1820年

エーゲ海のメロス島の農夫が「ミロのヴィーナス」を発見。

メロス島の農夫が古代ギリシャの名作『ミロのヴィーナス』を発見した出来事です。
1820年4月8日、エーゲ海に浮かぶメロス島の農夫イオアニス・ケントロスが土中から大理石像を発見。 像はアフロディーテ(ヴィーナス)を表す古典期ギリシャ彫刻で、後に『ミロのヴィーナス』と命名。 発見当初は欠損が激しかったが、その優美なプロポーションと表情が高く評価された。 1821年にフランス領事を通じてパリへ送られ、ルーヴル美術館で公開展示が始まる。 以後、西洋美術史における最高傑作の一つとして広く知られ、失われた腕の復元を巡る議論も続く。 この出土は古代ギリシャ美術研究に大きな影響を与え、考古学への関心を高めました。
1820年 エーゲ海 ミロのヴィーナス
1949年

日本民俗学会設立。

日本民俗学会が設立され、日本の民俗研究の拠点が誕生しました。
1949年4月8日、学術団体として日本民俗学会が創設され、民俗資料の収集や研究発表の場が整備されました。民俗学会は祭礼、伝承、風習など多岐にわたる地域文化を学際的に研究し、民族学や人類学とも連携を深めました。設立当初から全国規模での調査やシンポジウム開催が行われ、研究者間の交流を促進しました。この学会の活動は日本の伝承文化保存に大きく寄与し、戦後の文化再興にも貢献しました。現在も年次大会や機関誌の発行を通じて幅広い研究成果を発信しています。
1949年 日本民俗学会
1964年

国立西洋美術館で『ミロのヴィーナス』の特別公開が始まる。5月15日まで開催。

国立西洋美術館でローマ彫刻『ミロのヴィーナス』の特別公開が始まりました。 古代の名作が日本で鑑賞できる貴重な機会でした。
1964年4月8日から5月15日まで、国立西洋美術館で『ミロのヴィーナス』の特別公開が行われました。 彫刻は古代ギリシャ彫刻の傑作とされ、ルーヴル美術館所蔵の原作が来日。 初の日本公開となり、美術愛好家を中心に大きな注目を集めました。 1964年東京オリンピックに合わせた文化交流の一環として実施。 鑑賞者は古代芸術の精緻な造形美を間近に体験し、展覧会は成功を収めました。
1964年 国立西洋美術館