1752年

ウィリアム・チェゼルデン

(1688 - 1752)

外科医、解剖学者

外科医 解剖学者
イギリスの外科医・解剖学者。骨学と眼科手術の分野で先駆的業績を残した。
1688年にイングランド南部で生まれ、外科と解剖学の研鑽を積んだ。 1718年に王立外科医師会の会員に選ばれ、その後ロンドンのセント・トーマス病院に赴任。 1733年に刊行した『Osteographia』は骨格の詳細図譜として高く評価された。 尿路結石摘出術(単孔式結石摘出術)の技法を確立し、手術成績を大きく向上させた。 1752年4月10日に没し、近代外科学の発展に大きく寄与した。
1752年 ウィリアム・チェゼルデン 外科医 解剖学者 1688年
1813年

ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ

(1736 - 1813)

数学者

数学者
イタリア生まれでフランスを拠点に活躍した数学者。 解析力学や数論に革新的な業績を残した。
1736年1月25日にトリノで生まれ、若くして数学と天文学の才能を発揮した。 1772年にラグランジュ未定乗数法を発表し、解析力学の基礎を確立した。 数論や微分方程式においても多くの定理を証明し、『ラグランジュの定理』として知られる業績を残した。 ベルリン王立科学アカデミーとフランス科学アカデミーの会員を務め、ナポレオンに招かれてÉcole Polytechniqueの教授を歴任した。 後進の育成に尽力し、科学界に多大な影響を与えた。 1813年4月10日にパリで逝去した。
1813年 ジョゼフ=ルイ・ラグランジュ 数学者 1736年
1815年

ウィリアム・ロクスバラ

(1751 - 1815)

医師、植物学者

医師 植物学者
スコットランド出身の医師・植物学者で、『インド植物学の父』と称された。
1751年7月5日にスコットランドで生まれ、東インド会社の医師としてインドに渡った。 カルカッタ植物園の監督に任命され、コロマンデル海岸沿いで数百種の植物を採集・記載した。 『Plants of the Coast of Coromandel』などの著作で熱帯植物学の基礎を築いた。 インド亜大陸の植物多様性の解明に貢献し、多くの新種が彼の名で命名された。 1815年4月10日にロンドンで逝去した。
1815年 ウィリアム・ロクスバラ 1751年
1861年

ルイ・ヴィカー

(1786 - 1861)

技術者、発明家

技術者 発明家
フランスの技術者・発明家で、現代コンクリートの基礎となる水硬性石灰を開発した。
1786年10月31日にフランスで生まれ、土木工学を学んだ。 1817年に水硬性石灰(ヴィカセメント)を発明し、橋梁やトンネル建設の技術革新をもたらした。 その研究はポルトランドセメントの開発へとつながり、建築材料の発展に大きく寄与した。 フランス工科学校で教授を務め、後進の技術者育成にも貢献した。 1861年4月10日にパリで逝去した。
1861年 ルイ・ヴィカー 1786年
1884年

ジャン=バティスト・デュマ

(1800 - 1884)

化学者

化学者
フランスの化学者で、原子量決定法や窒素分析法の開発に貢献した。
1800年7月14日にアルルで生まれ、パリ大学で教授職に就いた。 アミンの研究で置換説を提唱し、等価重量の概念を確立した。 デュマの窒素分析法や分子量測定法は化学実験の基本手法となり、工業化学にも応用された。 フランス化学協会会長やイタリア王立アカデミー会員を歴任し、国際的な評価を受けた。 1884年4月10日にパリで逝去した。
1884年 ジャン=バティスト・デュマ 化学者 1800年
1955年

ピエール・テイヤール・ド・シャルダン

(1881 - 1955)

カトリック司祭、古生物学者、思想家

カトリック司祭 古生物学者 思想家
カトリック司祭でありながら古生物学者、思想家としても知られる、20世紀を代表する知識人。
1881年にフランスで生まれ、パリでイエズス会の司祭として修道生活を送りました。 古生物学者として中国・北京原人の発掘調査に参加し、人類進化研究に貢献しました。 宗教と科学を統合する視点から『人間現象(Le Phénomène humain)』などの著作を執筆。 世界観の一元化を目指し、進化論と神学を結びつける独自の理論を展開しました。 生前は異端審問により著作発表を禁じられましたが、死後に研究が再評価されました。 1955年の没後、その思想は神学や哲学、科学の分野で広く議論されています。
1955年 ピエール・テイヤール・ド・シャルダン カトリック 古生物学者 1881年
1977年

山路閑古

(1900 - 1977)

化学者、俳人、古川柳研究家

化学者 俳人 古川柳研究家
日本の化学者であり、俳人・古川柳の研究家としても知られる。
1900年に京都府で生まれる。 東京帝国大学理学部化学科を卒業後、化学研究に従事し、有機化学分野で業績を残す。 一方で俳句や川柳を愛し、自らも『古川柳』の収集と研究を行う。 古典川柳の解釈と現代俳誌への寄稿を通じて、伝統的な文芸の保存と普及に貢献。 研究成果は論文や随筆としてまとめられ、文芸界との架け橋となった。 1977年に逝去。
1977年 山路閑古 化学者 俳人 古川柳 1900年
1984年

神田喜一郎

(1897 - 1984)

歴史学者、書誌学者

歴史学者 書誌学者
1984年 神田喜一郎 歴史学者 書誌学者 1897年
1988年

桑原武夫

(1904 - 1988)

フランス文学者

フランス文学者
1988年 桑原武夫 フランス文学者 1904年
1988年

押田勇雄

(1914 - 1988)

物理学者、上智大学名誉教授

物理学者 上智大学名誉教授
押田勇雄 上智大学 1914年
1990年

ゲルハルト・シュラーダー

(1903 - 1990)

有機化学者

有機化学者
1990年 ゲルハルト・シュラーダー 1903年
1992年

末松保和

(1904 - 1992)

歴史学者

歴史学者
1992年 末松保和 1904年