1882年

ブルーノ・バウアー

(1809 - 1882)

哲学者

哲学者
ドイツの哲学者・神学者。若きヘーゲル派として知られる。
1809年にドイツで生まれた。神学を学びながらヘーゲル哲学を研究した。1830年代に若ヘーゲル派の中心的人物として活躍し、宗教批判や史的唯物論的論考を展開した。後に国家との対立から大学を解職されるが、著作『抽象神学批判』などで思想的影響を与えた。カール・マルクスをはじめ多くの思想家に批判的に論じられ、近代批判理論の先駆者とされる。1882年に没した。
1882年 ブルーノ・バウアー 哲学者 1809年
1903年

モーリッツ・ラーツァルス

(1824 - 1903)

哲学者

哲学者
ドイツの哲学者・心理学者。民族心理学の創始者の一人。
1824年にプロイセンで生まれた。ベルリン大学で哲学を学んだ後、各地の大学で教授職を歴任した。集団心理を研究する民族心理学(Völkerpsychologie)の確立に貢献した。著書『民衆の魂』などで文化と心理の関係を論じ、後の社会心理学や文化心理学に影響を与えた。学生の教育にも熱心で、多くの学徒を育成した。1903年に没した。
1903年 モーリッツ・ラーツァルス 1824年
1945年

エルンスト・カッシーラー

(1874 - 1945)

哲学者

哲学者
ドイツの新カント派哲学者。人間の象徴的形式論を提唱した。
1874年にドイツで生まれる。 フライブルク大学やハイデルベルク大学で新カント派の研究に従事し、哲学者ヘルマン・コーエンの薫陶を受ける。 人間の思考や文化を象徴的形式(言語・美術・神話など)として分析する『象徴的形式論』で知られる。 代表作『人間の条件』『象徴的形式論序説』などを著し、言語哲学や文化哲学に大きな影響を与えた。 ナチス台頭を受けて1930年代にアメリカへ亡命し、イェール大学で教鞭を執る。 1945年に逝去。
1945年 エルンスト・カッシーラー 1874年
2011年

多木浩二

(1928 - 2011)

思想家、批評家、美術評論家

思想家 批評家 美術評論家
日本の思想家・批評家。美術評論を通じて現代文化への洞察を示した。
1928年生まれ。 東京大学で哲学を学んだ後、思想家として執筆活動を開始した。 美術評論家として展覧会評や美術理論論稿を多数発表した。 社会批評と文化分析を通じて、戦後日本の現代思想に一石を投じた。 代表作として美術・文化論集があり、学界だけでなく一般読者にも影響を与えた。 執筆だけでなく講演活動やテレビ出演も行い、思想の普及に寄与した。 2011年4月13日に逝去した。
多木浩二 1928年