タンポポ (蒲公英)

学名: Taraxacum officinale
科名: キク科

花言葉

  • 再会の夢
  • 真心の愛
  • 愛の神託

特徴

花色: 黄色

説明

よく見かけるタンポポは「西洋タンポポ」で、日本産のタンポポは萼片が反り返っていないので区別は容易です。多年生の野草で、春に黄色い花を咲かせ、花が咲き終わると花茎が倒伏して実を結び、再び立ち上がって球状の白い綿毛をつけて風に乗って飛散します。現在日本で見られるタンポポの約8割はセイヨウタンポポまたは在来種との交雑種です。

豆知識

  • 英名Dandelionはフランス語の「ライオンの歯」が語源
  • 在来種と外来種は萼片の反り返りで区別できる
  • 日本の侵略的外来種ワースト100に指定されている
  • 根から作るタンポポコーヒーはノンカフェイン

利用方法

観賞用
  • 野草園
  • 自然風庭園
  • 子供の遊び道具
薬用
  • 利尿作用
  • 肝機能改善
  • 食欲増進

注意: 薬用利用は専門家の指導のもとで

食用
  • 若葉
その他
  • ノンカフェインコーヒー代用品
  • 蜜源植物
  • 環境指標植物

毒性

症状: 一般的に無毒とされているが、大量摂取は避ける

バラ (薔薇)

学名: Rosa species
科名: バラ科

花言葉

  • 愛を誓います
  • 美しい少女
  • 感謝

特徴

花色: ピンク

説明

美の女神ビーナスの誕生の際、一緒に生まれた花がバラとされています。バラの花言葉は種類や色、形などにより60以上にも及びますが、多くは愛と美に関わるものです。ピンク色のバラは切り花で最も多く、淡い色から濃いものまで様々で、ローズ色もピンク系の一つです。現在4万種類ほど確認されており、5枚の花びらと多数の雄蘂を持ちます。

豆知識

  • 現在約4万種類の品種が確認されている
  • ヨーロッパではローズ色がピンク色の意味を持つ
  • 薔薇戦争の名前の由来となった
  • 香水産業の重要な原料

利用方法

観賞用
  • 庭園
  • 切り花
  • ブーケ
薬用
  • ローズヒップ(ビタミンC)
  • アロマテラピー
  • 美容効果

注意: 棘に注意が必要

食用
  • 花びら
  • ローズヒップ
その他
  • 香水
  • 化粧品
  • ローズオイル

毒性

症状: 花びらは無毒だが、棘による怪我に注意

カーネーション

学名: Dianthus caryophyllus
科名: ナデシコ科

花言葉

  • 愛情は生きている
  • 亡き母を偲ぶ
  • 純潔の愛

特徴

花色:

説明

南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸が原産のナデシコ科の多年草です。白色のカーネーションは「亡き母を偲ぶ花」ともいわれ、母の日に贈られる花として世界中で親しまれています。フリルのような花びらが美しく、甘い香りを持ちます。4~6月に開花し、切り花としても人気が高い花です。

豆知識

  • 英名Carnationは「肉色の花」という意味
  • 母の日の起源はアメリカのアンナ・ジャービスから
  • フリルのような花びらが特徴的
  • 甘いクローブのような香りを持つ

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • ブーケ
  • コサージュ
薬用
  • 特に知られた薬用効果はない

注意: 特に注意すべき点はない

食用
  • 花びら
その他
  • 香水原料
  • ドライフラワー

毒性

症状: 一般的に無毒とされている

ワスレナグサ (勿忘草)

学名: Myosotis scorpioides
科名: ムラサキ科

花言葉

  • 真実の愛
  • 私を忘れないで下さい
  • 思い出

特徴

花色:

説明

ヨーロッパ原産のムラサキ科の多年草で、花期は3-5月です。園芸種では白色・ピンク色などの6-9mm径の小さい5弁の花を咲かせ、花冠の喉に黄色・白色の目(小斑点)をもちます。学名のscorpioidesは「サソリの尾のような形の」という意味で、花序がサソリの尾のようにくねっていることにちなみます。恋人同士の永遠の愛を誓う花として知られています。

豆知識

  • 学名Myosotisは「ネズミの耳」という意味
  • 花序がサソリの尾のように曲がることから学名がついた
  • アラスカ州の州花に指定されている
  • 中世から愛の象徴として歌われてきた

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • ロックガーデン
  • 鉢植え
薬用
  • 民間薬として利用された歴史がある

注意: 大量摂取は避ける

食用

食用には適さない

その他
  • 押し花
  • ドライフラワー

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取により軽度の胃腸障害を起こす可能性がある

ハクサンチドリ (白山千鳥)

学名: Dactylorhiza aristata
科名: ラン科

花言葉

  • 美点の持ち主
  • 素晴らしい
  • 陽気

特徴

花色: 赤紫色、濃桃色

説明

日本、アラスカ、朝鮮半島が原産で、亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草です。高さ10-40cmで、6-8月に茎の先端に総状花序の赤紫色の花を多数つけます。千鳥が羽を広げたような花びらで、鋭く尖っているところが特徴です。和名は白山に多いこと、花の付き方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられました。

豆知識

  • 千島列島、樺太、朝鮮、オホーツク沿岸にも分布
  • 白花品種のシロバナハクサンチドリもある
  • ウズラバハクサンチドリという変種もある
  • 花期は短く、6-8月の2ヶ月程度

利用方法

観賞用
  • 高山植物園
  • ロックガーデン
  • 山野草栽培
薬用
  • 特に知られた薬用効果はない

注意: 野生個体の採取は厳禁

食用

食用には適さない

その他
  • 高山植物研究
  • 環境教育

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない