ウォールフラワー

学名: Erysimum cheiri
科名: アブラナ科

花言葉

  • 熱愛
  • 末永い愛情
  • 愛のきずな
  • 逆境にも変わらない愛

特徴

花色:

説明

花は茎頂に総状に多数着きます。花色は黄の他、橙、紫、淡紅などがあります。春から初夏にストックに似た黄色やオレンジの花を咲かせます。名前はヨーロッパの古い土壁の上によく見られることにちなんでいます。学名Erysimumはギリシャ語で「救う」という意味の「eryomai」が語源となっており、古くから薬草として利用されていたことを表しています。

豆知識

  • 英語で「ウォールフラワー」と呼ばれるのは石垣によく咲くことから
  • ダンスパーティーで踊らない人を指す俗語の由来にもなっている
  • 古いヨーロッパの城や修道院の壁に今でも自生している場所がある
  • 香りが非常に強く、少量でも部屋全体に香りが広がる

利用方法

観賞用
  • 春の花壇での寄せ植え
  • 切り花として香りを楽しむアレンジメント
  • コンテナガーデンでの観賞
薬用
  • 古代から中世にかけて薬草として使用されていた
  • 現在では主に観賞用として利用

注意: 現在は観賞用植物として楽しむことをお勧めします

食用

観賞用の花であり、食用としては使用しません

その他
  • 香料として利用されることがある
  • ドライフラワーとして長期保存
  • ガーデニング教育での春の花材

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取した場合、胃腸の不調を引き起こす可能性があります

サクラ (桜)

学名: Cerasus × yedoensis
科名: バラ科

花言葉

  • 精神の美
  • 優美な女性
  • 純潔
  • 心の美

特徴

花色:

説明

ソメイヨシノ(染井吉野)は日本で最も親しまれている桜の品種で、江戸末期に東京の染井地区で作出された園芸品種です。エドヒガンとオオシマザクラの雑種とされ、開花が葉の展開より早く、満開時には枝全体が淡いピンクの花で覆われる美しい光景で知られています。全国の桜の約8割を占めるといわれ、「桜前線」の基準となっている品種でもあります。

豆知識

  • 全国のソメイヨシノは基本的にすべてクローンで、遺伝的には同一
  • 樹齢は60-80年程度で、戦後に植えられた多くが老木化している
  • 開花から満開まで約7日、満開から散り始めまで約7日という「桜七日」の言葉がある
  • 気象庁の生物季節観測の標本木として全国各地で利用されている

利用方法

観賞用
  • 公園や街路樹として景観美化
  • 庭木として個人宅での観賞
  • 切り枝として室内装飾
薬用
  • 桜の樹皮は古くから薬用として使用されていた
  • 現在でも一部の漢方薬に使用される

注意: 薬用としての使用は専門家に相談してください

食用
  • 花(塩漬け)
  • 葉(塩漬け)
その他
  • 桜材は家具や工芸品の材料
  • 花見文化における観光資源
  • 気象観測の指標植物

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 樹皮, 種子

症状: 大量摂取した場合、シアン化合物により中毒症状を引き起こす可能性があります

ヤマブキ (山吹)

学名: Kerria japonica
科名: バラ科

花言葉

  • 気品
  • 崇高
  • 金運
  • 謙遜

特徴

花色:

説明

低山の渓流沿いや山の斜面、やや湿り気のある明るい林の木陰などに群生する植物で、古くから親しまれた花で、庭にもよく植えられます。4-6月頃に鮮やかな黄色の5弁花を咲かせ、その美しい色合いから「山吹色」という色名の由来にもなっています。谷底に落とした金貨がヤマブキの花になったという言い伝えもあり、「金運」の花言葉もそれにちなむといわれます。

豆知識

  • 学名Kerriaはスコットランドの植物学者ウィリアム・カーに由来する
  • 八重咲きの品種もあり、より豪華な花を楽しめる
  • 花は咲くが実をつけない特徴があることで太田道灌の和歌に詠まれた
  • 山吹色という色名は日本の伝統色の一つとして現在でも使われている

利用方法

観賞用
  • 庭園での観賞用植物
  • 切り花として花瓶での観賞
  • 公園や街路樹としての景観植物
薬用
  • 古くから民間療法で利用されていた
  • 現在では主に観賞用として利用

注意: 現在は観賞用植物として楽しむことをお勧めします

食用

観賞用の花であり、食用としては使用しません

その他
  • 生け花の花材として利用
  • 庭園デザインでの黄色いアクセント
  • 染料として利用されることもある

毒性

有毒部位: 特に毒性はない

症状: 一般的に安全とされていますが、観賞用植物として楽しんでください

パンジー

学名: Viola × wittrockiana
科名: スミレ科

花言葉

  • もの思い
  • 私を思って
  • 思い出
  • 揺るがない魂

特徴

花色:

説明

19世紀に野生のサンシキスミレ(Viola tricolor)とその他2種を交配させて生まれた園芸種です。花が人の顔に見え、うつむいて物思いにふけっている姿に見えたことから「もの思い」「私を思って」という花言葉が付けられました。フランス語の「パンセ(考える)」という意味から「パンジー」と名付けられ、現在では世界中で愛される春の花として親しまれています。

豆知識

  • 花の模様が人の顔に見えることから「人面花」とも呼ばれる
  • 現在では数百種類の園芸品種が存在する
  • 寒さに強く、雪の中でも花を咲かせることがある
  • ビオラとパンジーの違いは主に花の大きさで、5cm以上がパンジー

利用方法

観賞用
  • 春の花壇での寄せ植え
  • コンテナガーデンでの観賞
  • 切り花として小さなアレンジメント
薬用
  • ヨーロッパの伝統医学では薬草として使用されていた
  • 現在では主に観賞用として利用

注意: 現在は観賞用植物として楽しむことをお勧めします

食用
  • 若い葉
その他
  • 園芸教育での入門植物
  • 春の季節感を演出する装飾
  • 色彩豊かなガーデンデザインの素材

毒性

有毒部位: 特に毒性はない

症状: 一般的に安全とされており、食用としても利用できます