04月12日の命日 - 芸術家・音楽家

1684年

ニコロ・アマティ

(1596 - 1684)

ヴァイオリン製作者

クレモナ派の名工として知られるヴァイオリン製作者。後進に多大な影響を与えた巨匠。

ニコロ・アマティ（1596年-1684年）は、イタリア・クレモナ出身のヴァイオリン製作者である。アマティ一族の工房を率い、その精緻な技術と美しい音色で高く評価された。ストラディバリやグァルネリもアマティの工房で修業したとされる。彼の作品は現在でも博物館や演奏家に愛用され、ヴァイオリン製作史における金字塔となっている。アマティの工法は後世の楽器製作者に継承され、クレモナ派の伝統を確立した。

1684年ニコロ・アマティヴァイオリン 1596年

1695年

ジャン＝バティスト・コルネイユ

(1649 - 1695)

画家

17世紀フランスのバロック画家。宗教画や肖像画で名を馳せた。

ジャン＝バティスト・コルネイユ（1649年-1695年）は、フランスのバロック様式の画家である。王室や教会からの依頼を受け、壮麗な宗教画や肖像画を多数制作した。光と影の対比を強調する技法で情感豊かな作品を生み出した。その芸術性は当時のフランス絵画界に新たな潮流をもたらし、高く評価された。生涯を通じて王侯貴族との交流を深め、後世の画家たちにも影響を与えた。

1695年ジャン＝バティスト・コルネイユ 1649年

1722年

アントニオ・ザンキ

(1631 - 1722)

画家

イタリア・バロック絵画の代表的画家。明暗対比を巧みに用いた作風が特徴。

アントニオ・ザンキ（1631年-1722年）は、イタリアのバロック期に活躍した画家である。劇的な明暗表現とダイナミックな構図で知られ、多くの宗教画を手がけた。ヴェネツィアやローマで活躍し、教会や宮殿の装飾画を多数残した。その作品はバロック絵画の典型例として今日も高く評価されている。後世の画家にも影響を与え、イタリア絵画の発展に寄与した。

1722年アントニオ・ザンキ 1631年

1814年

チャールズ・バーニー

(1726 - 1814)

オルガン奏者、作曲家、音楽学者

オルガン奏者作曲家音楽学者

イギリスのオルガン奏者で、作曲家・音楽史家としても知られる人物です。

1726年にイギリスで生まれたチャールズ・バーニーは、オルガン奏者として活躍しつつ、作曲や音楽理論の研究を行いました。彼の代表作『音楽史概論（A General History of Music）』は、欧州音楽史の重要な文献とされています。また、音楽家出身の視点から詳細な解説を加え、後世の音楽学研究に大きな影響を与えました。さらに娘のフランシス・”ファニー”・バーニーは小説家としても有名で、家族全体が文化的なサロンを形成しました。晩年まで精力的に活動し、1814年にその生涯を閉じました。

1814年チャールズ・バーニー 1726年

1878年

フランソワ・シューベルト

(1808 - 1878)

作曲家

ドイツのロマン派作曲家で、歌曲や室内楽作品を残しました。

1808年にドイツで生まれたフランソワ・シューベルトは、ロマン派音楽の潮流を受け継ぎつつ、多彩な作品を生み出しました。特に歌曲や室内楽、ピアノ曲に才能を発揮し、情感豊かな旋律が特徴です。代表作には歌曲集やピアノソナタがあり、当時の音楽シーンに新しい表現をもたらしました。多数の作品が後世に再評価され、19世紀後半以降の音楽家たちにも大きな影響を与えました。 1878年に惜しまれつつこの世を去りましたが、その美しい旋律は今なお愛されています。

1878年フランソワ・シューベルト 1808年

1922年

フランティシェク・オンドジーチェク

(1857 - 1922)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト作曲家

チェコ出身のヴァイオリニスト兼作曲家で、ヨーロッパ各地で演奏活動を展開しました。

1857年チェコ生まれのフランティシェク・オンドジーチェクは、天才的なヴァイオリン奏者として知られました。彼はパガニーニの楽曲を得意とし、卓越した技巧と表現力で聴衆を魅了しました。また作曲家としても活動し、ヴァイオリン協奏曲や小品の作曲を手掛けました。ヨーロッパ各地でリサイタルを行い、教育者として後進の指導にも当たりました。 1922年に逝去しましたが、その演奏は伝説として語り継がれています。

