04月12日の命日 - 科学者・研究者

1774年

レジノー・ウーティエ

(1694 - 1774)

天文学者、地理学者

天文学者地理学者

啓蒙時代のフランスで活躍した天文学者・地理学者。天体観測と地図制作に貢献した学者。

レジノー・ウーティエ（1694年-1774年）は、フランスの天文学者および地理学者である。天文観測に基づく正確な星表を作成し、航海用の主要な地図制作にも携わった。パリ天文台や多くの学術団体で研究を行い、学術誌にも論文を発表した。その業績はヨーロッパ各地の航海者や研究者に利用され、航海術の発展に寄与した。また、地理的調査の手法を体系化し、後世の地理学研究に大きな影響を与えた。

1774年レジノー・ウーティエ天文学者地理学者 1694年

1817年

シャルル・メシエ

(1730 - 1817)

天文学者

フランスの天文学者で、小惑星や星雲のカタログ『メシエカタログ』で知られます。

1730年にフランスで生まれたシャルル・メシエは、主に彗星の観測を行いながら観測天体の区別に苦心しました。その結果、18世紀に100を超える星雲や星団の一覧をまとめた『メシエカタログ』を完成させました。このカタログは現在もM1〜M110として天文学者やアマチュア天文家に愛用され、深宇宙天体観測の基準となっています。また、フランス海軍天文台で航海術に必要な星表の作成にも貢献しました。 1817年にその生涯を終えましたが、彼の業績は現代天文学にも大きな影響を与え続けています。

1817年シャルル・メシエ 1730年

1820年

(1741 - 1820)

アーサー・ヤング (農学者) 農業学者

イギリスの農学者で、農業技術と経営に関する著作で知られる人物です。

1741年イングランド生まれのアーサー・ヤングは、農業の改良と普及に生涯を捧げました。彼は農法や作物回転などの研究を重ね、その成果を『農業年報（Annals of Agriculture）』にまとめ上げました。出版された年報は農業経営者だけでなく、政治家や知識人にも広く読まれ、農村改革運動に影響を与えました。フランスやヨーロッパ各地を巡回調査し、多文化的視点から農業を比較研究したことでも知られています。 1820年に亡くなるまで、農学の発展と農村社会の改善に貢献しました。

1820年アーサー・ヤング (農学者) 英語版 1741年

1897年

エドワード・ドリンカー・コープ

(1840 - 1897)

古生物学者

アメリカの古生物学者で、恐竜化石の研究と発見で知られる人物です。

1840年にアメリカで生まれたエドワード・ドリンカー・コープは、恐竜や古脊椎動物の化石研究に一生を捧げました。彼はリチャード・O・マーシュとの「骨戦争（Bone Wars）」で激しいライバル関係を築き、多数の新種を命名しました。コープの詳細な観察と比較解剖学の手法は、生物進化の理解に大きく貢献しました。また、動物分類学や海生無脊椎動物の研究など、多岐にわたる分野で学術論文を発表しました。 1897年、長年の研究活動を終え、この世を去りましたが、その功績は現代古生物学の基礎となっています。

1897年エドワード・ドリンカー・コープ古生物学者 1840年

1902年

マリー・アルフレッド・コルニュ

(1841 - 1902)

物理学者

フランスの物理学者で、光学研究や光速度測定で業績を残しました。

1841年にフランスで生まれたマリー・アルフレッド・コルニュは、光学分野を専門とする物理学者でした。彼はコルニュ螺線（コルヌー渦巻）の発見や光波の干渉・回折の研究で知られています。また、光速度の精密測定を行い、フーコーやフィゾーの実験を改良した方法を提案しました。教育者としても活躍し、エコール・ポリテクニークで後進の指導にあたりました。 1902年に逝去するまで、光学と計測技術の発展に多大な貢献を果たしました。

1902年マリー・アルフレッド・コルニュ物理学者 1841年

1908年

アルトヴィグ・ドランブール

(1844 - 1908)

