04月15日の命日 - 科学者・研究者

1754年

ヤコポ・リッカチ

(1676 - 1754)

数学者

17世紀イタリアの数学者。リッカチ方程式で知られる。

ヤコポ・フランチェスコ・リッカチは17世紀後半から18世紀にかけて活躍したイタリアの数学者です。微分方程式の一種「リッカチ方程式」の研究で名声を博し、多くの解法や変形手法を発表しました。また、無限級数や解析法にも精通し、当時の数学界に重要な貢献を残しました。根の計算や代数学の問題にも取り組み、理論と応用の架け橋として評価されています。リッカチ家の一員として官職にも就きつつ、数学研究に生涯を捧げました。

1754年ヤコポ・リッカチ数学者 1676年

1764年

ペーダー・ニールセン・ホレボー

(1679 - 1764)

天文学者

デンマークの天文学者。太陽黒点の観測や経度測定法を研究。

ペーダー・ニールセン・ホレボー（Peder Horrebow）はデンマークの天文学者で、オーレ・レーマーの弟子として知られます。太陽黒点の観測や恒星の位置測定に取り組み、正確な経度測定法の開発に貢献しました。著書『天文学講義』では観測技術と理論を体系的にまとめ、後世の天文学教育に影響を与えました。コペンハーゲン大学で教鞭を執り、多くの弟子を育成しました。光行差の研究や天体観測機器の改良にも取り組み、北欧天文学の基礎を築きました。

1764年ペーダー・ニールセン・ホレボー天文学者 1679年

ユリウス暦4月4日

ミハイル・ロモノーソフ

(1711 - 1765)

科学者

ミハイル・ロモノーソフはロシアを代表する博物学者・化学者です。物理学や言語学など多分野で顕著な業績を残しました。

ミハイル・ロモノーソフは1711年にロシアで生まれ、ドイツで学んだ後、モスクワ大学で教鞭を執りました。彼は気体の性質に関する研究や化学の実験技術を発展させ、ロシアに化学教育を導入しました。さらにロシア語の文法書や辞書を編纂し、言語学分野にも大きく貢献しました。詩人としても活動し、文学においても才能を発揮しました。ロシア科学の体系化と発展に尽力し、「ロシア科学の父」と称えられています。

1765年ユリウス暦ミハイル・ロモノーソフ科学者 1711年

1972年

フランク・ナイト

(1885 - 1972)

経済学者

アメリカの経済学者。リスクと不確実性の理論で知られる。

フランク・ナイトは1885年にアメリカ・テキサス州で生まれた。 1920年代からシカゴ大学で教鞭をとり、1935年の著作『Risk, Uncertainty, and Profit（リスク、不確実性および利益）』でリスクと不確実性の区別を提唱した。その理論はシカゴ学派の基礎となり、経済学に大きな影響を与えた。多くの優れた経済学者を育成し、教育者としても知られる。 1972年に逝去。

1972年フランク・ナイト経済学者 1885年

1980年

土岐善麿

(1885 - 1980)

歌人、国語学者

歌人国語学者

日本の歌人・国語学者。

土岐善麿は1885年に生まれ、大正から昭和期にかけて和歌の詠歌と国語学の研究に従事した。古典文学の近代的解釈や国語辞典の編纂に携わり、後進の育成に尽力した。和歌と学問を融合させた独自の視点は多くの研究者に影響を与えた。 1980年に逝去。

1980年土岐善麿歌人

1993年

ツゾー・ウィルソン

(1908 - 1993)

地球物理学者、地質学者

地球物理学者地質学者

カナダ出身の地球物理学者・地質学者で、プレートテクトニクス理論の発展に貢献した科学者。

J. Tuzo Wilsonは1908年にオンタリオで生まれ、プレートテクトニクスにおけるトランスフォーム断層やウィルソンサイクルの概念を提唱して地球科学界に革新をもたらした。カナダ王立協会フェローにも選出され、多くの論文と著作を通じて地球内部のダイナミクス解明に寄与した。1993年にその偉大な業績を残して逝去した。

