カタクリ (片栗)
花言葉
- 初恋
- 嫉妬
- 情熱
特徴
説明
球根から上質の澱粉がとれるので、これを「片栗粉」といいますが、現在では観賞植物として利用されています。種子から発芽して花を咲かせるまでに7-9年ほどの歳月を必要とする貴重な植物で、「春の妖精」(スプリング・エフェメラル)と呼ばれます。1年のうちで地上に出ているのは春先の2ヶ月足らずで、開花の期間は2週間ほどと短い間だけです。自生地などで集団して咲いている姿はなかなか見事です。
豆知識
- 種子にはエライオソームがつき、アリが種子を運んで分布を広げる
- 種子が地中に入ってから平均8年目でようやく開花する
- 花は晴天時のみ開花し、夕暮れには閉じる
- 鱗茎が栗の片割れに似ていることから「片栗」と名付けられた
利用方法
観賞用
- 山野草園
- 自然庭園
- 群生地の観光
薬用
- 現在は薬用としての利用は少ない
注意: 野生個体の採取は控える
食用
- 球根(鱗茎)
- 若い葉
その他
- 生態系保全の指標種
- 環境教育
毒性
症状: 一般的に無毒とされている