04月15日の命日 - その他 | calendar.web-standard.org

1719年

マントノン侯爵夫人フランソワーズ・ドービニェ

(1635 - 1719)

フランス王ルイ14世の寵姫

17世紀フランス王ルイ14世の寵愛を受けた侯爵夫人。秘密裡に結婚したともされる。

フランソワーズ・ドービニェ、マントノン侯爵夫人（Madame de Maintenon）は、もともと孤児院教師として宮廷に入りました。ルイ14世の寵愛を受け、後に秘密結婚したともいわれる謎めいた人物です。彼女は王の子女の教育に専念し、女子寄宿学校「サント＝ロワイヤル女子学校（Maison royale de Saint-Louis）」を創設しました。信仰心が厚く、宗教的道徳観を宮廷にもたらし、王の政策や文化面にも影響を及ぼしました。晩年は王の寵愛から離れたものの、その生涯は絶対王政期の権力構造と宮廷文化を象徴しています。

1719年マントノン侯爵夫人フランソワーズ・ドービニェフランス王ルイ14世 1635年

1764年

ポンパドゥール夫人

(1721 - 1764)

フランス国王ルイ15世の公妾

ルイ15世の公妾。芸術と文化の庇護者として著名。

ポンパドゥール夫人（ジャンヌ＝アントワネット・ポワソン）は、フランス王ルイ15世の公妾として絶大な影響力を持ちました。芸術や文学、サロン文化を熱心に支援し、セーブル陶磁器工場のパトロンとしても活躍しました。彼女のパトロンシップによりロココ芸術が隆盛し、宮廷の美術品コレクションも充実しました。政治面でも宮廷内の派閥を操り、外交や内政にさりげない影響を及ぼしました。その洗練された趣味と教養は、当時のヨーロッパ文化に大きな足跡を残しました。

ポンパドゥール夫人ルイ15世公妾 1721年

1912年

ハリー・エルキンズ・ワイドナー

(1885 - 1912)

図書収集家

アメリカの図書収集家で、ハーバード大学ワイドナー図書館の礎を築いた。

ハリー・エルキンズ・ワイドナーは1885年に生まれ、熱心な書籍コレクターとして知られました。ハーバード大学卒業後、膨大な蔵書と古書を収集し、学術研究を支援しました。母親エリザベスは彼の遺志を受け、ワイドナー図書館を建設しました。 1912年4月にタイタニック号沈没事故で若くして亡くなりました。彼の情熱が米国学術界に大きな影響を与えました。

ハリー・エルキンズ・ワイドナー 1885年

1912年

エドワード・スミス

(1850 - 1912)

船長

イギリスの客船船長で、タイタニック号処女航海の指揮を執った。長年にわたり数多くの船を指揮してきたベテラン船長でした。

エドワード・スミスは1850年にイングランドで生まれ、海軍士官学校を卒業しました。ホワイトスターライン社に入社後、多くの豪華客船を指揮しました。 1912年4月、タイタニック号の処女航海で船長として乗船しました。氷山衝突後に乗客救助を指揮し、自身も最期まで乗客と共に行動しました。救命艇の不足など悲劇的結末となり、彼も事故で命を落としました。

エドワード・スミス船長 1850年

1969年

ヴィクトリア・ユージェニー・オブ・バッテンバーグ

(1887 - 1969)

スペイン王アルフォンソ13世の妃

イギリス王族出身のスペイン王妃で、アルフォンソ13世と結婚。王室の血統がもたらした遺伝病問題でも知られる。

ヴィクトリア・ユージェニーは1887年にスコットランドのバルモラル城で生まれ、ビクトリア女王の末娘ベアトリス王女の子として王族に育ちました。 1906年にスペイン王アルフォンソ13世と結婚し、スペイン王妃として国民から親しまれました。しかし王族の血統に由来する血友病の遺伝子を子女に伝え、王室内で大きな問題となりました。 1923年のスペイン軍事クーデター以降、政情悪化に伴い王室は亡命を余儀なくされ、彼女も海外で暮らすことになりました。 1969年にスイスで亡くなり、その波乱に満ちた生涯は歴史に刻まれています。

1969年ヴィクトリア・ユージェニー・オブ・バッテンバーグスペイン王アルフォンソ13世 1887年

1983年

コーリー・テン・ブーム

(1892 - 1983)

