推古天皇36年3月2日

日本で記録(日本書紀)に残る最古の日食。

日本書紀に記された日本最古の天文現象の記録。天文観測や暦の研究に重要な資料です。
628年、推古天皇の時代に観測された日食は『日本書紀』において最古の天文現象の記録とされています。当時の暦法は中国から伝わったものであり、日食の観測は天体観測技術の発展に貢献しました。宮廷では天文現象を吉凶の判断材料とし、政治や祭祀に影響を与えました。この記録は日本の早期歴史資料として学術的価値が高く、後世の天文学研究の基礎となりました。天文観測の文化的意義を知るうえで欠かせない出来事です。
628年 推古天皇 3月2日 日本書紀 日食
2019年

イベントホライズンテレスコープがM87にある超大質量ブラックホールの映像の撮影の成功を発表。

イベントホライズンテレスコープがM87銀河中心の超大質量ブラックホール撮影成功を発表した日です。
2019年4月10日、EHT(イベントホライズンテレスコープ)の国際共同研究チームが、M87銀河中心にある超大質量ブラックホールの初観測画像取得に成功したと発表しました。 世界8カ所の電波望遠鏡を連動させたVLBI方式を用い、地球サイズ相当の仮想望遠鏡を実現した画期的な成果です。 撮影されたブラックホールの影は、一般相対性理論が予言する「事象の地平線」を直接示す初の証拠となりました。 天文学と物理学の両分野に大きなインパクトを与え、ブラックホール研究の新時代を切り開きました。 研究はその後も続き、さまざまな銀河中心天体の観測へと展開しています。
2019年 イベントホライズンテレスコープ M87 超大質量ブラックホール