1910年

日本海軍の第六潜水艇が広島湾でガソリン潜航の訓練中に遭難。乗組員14名全員が死亡。破損の修理をしていた2人を除く全員が配置についたまま殉職したことが世界に感銘を与える。

日本海軍の第六潜水艇が訓練中に遭難し、乗組員14名が殉職しました。
1910年4月15日、日本海軍の第六潜水艇が広島湾でガソリン潜航訓練中に不慮の事故で遭難しました。潜水艇は水没し、修理作業中の2名を除く14名の乗組員全員が艇内に残ったまま帰還できず死亡しました。潜水艇の船体構造や救命装置の限界が露呈し、当時の潜水艦運用の危険性が世界に衝撃を与えました。国内外で艦艇乗組員の勇気と献身が称賛され、潜水艦技術の安全性向上に向けた検討が進められました。この事故は潜水艦開発の教訓として、後の設計改良に大きな影響を与えました。
1910年 日本海軍 第六潜水艇 広島湾
1912年

イギリスからニューヨークに向かっていた豪華客船タイタニック号が、前日の氷山衝突によって沈没。

豪華客船タイタニック号が氷山衝突の影響で沈没し、多くの犠牲者を出しました。
1912年4月15日未明、イギリスからニューヨークに向かっていた豪華客船タイタニック号が前夜に衝突した氷山の損傷により大西洋上で沈没しました。設計上の過信や救命ボートの不足が被害を拡大し、乗客乗員約2,200名のうち1,500名以上が命を落としました。当時最新鋭と謳われた船体と安全装置にもかかわらず、航海中の危機管理体制の甘さが浮き彫りとなりました。世界中に衝撃を与えたこの悲劇は、海難救助制度や航海法規の見直しを促し、国際海事規則の強化につながりました。タイタニック号の沈没は海洋史上最も有名な事故の一つとして、今日まで多くの書籍や映像作品で語り継がれています。
1912年 タイタニック号 氷山 沈没
1936年

福岡県穂波町の住友忠隈炭鉱で、人車が坑底に転落する事故。死者50人。

福岡県穂波町の住友忠隈炭鉱で人車転落事故が発生し、50人が犠牲となりました。
住友鉱業が操業する忠隈炭鉱(現・穂波地区)で坑道に人車が転落しました。 人車とは炭鉱作業員を搬送する車両で、線路上を走行中に坑底まで転落したことが原因です。 救助活動は困難を極め、結果として50名が死亡しました。 事故調査では安全装置の不備や作業手順の問題点が指摘され、炭鉱作業の安全対策強化につながりました。 地元社会に大きな衝撃を与え、炭鉱労働環境の改善運動が一層進展する契機となりました。
1936年 福岡県 穂波町
1939年

長野県長野市の論電ヶ谷池が決壊。住民ら19人が死亡。

長野市の論電ヶ谷池が決壊し、19人が死亡しました。
長野県長野市内の論電ヶ谷池堤防が崩壊し、周辺地域が濁流に襲われました。 決壊の原因は大雨による水位上昇と堤防の老朽化が重なったとされています。 流出した水は住宅や田畑を一気に飲み込み、逃げ遅れた住民ら19名の命が奪われました。 県と市は災害対策を強化し、堤防の補強や監視体制の見直しを急ぎました。 以後の治水計画策定において教訓とされ、地域の防災意識向上にも寄与しました。
1939年 長野県 長野市
1941年

北海道三笠市の弥生炭鉱でガス爆発事故が発生。死者39人。

北海道三笠市の弥生炭鉱でガス爆発事故が発生し、39名が死亡しました。
三笠市にある弥生炭鉱で坑内に蓄積した可燃性ガスが爆発しました。 爆風と火災により作業員多数が閉じ込められ、救助活動が難航しました。 死者は39名に上り、戦時下の資源確保と反面、安全対策の脆弱性が露呈しました。 事故後、ガス検知装置の設置や通風設備の改善など、炭鉱安全基準の見直しが進められました。 地域社会には悲しみとともに、労働環境改善へ向けた強い要望が残されました。
1941年 三笠市
1980年

