04月16日の誕生日 - 作家・文学者

1844年

アナトール・フランス

(1844 - 1924)

小説家

フランスの小説家で、1921年のノーベル文学賞受賞者です。

1844年にパリ近郊で生まれ、ジャーナリストとして文筆活動を開始しました。 1892年発表の『シルヴェストル・ボナールの犯罪』で文壇に確固たる地位を築きました。鋭い社会批評と優雅な文体で知られ、風刺的作品を多く手がけました。ドレフュス事件では擁護運動に参加し、良心的知識人としても活躍しました。 1921年にノーベル文学賞を受賞し、翌年にはフランス学士院会員に選出されました。 1924年に亡くなり、その文学は今も読まれ続けています。

1844年アナトール・フランス小説家 1924年

明治2年3月5日

川上眉山

(1869 - 1908)

小説家

明治期に活躍した日本の小説家。女性心理や都市生活を題材にした繊細な描写で知られる。

川上眉山（かわかみびざん、1869年3月5日-1908年）は明治・大正期の小説家です。彼の作品は当時の社会や人間心理を鋭く描写し、特に女性の内面世界を繊細に表現した点が評価されました。都市部における風俗や階級差を題材に、リアリズムを基調とした文体を用いたことが特徴です。短い生涯の中で多くの短編や小説を執筆し、現代に通じる普遍的なテーマを取り扱いました。 1908年に39歳で逝去しましたが、その文学的遺産は今も評価され続けています。

1869年 3月5日川上眉山小説家 1908年

1871年

ジョン・ミリントン・シング

(1871 - 1909)

劇作家、詩人、小説家

劇作家詩人小説家

アイルランドの劇作家・詩人・小説家。ケルト文化を題材にしたリアリズム劇で知られる。

ジョン・ミリントン・シング（1871年4月16日-1909年）はアイルランドの劇作家、詩人、小説家です。民俗やケルト文化を題材にした戯曲を多数執筆し、リアリズムと詩的言語を融合させた作風が特色でした。代表作『西部のプレイボーイ』『海への旅』は今なお世界中で上演され、アイルランド文学に大きな影響を与えました。若くして結核により38歳で夭折しましたが、その革新的な演劇思想は後世の劇作家にも多大な影響を及ぼしました。

1871年ジョン・ミリントン・シング劇作家詩人 1909年

1885年

富安風生

(1885 - 1979)

俳人

伝統と革新を融合させた俳人。数多くの句を残し、俳壇で活躍した。

富安風生（とみやすふうせい、1885年4月16日-1979年）は日本の俳人です。古典俳諧の技法を継承しつつ、新たな表現にも挑戦する革新的な作風を示しました。季刊俳誌への寄稿や句集の刊行を通じて、多くの後進俳人に影響を与えました。自然や日常の切り取りを繊細に描き出した数千句は、深い味わいと普遍性を備えています。晩年まで詠み続けたその姿勢は、日本の俳壇に長く名を留めています。

1885年富安風生俳人 1979年

1896年

トリスタン・ツァラ

(1896 - 1963)

詩人

ルーマニア出身の詩人・芸術家。ダダイスムの創始者の一人として、20世紀前衛芸術に大きな影響を与えた。

トリスタン・ツァラ（本名サレ・ツェリン）（1896-1963）は、ルーマニア出身の詩人・芸術家。第一次世界大戦中の1916年、チューリヒでダダイスム宣言を発表し、反芸術的・反伝統的な前衛運動を展開した。詩や演劇だけでなく、コラージュやパフォーマンスなど多彩な表現手法を用い、既成概念を覆す作品を多数制作。パリに移住後もピカソらと交流し、シュルレアリスム運動にも深い影響を与えた。晩年は詩作に加え、政治的活動にも関わり続け、1963年にパリで没した。その思想と表現は後世のアヴァンギャルド芸術に計り知れないインパクトを残した。

1896年トリスタン・ツァラ 1963年

1904年

淀野隆三

(1904 - 1967)

作家、フランス文学者

作家フランス文学者

1904年淀野隆三作家フランス文学者 1967年

1909年

森はな

(1909 - 1989)

教育者、児童文学作家

教育者児童文学作家

子どもの世界を描く児童文学作家であり教育者。

森はなは1909年に誕生し、教育者として学校現場に立ちながら児童文学作品を多数執筆しました。子どもの感受性に寄り添う温かい筆致で、家族や友情、自然とのふれあいをテーマにした物語を紡ぎ出しています。これらの作品は教科書や図書館で親しまれ、世代を超えて愛読され続けています。教育者としての経験が執筆に生かされ、子どもたちや保護者から高い評価を受けました。1989年に逝去しましたが、その作品は今も多くの子どもに夢と希望を与えています。

1909年森はな教育者児童文学作家 1989年

1914年

中村八朗

(1914 - 1999)

小説家

戦後の人間ドラマを描く小説家。

中村八朗は1914年に生まれ、戦後日本の文壇で活躍した小説家です。家族や人間関係の機微を繊細に描写し、読者の共感を呼びました。1950年代以降は社会的テーマも取り入れ、多角的な視点から物語を紡ぎ出しています。雑誌や文芸誌への寄稿を通じて幅広い読者層に作品を届け、文学界での評価を確立しました。1999年に逝去しましたが、その描写力は今も再評価されています。

1914年中村八朗 1999年

1922年

キングズリー・エイミス

(1922 - 1995)

作家

『ラッキー・ジム』で知られるイギリスの小説家。

キングズリー・エイミスは1922年にイギリスで生まれ、1954年の代表作『ラッキー・ジム』で一躍注目を集めました。ユーモアと鋭い風刺を融合させた作風が特徴で、その後も小説・詩・評論など幅広いジャンルで執筆を続けました。1986年には『The Old Devils』でブッカー賞を受賞し、文学界での地位を不動のものとしました。辛辣な社会批評と機知に富んだ筆致で多くの読者を惹きつけ、1995年に逝去しましたが、その影響は今も色あせていません。

1922年キングズリー・エイミス 1995年

1931年

団鬼六

(1931 - 2011)

小説家

日本の小説家。SMをテーマにした官能小説で知られる作家。

団鬼六（本名：杉山茂樹）は1931年に生まれた小説家です。官能小説の分野でSMや内面描写に焦点を当てた作品を数多く発表しました。代表作には『花と蛇』シリーズがあり、映画や漫画などメディア展開もなされました。日本の官能文学界に大きな影響を与え、その過激な描写は賛否両論を呼びました。 2011年に逝去しましたが、その作品は今なお読み継がれています。

1931年団鬼六 2011年

1935年

紀田順一郎

小説家

日本の小説家。

1935年紀田順一郎

1950年

飛鳥昭雄

漫画家、作家

漫画家作家

日本の漫画家・作家。SFやオカルトをテーマにした作品で知られる。

1950年生まれ。 1970年代に漫画家としてデビューし、その後ノンフィクション作家としても活動を開始。 SFやオカルト、UFOなど科学的テーマを独自の視点で描く。テレビや講演会で解説者としても活躍。多数の著書や漫画作品を刊行し、幅広いファンを獲得。

1950年飛鳥昭雄漫画家