1993年ツゾー・ウィルソン地球物理学者地質学者 1908年

2008年

デイヴィッド・キャス

(1937 - 2008)

経済学者

経済学者、最適成長理論の発展に寄与した。

デイヴィッド・キャス（1937–2008）は、最適成長理論におけるキャス・ケープマンモデルを共同提唱したアメリカの経済学者です。スタンフォード大学やミシガン大学などで教授を務め、数多くの研究論文を発表しました。数理経済学の分野で先駆的な業績を残し、後の動学的マクロ経済学に大きな影響を与えました。国際学会でも活発に発表を行い、数々の学術賞を受賞しました。 2008年4月15日に逝去しました。

デイヴィッド・キャス 1937年

2009年

濤川栄太

(1943 - 2009)

教育評論家

日本の教育評論家。教育制度改革や学習指導要領などについて鋭い論考を展開した。

1943年生まれ。長年にわたり教育現場や政策を分析し、多数の著書や論文を発表した。テレビや雑誌のコメンテーターとしても活躍し、教育改革の議論を多方面に広げた。学生や保護者向けの講演活動も精力的に行い、教育現場との橋渡し役を果たした。 2009年に没するまで、教育問題に関する深い洞察と献身的な研究で知られた。

2009年濤川栄太 1943年

2012年

李進熙

(1929 - 2012)

歴史研究家、和光大学名誉教授

歴史研究家和光大学名誉教授

歴史研究家として学問と教育に貢献し、和光大学で名誉教授を務めた。

1929年生まれ。和光大学で教鞭を執り、歴史学の教育と研究に従事した。史料の収集や分析を通じて学問的貢献を積み重ね、多くの学生を指導した。学際的な視点を取り入れた研究手法で、後進の育成に力を注いだ。 2012年に逝去し、その功績は学界で惜しまれた。

李進熙和光大学 1929年

2017年

小山昭雄

(1927 - 2017)

数学者、学習院大学名誉教授

数学者学習院大学名誉教授

代数学の専門家として知られ、学習院大学名誉教授を務めた数学者。

1927年に生まれ、東京大学理学部数学科を卒業後、学習院大学で教鞭をとった。研究分野は群論や環論などの代数学で、多数の論文を発表し国内外の学会で発表講演を行った。優れた教育者として知られ、多くの学生の指導にあたった。学習院大学名誉教授として後進の育成に尽力し、数学教育の普及にも貢献した。2017年4月15日に90歳で死去。

小山昭雄学習院大学 1927年

2018年

M・A・K・ハリデー

(1925 - 2018)

言語学者

イギリスの言語学者。システム動態言語学の創始者として知られる。

1925年生まれ。システム動態言語学（Systemic Functional Linguistics）の提唱者として、言語を社会的な意味システムと捉えた研究を展開した。多くの著書が翻訳され、言語学教育やテキスト分析に大きな影響を与えた。国際的な学会で講演を行い、後進の育成にも貢献した。2018年4月15日に93歳で死去。

2018年 M・A・K・ハリデー 1925年

2019年

オーウェン・ギャリオット

(1930 - 2019)

電気工学者、宇宙飛行士

電気工学者宇宙飛行士

NASAの宇宙飛行士であり電気工学者としても活躍した人物。

1930年生まれ。電気工学を専攻しNASAのエンジニアとして採用された。ジェミニ・アポロ計画などに携わり、1960年代に宇宙飛行士に選抜された。ジェミニ3号ミッションに搭乗し宇宙飛行を達成し、船外活動なども経験した。電気系システムの専門知識を活かして宇宙技術の発展に寄与し、後進の技術者育成にも尽力した。2019年4月15日に死去した。

オーウェン・ギャリオット 1930年