04月10日

出来事 - 戦争・紛争

文永5年2月27日

元寇: 鎌倉幕府が蒙古来襲に備えて西国御家人らに防備を命じる。

鎌倉幕府が元寇来襲に備え、西国御家人に防備指示を出しました。
1268年（文永5年2月27日）、鎌倉幕府は蒙古（元）による日本侵攻の噂を受け、西国の御家人たちに対して城砦の強化や兵馬の配置など防備態勢の整備を命じました。この命令は元寇に備えた最初の具体的な指示とされ、後の文永の役（1274年）に向けた準備段階と位置付けられます。幕府は全国各地で狼煙台の設置や注意番の配備を進め、外敵からの防衛意識を高めました。この動きは武士社会の連帯感を生み、西国御家人の軍事力強化につながりました。結果として元軍の来襲時には一定の防衛線が構築され、日本側の抵抗能力向上に寄与しました。
1268年 文永 2月27日 元寇
1741年

オーストリア継承戦争: モルヴィッツの戦い。シュレージェンのモルヴィッツでフリードリヒ2世率いるプロイセン軍がマリア・テレジア率いるオーストリア軍を破る。

モルヴィッツの戦いでプロイセン軍がオーストリア軍を破り、フリードリヒ2世の軍事的手腕が示されました。
1741年、オーストリア継承戦争の初期段階でモルヴィッツの戦いが行われました。プロイセン王フリードリヒ2世はシュレージェン地方のモルヴィッツでオーストリア女帝マリア・テレジア率いる軍と対峙。厳しい戦闘の末、プロイセン軍が勝利を収め、シュレージェン奪取への足がかりを築きました。この戦いはフリードリヒ2世の優れた戦術眼を示すものであり、プロイセンの軍事的台頭を象徴しました。オーストリア継承戦争はこの勝利によりヨーロッパにおける勢力均衡を大きく揺るがしました。
1741年 オーストリア継承戦争 モルヴィッツの戦い シュレージェン フリードリヒ2世 プロイセン マリア・テレジア オーストリア
1919年

メキシコ革命の指導者エミリアーノ・サパタが暗殺される。

メキシコ革命の指導者エミリアーノ・サパタが暗殺され、農民運動に衝撃が走った。
1919年4月10日、メキシコ革命を率いた農民の英雄エミリアーノ・サパタが敵対勢力に暗殺されました。サパタは土地改革を掲げ、多くの農民を支持していた一方で、政府軍や地主層と激しく対立していました。彼の死は革命運動に大きな打撃を与え、農民軍は指導者を失うこととなります。しかしその理想は後世に受け継がれ、メキシコの土地政策や社会運動にも影響を与え続けました。
メキシコ革命 エミリアーノ・サパタ
1934年

中国共産党が「全国民衆に告ぐるの書」を発表し、反日統一戦線の結成を呼びかける。

中国共産党が対日統一戦線結成を呼びかける「全国民衆に告ぐるの書」を発表した。
1934年4月10日、中国共産党は「全国民衆に告ぐるの書」を発表し、日本の侵略に対抗するための反日統一戦線の結成を呼びかけました。国内のさまざまな政治勢力や労働者・農民組織との協力を訴え、国共合作への動きを強める契機となります。この声明は抗日運動を全国規模に拡大し、その後の中国の抵抗運動に大きな影響を与えました。国際社会にも注目され、第二次世界大戦前夜の東アジア情勢に一石を投じました。
1934年 中国共産党
1941年

第二次世界大戦: ナチス・ドイツによりクロアチア独立国が建国。

第二次世界大戦中の1941年4月10日、ナチス・ドイツがクロアチア独立国を建国しました。
ユーゴスラビア侵攻の結果、ナチス・ドイツはイタリア・ハンガリーとともに占領地域を分割し、衛星国家としてクロアチア独立国を樹立しました。アンテ・パヴェリチ率いるウスタシャ政権が親独体制を敷き、反共・反セルビア政策を推進しました。独立国は事実上の傀儡国家として枢軸国に従属し、ユダヤ人やセルビア人に対する弾圧を行いました。建国はバルカン半島における激しい民族対立と暴力を助長し、戦後の民族問題に深い傷を残しました。独立国は1945年の枢軸国敗北とともに消滅しました。
1941年 第二次世界大戦 クロアチア独立国
1998年

イギリスとアイルランドの間で和平合意「ベルファスト合意」が締結。

1998年4月10日、イギリスとアイルランド間で北アイルランド和平合意「ベルファスト合意」が締結されました。
1998年4月10日、北アイルランド問題の長年の紛争を終結させるため、英国とアイルランド、北アイルランドの主要政党がベルファスト合意に署名しました。 この合意は北アイルランドの自治政府設立や武装勢力の武装解除、政治参与の枠組みを定めたものです。 和平交渉にはアイルランド共和軍（IRA）などの武装勢力も関与し、停戦維持の監視機構が創設されました。 合意後、民主的プロセスによる政治再建が進み、1999年に北アイルランド議会が復活しました。 ベルファスト合意は欧州における主要な和平モデルとして評価され、地域の安定に貢献しました。
1998年 イギリス アイルランド ベルファスト合意