04月10日の誕生日 - 科学者・研究者

1583年

フーゴー・グロティウス

(1583 - 1645)

政治家、法律家

政治家法律家

オランダの法学者・政治家。国際法の父と称される。外交官としても活躍。

1583年4月10日、オランダのデルフトに生まれた。幼くしてラテン語や古典教育を受け、ライデン大学で法学を修めた。 1625年に法学教授に就任し、後にストックホルム公使として外交に貢献した。『自由海論』で海洋航行の自由を主張し、海洋法の礎を築いた。『戦争と平和の法』で国際法の理論を体系化し、「国際法の父」と称された。その学説は現代の国際関係や人道法にも影響を与え続けている。

1583年フーゴー・グロティウス政治家法律家 1645年

1651年

エーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウス

(1651 - 1708)

哲学者、数学者、磁器製作者

哲学者数学者磁器製作者

ドイツの哲学者・数学者。初期磁器製造技術の研究者でもあった。

1651年4月10日、ドイツのバイロイト近郊で生まれた。ライプニッツらと交流し、微分方程式など数学の研究を進めた。哲学的著作も残し、認識論や形而上学に関する議論を展開した。磁器の生成過程に着目し、ヨーロッパにおける硬質磁器製造の先駆者となった。領主ハウスに仕え、技術顧問として実験と研究を指揮した。 1708年4月10日に没し、多岐にわたる学術的成果を後世に残した。

1651年エーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウス哲学者数学者磁器 1708年

1713年

ジョン・ホワイトハースト

(1713 - 1788)

時計職人、科学者

時計職人科学者

イギリスの時計職人・科学者。地質学と地球科学の先駆者。

1713年4月10日、イングランドのチャーニーで生まれた。時計製造技師としてキャリアを積む一方、自然哲学に強い関心を寄せた。 1778年に『地球の起源に関する研究』を発表し、火成岩起源説などを論じた。王立協会フェローに選出され、学術界で高い評価を受けた。水路や排水事業の技術顧問を務め、実地での地質観察を行った。 1788年に没し、地質学の発展に大きな影響を与えた。

1713年ジョン・ホワイトハースト科学者 1788年

文久3年2月23日

山極勝三郎

(1863 - 1930)

病理学者

日本の病理学者。皮膚の動物実験で発がん性を証明。

1863年（文久3年）に出生。東京帝国大学医学部で学び、病理学を専攻。 1915年にウサギの耳に石炭タールを塗布し、皮膚がんを発生させて発がん性を実証。世界で初めて化学物質の発がん性を動物実験で示した研究者。 1916年にはコプリーメダルを受賞し、国際的にも高い評価を受ける。がん研究の礎を築き、後進の育成にも尽力。 1930年に没し、日本のがん研究史に大きな足跡を残す。

1863年文久 2月23日山極勝三郎病理学者 1930年

1887年

バーナード・ウッセイ

(1887 - 1971)

生理学者

生理学者。人体の機能解明に取り組んだ研究者。

バーナード・ウッセイは、20世紀前半に活躍した生理学者。神経や筋肉の生理機能に関する実験研究を行った。動物実験を通じて、神経伝達や筋収縮のメカニズム解明に貢献。学術論文を多数発表し、国際的にも高い評価を得た。 1971年に没するまで、生理学分野の発展に寄与した。

バーナード・ウッセイ生理学者 1971年

1890年

原久一郎

(1890 - 1971)

ロシア文学者

ロシア文学研究者。日本にロシア文化を紹介した学者。

原久一郎は、ロシア文学を専門とした日本の文学研究者。ドストエフスキーやトルストイの作品を日本語に翻訳・紹介した。東京大学などで教鞭を執り、多くの研究者を育成。ロシア文化や文学の精緻な分析で知られ、著書も多数執筆。 1971年に81歳で世を去るまで、東西文化交流に貢献した。

1890年原久一郎ロシア文学者 1971年

1892年

エーゴン・アイクシュテット

(1892 - 1965)

人類学者

20世紀前半に活躍した人類学者。主にフィールドワークを重視し、少数民族の文化研究を行った。

エーゴン・アイクシュテット（1892-1965）は20世紀前半に活動した人類学者です。オーストリア出身で、多くの現地調査を通じて少数民族の文化を詳細に記録しました。伝統的なフィールドワーク手法を重視し、人類学の研究方法論に新たな視点を提供しました。著作や論文を通じて文化相対主義の重要性を唱え、後進の研究者に影響を与えました。学術界で高く評価され、国際的な学会で講演を行うなど活躍しました。その業績は現代人類学の基礎を築いたとも言われています。

エーゴン・アイクシュテット人類学者 1965年

1910年

ポール・スウィージー

(1910 - 2004)

経済学者

アメリカの経済学者。マルクス経済学の研究と『Monthly Review』創刊で知られる。

ポール・スウィージー（1910-2004）はアメリカの経済学者・政治活動家です。マルクス主義経済学の研究を行い、資本主義の分析に新たな視点をもたらしました。1949年に雑誌『Monthly Review』を共同創刊し、長年編集に携わりました。主要著作『米国資本主義』などで知られ、学界だけでなく社会運動にも影響を与えました。執筆と講演活動を通じて、平等な社会の実現を提唱し続けました。晩年まで活発に執筆を行い、世界中の研究者と交流を深めました。

ポール・スウィージー経済学者 2004年

1917年

ロバート・バーンズ・ウッドワード

(1917 - 1979)

化学者

アメリカの有機化学者。複雑な天然有機化合物の全合成で知られる。

1917年に生まれ、20世紀を代表する有機化学者。複雑な天然有機化合物の全合成において先駆的な業績を挙げ、化学合成の可能性を大きく拡げた。 1965年にノーベル化学賞を受賞し、その研究は有機化学の発展に寄与した。多くの学生を指導し、化学界に影響を与え続けた。 1979年に没した。

1917年ロバート・バーンズ・ウッドワード化学者 1979年

1921年

平井啓之

(1921 - 1992)

フランス文学者

日本のフランス文学研究者。作品の翻訳・紹介で知られる。

1921年に生まれ、フランス文学を専門に研究した。ポール・ヴァレリーやマルセル・プルーストなどの作品を日本語で紹介し、研究論文を発表した。大学で教授として後進の育成にも力を注ぎ、教育者としても評価された。 1992年に没し、日本の文学研究に大きな貢献を残した。

1921年平井啓之フランス文学者 1992年

1922年

木下重教

(1922 - 2008)

工学者、北海道大学名誉教授、北海道情報大学初代学長

工学者北海道大学名誉教授北海道情報大学初代学長

日本の工学者。北海道大学名誉教授であり、北海道情報大学の初代学長を務めた。

1922年に生まれ、北海道大学で工学研究に従事した。数々の研究成果を上げ、教育者としても高い評価を受けた。退官後は北海道情報大学の初代学長として教育体制の構築に尽力した。工学教育の発展と地域産業振興に寄与し、多くの人材を育成した。 2008年に没し、学界と地域社会に多大な影響を与えた。

1922年木下重教北海道大学北海道情報大学 2008年

1926年

大林辰蔵

(1926 - 1992)

宇宙物理学者

日本の宇宙物理学者。

1926年大林辰蔵宇宙物理学者 1992年