1922年フランティシェク・オンドジーチェクヴァイオリニスト作曲家 1857年

1938年

フョードル・シャリアピン

(1873 - 1938)

バス歌手

ロシア出身のバス歌手で、その力強く情感豊かな歌声は世界中の聴衆を魅了しました。

シャリアピンは1873年に生まれ、早くから声楽の才能を示しました。1890年代末からパリやロンドンなどヨーロッパ各地で活躍し、20世紀初頭には世界的な名声を得ました。幅広いレパートリーと演技力を兼ね備え、オペラの演出にも新風を吹き込みました。晩年は映画や録音でもその声を残し、後進の歌手にも大きな影響を与えました。1938年に没するまで、歌劇界の巨匠として称えられました。

1938年フョードル・シャリアピンバス 1873年

1962年

アントワーヌ・ペヴスナー

(1886 - 1962)

美術家、画家

美術家画家

ロシア出身の前衛的美術家で、抽象芸術の発展に大きく貢献しました。

1886年にロシア帝国で生まれたペヴスナーは、ナウム・ガボとともにノンオブジェクティブアートを推進。彫刻作品を中心に、素材の持つ純粋な形態と動きを追求し、構成主義の先駆者として評価されます。ヨーロッパ各地で展覧会を行い、その革新的な造形は美術界に強い衝撃を与えました。1962年に没するまで、画家・彫刻家として前衛芸術の最前線で活動を続けました。

1962年アントワーヌ・ペヴスナー美術家画家 1886年

1971年

ウィントン・ケリー

(1931 - 1971)

ジャズピアニスト

アメリカのジャズピアニストで、マイルス・デイビスとの共演でも知られています。

1931年に生まれたウィントン・ケリーは、ブルースをベースにした流麗なタッチとリズム感で評価されました。マイルス・デイビスの「Kind of Blue」セッションに参加し、「Freddie Freeloader」の演奏で名を馳せました。自身もリーダーアルバムを多数リリースし、ハードバップを代表するピアニストとして高い支持を得ました。1971年に44歳の若さで逝去しました。

ウィントン・ケリージャズピアニスト 1931年

1977年

桑沢洋子

(1910 - 1977)

ファッションデザイナー、桑沢デザイン研究所・東京造形大学創立者

ファッションデザイナー桑沢デザイン研究所・東京造形大学創立者

日本のファッションデザイナー。桑沢デザイン研究所と東京造形大学を創立しました。

1910年に生まれた桑沢洋子は、戦後の日本におけるファッションデザイン教育の先駆者です。1953年に桑沢デザイン研究所の前身を設立し、1966年には東京造形大学を創立しました。実践的なカリキュラムと個性を重視する教育方針で多くのデザイナーを育成しました。自身も衣装デザインやテキスタイルデザインを手がけ、国内外で高い評価を得ました。

桑沢洋子桑沢デザイン研究所東京造形大学 1910年

1981年

ヘンドリク・アンドリーセン

(1892 - 1981)

作曲家

オランダの作曲家。20世紀前半に宗教曲や管弦楽曲を手がけました。

1892年にオランダで生まれたヘンドリク・アンドリーセンは、教会音楽と管弦楽を融合させた作品で知られています。アムステルダム音楽院で学び、作曲教授として後進を育成しました。代表作にはオラトリオやミサ曲、管弦楽曲があります。特に『クリスマスオラトリオ』は宗教的な深みとモダニズムが調和した名作とされています。1981年に他界しましたが、その功績は現在でも演奏され続けています。

ヘンドリク・アンドリーセン作曲家 1892年

1985年

東儀祐二

(1928 - 1985)

ヴァイオリニスト

東儀祐二ヴァイオリニスト 1928年