歴史学者

弁護士歴史学者

日本の弁護士・歴史学者。法律実務と歴史研究の両面で活動する。

1946年に生まれ、法律を学び弁護士資格を取得。法律事務所で弁護士として勤務する一方、歴史研究を並行して行った。特に日本古代史を中心に史料研究を進め、学術誌や一般向け書籍を執筆。学会発表や講演活動を通じて歴史学の普及に貢献。法律と歴史の交差点に立った独自の視点で注目を集める。現在も研究と実務の両方で幅広く活躍している。

1946年宝賀寿男

1946年

ジョルジュ・J・F・ケーラー

(1946 - 1995)

生物学者、免疫学者

生物学者免疫学者

ドイツの生物学者・免疫学者。モノクローナル抗体の研究でノーベル賞を受賞した。

1946年に生まれ、生物学と免疫学の分野で研究を進める。マックス・プランク研究所などで働き、モノクローナル抗体の作製法を確立。遺伝子組み換え技術を駆使し、特定の抗原に結合する抗体を大量生産する手法を開発した。その成果は診断薬や治療薬の基盤となり、生命科学研究に革命をもたらした。1984年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、医療や生化学の発展に大きく寄与。教育者としても多くの若手研究者を指導し、業績は現在も広く活用されている。1995年に逝去。

ジョルジュ・J・F・ケーラー生物学者免疫学者 1995年

1949年

ロナルド・エヴァンス

生物学者

アメリカの生物学者・遺伝学者で、核内受容体スーパーファミリーの発見者として知られる。

1949年4月17日生まれ。ノースカロライナ大学で生物学を学び、博士号を取得。 Salk研究所の研究員としてエストロゲン受容体をはじめとする核内受容体群を発見し、その構造と機能を解析。核内受容体の研究は遺伝子発現制御機構の理解を大きく前進させ、ホルモンやビタミンA・Dの作用解明に貢献。数々の栄誉を受け、米国科学アカデミー会員に選出。現在も基礎医学研究の最前線で活躍し、新たな治療法開発への応用を目指している。

ロナルド・エヴァンス