1960年

アメリカで世界初の衛星測位システム「トランシット1B」を打ち上げ。

世界初の衛星測位システム「トランシット1B」が打ち上げられた。
1960年4月13日、アメリカ海軍は世界初の衛星測位システム「トランシット1B」を打ち上げた。 トランシット計画は後のGPSシステムの先駆けとなる技術で、衛星信号を利用して地上の受信機の位置を特定する初の試みだった。 打ち上げられた1B号は実験用衛星として設計され、軌道上での追跡精度や通信技術の検証が行われた。 その成果は海軍や防衛、気象観測など多様な分野で応用され、衛星測位技術の発展に大きく寄与した。 今日のGPS利用社会の礎を築いた歴史的な一歩と言える。
1960年 衛星測位システム トランシット1B
1970年

発射されてから2日後のアポロ13号で機械船の酸素タンクが爆発し、月面着陸を断念、帰還の途につく。

アポロ13号の酸素タンクが爆発し、月面着陸を断念して地球への帰還を開始した。
1970年4月13日、発射から約56時間後のアポロ13号司令船モジュール内部で酸素タンクが爆発した。 この事故により電力や生命維持装置が深刻なダメージを受け、当初計画されていた月面着陸は断念された。 飛行士は月周回軌道からのスイングバイを利用して地球に帰還する緊急手段を採用し、NASAの地上管制と緊密な協力で危機を乗り越えた。 このミッションは「成功しなかった成功」とも称され、困難な状況下でのチームワークと技術力の勝利として語り継がれている。 1970年4月17日、3人の乗組員は無事に太平洋に着水し、人類の大航海史に新たな教訓を刻んだ。
1970年 アポロ13号
2011年

大阪大学医学部附属病院で日本初の15歳未満がドナーの心臓移植が行われる。

大阪大学医学部附属病院で15歳未満ドナーの心臓移植が日本で初めて行われました。
2011年4月13日、大阪大学医学部附属病院で、日本国内で初めて15歳未満のドナーによる心臓移植手術が実施されました。これは2009年に改正された臓器移植法により、新たに未成年者の臓器提供が可能となった結果です。手術は国内外の専門医チームが協力して行い、高度な医療技術と倫理的配慮が求められました。この成功は国内の小児移植医療の発展に大きく寄与し、今後の臓器提供受容者の拡大につながる節目とされました。医療界や一般社会において、未成年ドナーの臓器提供を巡る法的・倫理的議論がさらに活発化する契機ともなりました。
大阪大学医学部附属病院 ドナー 心臓移植