1945年

改正兌換券200円 (藤原200円)が使用開始。

1945年4月16日、改正兌換券200円紙幣(藤原200円)の流通が開始され、戦後の金融混乱を抑える狙いがあった。
1945年4月16日、日本政府は改正兌換券200円紙幣、通称「藤原200円」を全国で流通開始した。 GHQの指導の下、戦後混乱を収拾するための金融政策の一環として発行された。 この紙幣には平安時代の藤原鎌足像がデザインされ、「藤原」と呼ばれた。 発行当初は旧紙幣との交換が制限され、流通量の確保に苦慮した。 その後のインフレによって価値が大きく目減りし、1950年代には廃止された。
1948年

西ヨーロッパ16か国が欧州経済協力条約に調印し、欧州経済協力機構(OEEC)を結成(OECDの前身)。

1948年4月16日、西ヨーロッパ16か国が欧州経済協力条約に調印し、OEECを設立した。
第二次世界大戦後のマーシャル・プラン実施に伴い、欧州復興を効果的に進めるために創設された。 英仏独伊など16か国が支援資金の分配や復興計画の調整を目的に協力体制を構築した。 欧州経済協力機構(OEEC)は資金管理だけでなく、貿易自由化や経済統合の先駆けとなった。 1961年には参加国が拡大し、名称を経済協力開発機構(OECD)に改めた。 現在もOECDとして世界経済の政策提言や統計分析を行う国際機関の起源となった。
1948年 ヨーロッパ OECD
1991年

ポーランドの株式市場が再開。「ワルシャワの赤いサスペンダーの日」とCNNが報道する。

ポーランドのワルシャワ証券取引所が市場経済への移行を象徴して再開しました。
1991年4月16日、ポーランドのワルシャワ証券取引所が共産主義体制崩壊後初めて取引を再開しました。1990年に設立された新取引所は、長年の閉鎖を経て自由市場経済への移行を象徴する重要な一歩となりました。初日の取引では投資家が赤いサスペンダーを着用して祝賀し、CNNが「ワルシャワの赤いサスペンダーの日」と報じました。再開にあたり株式の売買手続きや価格形成ルールが整備され、市場透明性の向上が図られました。この再開は東欧諸国における証券市場のモデルケースとしても注目されました。
ポーランド 株式市場 サスペンダー CNN
2003年

産業再生機構設立。

2003年4月16日、民間主導の産業再生機構が設立され、経営危機に陥った企業への支援を開始。
産業再生機構はバブル崩壊後の不良債権処理を目的に設立された。 政府・金融機関と協調し、大型不良債権を買い取り企業再生を支援。 設立時の出資総額は約5兆円規模で、事業再生ファンドを運用。 経営改善計画の策定や資本参加を通じて企業の再建を図った。 民間ノウハウを活用した機動的な再生手法が特徴。 2007年に機能を金融機関に移管した後、解散。
2003年 産業再生機構