ホロコースト生還者

オランダのホロコースト生還者、著述家。

コーリー・テン・ブームは1892年にオランダで生まれた。第二次世界大戦中、ユダヤ人を自宅に匿う活動を行い、家族とともにナチスに逮捕された。強制収容所を生き延びた後、著書『隠れ家』などで体験を記録し、世界各地で証言と講演を行った。許しと和解のメッセージを伝え続け、1983年に逝去した。

1983年コーリー・テン・ブームホロコースト 1892年

1992年

オーティス・バートン

(1899 - 1992)

探検家、発明家、俳優

探検家発明家俳優

アメリカの深海探検家・発明家で、バチスフェア潜水球の共同開発者。俳優として探検映像にも出演した。

オーティス・バートンは1899年に生まれ、1930年代にウィリアム・ビーヴィーとともにバチスフェア潜水球を開発して世界最深記録潜航を成し遂げた。深海生物の撮影を通じて海洋科学への知見を広め、映像作品にも出演して一般向けに探検の魅力を伝えた。また数々の発明で潜水技術の進歩に寄与した。1992年にその業績を遺して世を去った。

1992年オーティス・バートン探検家発明家 1899年

1999年

ハーベイ・ポスルスウェイト

(1944 - 1999)

F1エンジニア

F1チームで活躍したイギリス人エンジニアで、多くの優勝マシンを設計した才能。

ハーベイ・ポスルスウェイトは1944年に生まれ、初期はロータスやブラバムでシャーシ技術を学んだ後、ウルフやフェラーリでチーフエンジニアを務めた。1980年代からはスチュワートGPの立ち上げにも深く関わり、革新的な空力設計で知られた。1999年にその功績を残して逝去し、F1界に多大な影響を与えた。

ハーベイ・ポスルスウェイト F1 エンジニア 1944年

2002年

バイロン・ホワイト

(1917 - 2002)

法律家

米国連邦最高裁判所判事として知られる法律家。

バイロン・ホワイト（1917–2002）は、アメリカ合衆国最高裁判所の判事（第63代）を務めました。若いころはNFLで活躍したランニングバックとしても知られ、スポーツ万能の人物でした。 1946年にコロラド大学卒業後、コロンビア大学ロースクールで法学を学びました。 1962年にケネディ大統領により最高裁判事に指名され、1993年まで在任しました。その公正な判決と幅広い見識で法曹界に多大な影響を与えました。

2002年バイロン・ホワイト 1917年

2012年

三重野康

(1924 - 2012)

第26代日本銀行総裁

日本銀行第26代総裁を務め、バブル崩壊後の金融政策を担った経済人。

1924年生まれ。1970年代から金融界でキャリアを積み、1994年に日本銀行総裁に就任。当時進行していたバブル経済の崩壊後の対応にあたり、ゼロ金利政策など異例の金融緩和策を実施した。金融システムの安定化と経済再生を目指し、国内外から注目を集める政策を推進した。 1998年に退任後も金融界の重鎮として後進の指導や助言を行った。 2012年に逝去し、そのリーダーシップは評価と論争を呼んだ。

2012年三重野康日本銀行総裁 1924年

2012年

堀江ひとみ

(1935 - 2012)

反暴力団活動家

暴力団排除を目的とした市民運動に取り組んだ活動家。

1935年生まれ。暴力団排除運動に献身し、地域や行政へ働きかけを行った。講演活動などを通じて反社会勢力への厳正対応を訴え、多くの賛同者を集めた。市民団体と連携し、暴力団対策の啓発活動を全国的に展開した。 2012年に逝去し、その功績は現在も反社会勢力排除運動の基盤となっている。

堀江ひとみ 1935年

2014年

中條永吉

(1931 - 2014)

消防吏員、第12代東京消防庁消防総監

消防吏員第12代東京消防庁消防総監

東京消防庁第12代消防総監を務めた消防吏員。

1931年に生まれ、消防吏員としてキャリアを開始。高度経済成長期の火災対策強化や救助体制整備に取り組み、第12代消防総監として組織運営や防災教育を推進。市民の安全確保に尽力し、2014年に逝去した。

中條永吉東京消防庁消防総監 1931年