1921年

日本で改正度量衡法公布。尺貫法・ヤード・ポンド法との併用からメートル法への一本化を目指したが、反対運動により施行は無期延期に。

改正度量衡法が公布され、尺貫法やヤード・ポンド法からメートル法への一本化が法制化されました。 しかし反対運動により実施は無期延期となりました。
1921年4月11日に日本政府は度量衡法を改正し、メートル法導入への法的枠組みを整備しました。 従来の尺貫法やイギリス式ヤード・ポンド法からの移行を図ることで、国際的な取引や産業発展を促進しようとしました。 しかし、地方の商人や技術者らを中心に伝統的な測量単位への愛着と混乱への不安から強い反対運動が起こります。 これを受けて法の施行は無期限延期となり、実質的なメートル法への移行はさらに後年まで先送りされました。 この出来事は日本の近代化過程における伝統と新制度の衝突を象徴しています。
1921年 度量衡法 尺貫法 ヤード・ポンド法 メートル法
1925年

第ニ銀行横須賀支店で取り付け騒ぎが発生。銀行は営業を続けて持ちこたえた。

横須賀の第ニ銀行支店で預金者の取り付け騒ぎが起こりましたが、銀行は営業を継続し危機を乗り越えました。
1925年4月11日、神奈川県横須賀市にある第ニ銀行支店で預金者による取り付け騒ぎが発生しました。 多くの顧客が銀行の経営不安を懸念し、一斉に預金引き出しを試みたことが原因とされます。 しかし銀行側は十分な現金準備と懇切な対応で顧客の不安を鎮め、支店は営業継続に成功しました。 この騒ぎは1920年代の日本における金融危機の兆候とも言われ、他行への連鎖を防ぐ意味でも注目されました。 結果的に大規模な店舗閉鎖や取り付け寸前の事態は回避され、地域経済への影響は限定的でした。
第ニ銀行 取り付け騒ぎ