フランスのラ・アーグ再処理工場で停電事故。高レベル放射性廃棄物貯蔵タンクで廃液が沸騰し爆発未遂。

フランス南部のラ・アーグ再処理工場で停電により高レベル放射性廃棄物タンクが沸騰し、爆発未遂に至った事故。
1980年4月15日、ラ・アーグ再処理工場で設備への電力供給が突然停止し、高レベル放射性廃棄物貯蔵タンクの冷却機能が失われました。廃液の温度と圧力が上昇し、タンク安全弁の作動により爆発は免れたものの、重大な安全リスクが顕在化しました。事故後、現場では緊急冷却システムの強化や電源バックアップ体制の見直しが実施されました。人的被害はなく放射性物質の外部放出も回避されましたが、国際的な原子力施設の安全基準見直しを促す契機となりました。
1980年 フランス ラ・アーグ再処理工場 高レベル放射性廃棄物
1989年

ヒルズボロの悲劇。イングランドサッカー史上最悪の事故。

イングランド・リヴァプールのヒルズボロ・スタジアムで観客圧死が発生し、96名が命を落とした悲劇的事故。
1989年4月15日、FAカップ準決勝リヴァプール対ノッティンガム・フォレスト戦で観客席が過密状態となり、転倒と圧死事故が起きました。試合開始前のクラッシュバー前への群衆集中が原因とされ、観客96名が死亡、760名以上が負傷しました。この事故はヒルズボロの悲劇として知られ、イングランドサッカー史上最悪のスタジアム事故となりました。後のテイラー・レポートでスタジアムの安全基準が大幅に見直され、全席指定席化や柵の撤去など大規模な改革が実施されました。
1989年 ヒルズボロの悲劇
2002年

中国国際航空129便墜落事故。北京発釜山行きの中国国際航空129便ボーイング767型機が金海国際空港への着陸進入中に墜落、乗員乗客128名が死亡。

中国国際航空129便が金海国際空港への着陸進入中に墜落し、乗員乗客128名が死亡した大惨事。
2002年4月15日、北京発釜山行きの中国国際航空129便(ボーイング767型機)が金海国際空港への着陸進入中に制御を失い、海岸沿いに墜落しました。悪天候とパイロットの方位計器の誤操作が重なり、進入経路が著しく逸脱していたと報告されました。機体は炎上し、乗員乗客合わせて128名全員が死亡する惨事となりました。韓国運輸省の調査では手順の不備や訓練不足が指摘され、その後の安全手順やパイロット教育の見直しが図られました。アジア航空界に衝撃を与え、航空安全規則の強化と国際協力の重要性が再認識されました。
2002年 中国国際航空129便墜落事故 北京 釜山 中国国際航空 ボーイング767 金海国際空港
2007年

三重県中部でマグニチュード5.4の三重県中部地震が発生。

2007年4月15日、三重県中部を震源とするマグニチュード5.4の地震が発生しました。近隣地域で揺れが観測され、住民に衝撃を与えました。
同日午前7時13分ごろ、東海地震帯に位置する三重県中部を震源域とするマグニチュード5.4の地震が起きました。津市や伊勢市など広範囲で震度4〜5弱の揺れが観測され、住宅の壁や家具の損壊、火災報知器の作動などが報告されました。幸い大きな人的被害はなかったものの、余震が続き地域の防災意識が高まりました。地元自治体は被害状況を調査し、災害対策の見直しや耐震補強の重要性が再認識されました。
2007年 三重県 マグニチュード 三重県中部地震
2019年

ノートルダム大聖堂の火災: 現地時間午後6時50分頃、フランスのパリにあるノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生。

2019年4月15日、パリのノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生し、屋根と尖塔が崩落しました。世界遺産が危機に晒された瞬間でした。
現地時間2019年4月15日午後6時50分頃、パリの中心部に位置するノートルダム大聖堂で火災が発生しました。火は急速に屋根裏部の木造構造を飲み込み、有名な尖塔が折損・崩落しました。約400人の消防士が出動し、延焼を防ぐため懸命の消火活動を行いました。幸いにも大聖堂内部の貴重な美術品や聖遺物は大部分が救出され、貴重な宗教的遺産は保全されました。この事件を受けてフランス政府や国際社会からの支援が集まり、再建計画が迅速に立ち上げられました。
2019年 ノートルダム大聖堂の火災 現地時間 フランス パリ ノートルダム大聖堂