言語学者

ドイツの言語学者で、古典語の比較研究を行った学者です。

1844年に生まれたアルトヴィグ・ドランブールは、特にインド・ヨーロッパ語族の語彙・文法比較を研究しました。彼は複数の学術誌に論文を発表し、言語学の体系化に貢献しました。辞典的な文法書や語彙集を編纂し、教育現場でも利用されました。その研究は後の言語学者にも影響を与え、比較言語学の発展を促進しました。 1908年に亡くなるまで、学問の深化に寄与しました。

1908年アルトヴィグ・ドランブール言語学者 1844年

1910年

ウィリアム・グラハム・サムナー

(1840 - 1910)

社会学者、人類学者

社会学者人類学者

アメリカの社会学者・人類学者で、社会進化論やフォークウェイズの提唱で知られます。

1840年にアメリカで生まれたウィリアム・グラハム・サムナーは、イェール大学で教鞭を執りながら社会学の基礎を築きました。彼は社会進化論の観点から文化や習慣（フォークウェイズ）の研究を行い、その概念を初めて体系化しました。代表作『フォークウェイズ（Folkways）』では、日常的習俗が社会構造に与える影響を論じ、後世に影響を与えました。また、民族誌や文化比較研究にも取り組み、人類学との学際的な観点を推進しました。 1910年にその生涯を閉じましたが、近代社会学の発展に大きく貢献しました。

1910年ウィリアム・グラハム・サムナー社会学者人類学者 1840年

1938年

森田正馬

(1874 - 1938)

医学者、精神科神経科医、森田療法考案者

医学者精神科神経科医森田療法考案者

日本の精神科医で、独自の森田療法を考案し心の不安と向き合う道を示しました。

森田正馬は1874年に生まれ、精神科医として臨床に従事する中で、神経症患者の心理的苦悩に着目しました。1919年に森田療法を確立し、症状を排除しようとするのではなく、あるがままを受け入れる考え方を提唱。日本だけでなく海外にも影響を与え、現代のマインドフルネスに通じる先駆的な治療法として評価されています。生涯を通じて多くの著作を残し、1938年にその生涯を閉じました。

森田正馬森田療法 1874年

1945年

ヴィレーム・マテジウス

(1883 - 1945)

言語学者

チェコの言語学者で、プラハ言語学派の創始メンバーとして活躍しました。

1883年にモラヴィアで生まれたマテジウスは、プラハ大学で言語学を学び、1926年にプラハ言語学派を設立。言語の機能を重視する機能主義的アプローチを打ち立て、文体論や翻訳理論など多岐にわたる研究を展開しました。彼の業績はヨーロッパの言語学界に大きな影響を与え、後世の言語学者たちにとって重要な指標となっています。1945年に逝去しました。

ヴィレーム・マテジウス言語学者 1883年

1971年

イゴール・タム

(1895 - 1971)

物理学者

ソ連の理論物理学者で、チェレンコフ放射の研究などで知られたノーベル賞受賞者です。

1895年に帝政ロシアで生まれたイゴール・タムは、量子理論や原子核物理学の研究に従事しました。チェレンコフ放射の理論的解明で1958年にノーベル物理学賞を受賞し、その後は核融合やトカマク装置の開発にも貢献しました。モスクワ大学などで後進の指導にもあたり、ソ連の科学界を代表する物理学者として多くの功績を残しました。1971年に逝去しました。

1971年イゴール・タム 1895年

1974年

ウィリアム・ルベイ

(1898 - 1974)

地質学者

アメリカの地質学者で、地球科学の研究に多大な貢献をしました。

1898年に生まれたウィリアム・ルベイは、地下水学や地球内部の構造研究に携わりました。米国地質調査所で研究を行い、資源探査に関する数多くの論文を発表しました。また、学界の教育者としても後進の指導に尽力しました。1974年に逝去し、その業績は現在の地球科学研究の基盤となっています。

1974年ウィリアム・ルベイ地質学者 1898年

1997年

ジョージ・ワルド

(1906 - 1997)

生物学者

生物学者として視覚科学の研究に従事した。

1906年生まれ。生物学者として視覚科学や生理学の研究に取り組んだ。網膜や光受容体に関する基礎研究で知られる。大学教員として後進の育成にも力を注いだ。 1997年4月12日に逝去。

1997年ジョージ・ワルド生物学者 1906年