04月14日の誕生日 - 政治家・指導者

1315年

ムハンマド4世

(1315 - 1333)

ナスル朝スルターン

ナスル朝グラナダのスルターン。わずか17歳で王位に就き、キリスト教王国との抗争に挑んだ。

ムハンマド4世はナスル朝のスルターンとして1315年に生まれた。1325年に父ナスルからグラナダ王国を継承し、当時のキリスト教王国との戦いを指導した。在位中は内政改革を試みつつ軍事防衛に注力したが、諸侯の対立や外圧により苦難の時代を迎えた。1333年に暗殺され、ナスル朝の内部抗争がさらに激化した。彼の短い生涯はグラナダ王国の歴史に深い影響を与えた。

1315年ムハンマド4世ナスル朝スルターン 1333年

1578年

フェリペ3世

(1578 - 1621)

スペイン国王

スペイン国王（1598–1621）。寵臣ルルマ伯の補佐の下、内政と外交を運営した。

フェリペ3世は1578年にマドリードで生まれ、1598年に父フェリペ2世の跡を継いでスペイン王となった。在位中は実権を寵臣ドン・ルルマ伯に委ね、ルルマ伯を通じて行政と外交を行った。1609年にはモリスコ（改宗ムスリム）の追放を断行し、三十年戦争の序章となる欧州情勢にも関与した。経済的には王室財政の悪化が続き、政治的混乱が深まった。1621年に死去し、フェリペ4世が即位した。

1578年フェリペ3世スペイン国王 1621年

1738年

ウィリアム・キャヴェンディッシュ＝ベンティンク

(1738 - 1809)

政治家、イギリス首相

政治家イギリス首相

イギリスの政治家。第3代ポートランド公爵として二度首相を務めた。

ウィリアム・ヘンリー・キャヴェンディッシュ＝ベンティンクは1738年に生まれ、1762年に第3代ポートランド公爵位を継承した。1783年と1807年の二度にわたりイギリス首相を務め、ホイッグ党のリーダーとして農業改良や穀物法など内政改革を推進した。ナポレオン戦争期には対仏連合諸国との協力を強化し、外交面でも手腕を発揮した。1809年に公務を退き、同年に没した。

1738年ウィリアム・キャヴェンディッシュ＝ベンティンク政治家イギリス首相 1809年

寛保元年2月29日

桃園天皇

(1741 - 1762)

第116代天皇

日本の第116代天皇。幼くして践祚し、宮廷文化の振興に関心を寄せた。

桃園天皇（1741–1762）は第116代天皇として1747年に即位した。在位中は朝儀や宮中行事の整備を進め、書道や和歌など宮廷文化の振興に力を注いだ。政治的実権は江戸幕府が掌握していたものの、天皇としての儀礼的役割を果たし続けた。1762年に崩御し、弟の光格天皇が後を継いだ。短い在位期間ながら、文化面での後世への影響を残した。

1741年寛保 2月29日桃園天皇天皇 1762年

文政7年3月15日

徳川慶勝

(1824 - 1883)

第14・17代尾張藩主

尾張徳川家の第14・17代当主。幕末の藩政改革や戊辰戦争に関与した。

徳川慶勝（1824–1883）は尾張徳川家に生まれ、1849年に第14代藩主として藩政に就任した。在任中は財政再建や学制改革など藩政改革を推進し、藩士の教育充実に努めた。戊辰戦争では旧幕府側として参戦し、一度家督を退いた後に第17代当主に復帰した。維新後は版籍奉還に伴い公職を辞し、晩年は文化事業に関わった。彼の統治手腕は尾張藩の近代化に寄与した。

1824年文政 3月15日徳川慶勝尾張藩主 1883年

天保9年3月20日

楠本正隆

(1838 - 1902)

政治家

明治時代の政治家。地方行政の整備や近代法制の制定に貢献した。

楠本正隆（1838–1902）は幕末の動乱期を経て明治政府に参加し、内務省の官僚として地方行政の整備に尽力した。県知事を歴任し、警察制度や教育制度の整備に関わった。農商務省や司法省でも要職を務め、近代的な法制度の確立に貢献した。国会開設後は衆議院議員として立法活動にも参加し、新政府の基盤作りを支えた。1902年に没した。

1838年 3月20日楠本正隆政治家 1902年

1862年

ピョートル・ストルイピン

(1862 - 1911)

政治家

ロシア帝国の首相として農地改革と強権政治を推進した政治家。

1862年に生まれ、司法・行政官としてキャリアを積む。 1906年に首相に任命され、農民に土地所有権を与える農地改革を実施。鉄道や警察制度の整備を進め、国家の近代化に尽力。一方で革命運動を厳しく弾圧し、政敵を抑え込んだ。 1911年、列車上で暗殺され、帝政ロシアの政治的緊張を象徴した。

1862年ピョートル・ストルイピン 1911年

1891年

ビームラーオ・アンベードカル

(1891 - 1956)

思想家、政治家

思想家政治家

インド独立運動を支え、インド憲法の父と称される政治家・思想家。

インドの社会改革運動家、政治指導者。カースト制度の廃止に尽力し、最下層の不可触民（ダリット）の権利向上を目指した。 1947年のインド独立後、初代法務大臣を務め、1950年に採択されたインド憲法の起草を主導。法的平等と社会正義を掲げ、インドの近代国家建設に大きく貢献した。著作『The Annihilation of Caste』などで人権・平等の理論を展開し、現代インドにおける重要思想家の一人。

1891年ビームラーオ・アンベードカル思想家 1956年

1891年

高倉輝（タカクラ・テル）

(1891 - 1986)

劇作家、小説家、政治家

劇作家小説家政治家

高倉輝劇作家小説家 1986年

1899年

黒田寿男

(1899 - 1986)

農民運動家、政治家

農民運動家政治家

1899年生まれ、1986年没の日本の農民運動家・政治家。

1899年黒田寿男 1986年

1907年

フランソワ・デュヴァリエ

(1907 - 1971)

政治家、ハイチ大統領

政治家ハイチ大統領

ハイチの政治家。1957年から独裁的政権を築いた初代大統領。

フランソワ・デュヴァリエは1907年に生まれたハイチの政治家。 1957年に大統領に就任し、権威主義的な統治を行った。通称「パパ・ドク」と呼ばれ、秘密警察を駆使して反対勢力を弾圧した。その統治は人権侵害や政治的抑圧を伴い、国内外で批判を集めた。 1971年に没するまでハイチ現代史に大きな影響を与え続けた。

1907年フランソワ・デュヴァリエハイチ大統領 1971年

1941年

横尾和子

元最高裁判所裁判官

日本の元最高裁判所裁判官。長年にわたり司法の最上位機関で審理を担当した。

1941年に生まれ、法曹界に進む。地方裁判所や高等裁判所で判事を務めた後、最高裁判所判事に任命。重要な憲法・民事・刑事事件の審理に携わり、司法の公正維持に貢献。判事退任後も法学教育や講演活動を通じて社会に影響を与え続けている。日本の司法制度における女性先駆者として知られる。

横尾和子最高裁判所裁判官