04月08日の命日 | calendar.web-standard.org

217年

カラカラ

(186 - 217)

ローマ皇帝

父セプティミウス・セウェルスの後を継いで211年からローマ皇帝となり、公共事業や軍事遠征を推進した人物。その過激な政治手法で暴君とも評される。

カラカラ（本名マルクス・アウレリウス・アントニヌス・アウグストゥス、在位211–217年）は、ローマ帝国の皇帝。父セプティミウス・セウェルスと共同統治を行った後、単独統治を確立した。彼は広範な公共事業を推進し、有名なカラカラ浴場を建設させた。また、軍事遠征を通じて帝国領域の防衛と拡大を図った。一方で増税や専制的な統治手法から暴君とみなされ、217年に護衛隊に暗殺された。

217年カラカラローマ皇帝 186年

推古天皇30年2月22日

聖徳太子

飛鳥時代の政治家※推古天皇29年2月5日没とする説あり

飛鳥時代の摂政として古代日本の政治・文化に多大な影響を与えた人物。冠位十二階や十七条憲法を制定し、仏教を保護した。

聖徳太子（厩戸皇子、574年頃–622年）は、推古天皇の摂政として活動した飛鳥時代の政治家・皇族。冠位十二階の制を定めて貴族の位階秩序を整え、中央集権化を推進した。また、十七条憲法を制定し、政治倫理や官僚の心得を示した。仏教保護者として法隆寺などの寺院建立を奨励し、朝鮮半島や中国との外交・文化交流を展開した。その業績は後世に聖徳太子信仰として伝承され、日本文化の礎を築いたとされる。

622年 2月22日聖徳太子飛鳥時代 574年

956年

ジルベール

ブルゴーニュ公

中世フランスのブルゴーニュ公国を治めた公爵。

ジルベール（Gilbert、–956年）は、中世フランスのブルゴーニュ公国の公爵。封建制度下で領地を統治し、隣接する諸侯との同盟や抗争を通じて勢力を維持した。彼の治世は地域の安定化と経済発展に寄与したとされる。詳細な伝記は限られているが、ブルゴーニュ公国の歴史において重要な役割を果たした。没年や生没年の詳細は不明な点が多いが、彼の統治は後のブルゴーニュ公国興隆の基礎となった。

956年ジルベールブルゴーニュ公

1143年

ヨハネス2世コムネノス

(1087 - 1143)

東ローマ皇帝

11世紀から12世紀にかけて東ローマ帝国を治め、軍事・行政改革を推進した皇帝。

ヨハネス2世コムネノス（1087年–1143年）は、東ローマ帝国の皇帝（在位1118–1143年）。皇帝アレクシオス1世の息子として生まれ、兄弟と共同統治を経て単独皇帝となった。彼は軍事遠征で帝国領域の回復を試み、セルジューク朝やハンガリー王国との戦闘を指導した。行政改革により財政基盤を整え、教会との協調を図って内政の安定を実現した。穏健で教養深い統治者として知られ、その治世下で帝国は再び繁栄を取り戻した。

1143年ヨハネス2世コムネノス東ローマ皇帝 1087年

1302年

ムハンマド2世

ナスル朝スルターン

ナスル朝グラナダ王国のスルターンとして在位し、王国の防衛と外交に尽力した人物。

ムハンマド2世（1235/1236年頃–1302年）は、イベリア半島南部のナスル朝グラナダ王国のスルターン（在位1273–1302年）。レコンキスタの脅威が迫る中、要塞都市の強化や城壁建設を進め、王国防衛を強固にした。キリスト教王国との条約締結と分割統治で戦略的平和を図り、生存戦略を展開した。また、学問と芸術の保護者として宮廷文化を育み、多文化共存の基盤を築いた。彼の統治によりグラナダは中世最後のムスリム王国として長く存続した。

1302年ムハンマド2世ナスル朝スルターン 1235年 1236年

1364年

ジャン2世

(1319 - 1364)

フランス王

百年戦争期のフランス王として、戦場での敗北と捕虜生活を経験した王。

ジャン2世（1319年–1364年）は、フランス王（在位1350–1364年）別名「善良王（Jean le Bon）」。百年戦争でイングランド軍と対峙し、1356年のポワティエの戦いで捕虜となった。ロンドンで拘束された後、高額な身代金と交換に釈放されたが、国庫は疲弊した。帰国後は財政立て直しを図りつつも反乱が相次ぎ、内政は混乱を極めた。 1364年の死去後、遺された課題は息子シャルル5世が継承し解決を進めた。

1364年ジャン2世フランス王 1319年

1461年

ゲオルク・プールバッハ

(1423 - 1461)

天文学者

中世オーストリアの天文学者・数学者。プトレマイオス天文学の研究を通じて後世に影響を与えた。

ゲオルク・プールバッハ（1423年–1461年）は、オーストリア出身の天文学者・数学者。プトレマイオスの『アルマゲスト』を研究・解説し、天体運行表『天体暦表（Tabulae eccentricae）』を作成した。また、アストロラーベや六分儀などの天文観測機器の改良に貢献した。後継者レギオモンタヌスに教育を施し、ヨーロッパにおける天文学復興の契機となった。彼の業績はルネサンス期の科学発展に大きな影響を与えた。

1461年ゲオルク・プールバッハ天文学者 1423年

1492年

ロレンツォ・デ・メディチ

(1449 - 1492)

フィレンツェの指導者

フィレンツェ共和国の実質的支配者であり、ルネサンス文化を華麗に開花させたパトロン。

ロレンツォ・デ・メディチ（1449年–1492年）は、メディチ家の当主としてフィレンツェ共和国の実質的リーダーを務めた。詩人、芸術家への寛大な支援により、ボッティチェリやミケランジェロなど多くの天才を育んだ。彼の庇護の下、ルネサンス文化は絵画や建築、哲学・文学の分野で飛躍的に発展した。また、政治家として周辺都市国家との外交・同盟を巧みに操り、フィレンツェの安定と繁栄を実現した。死後も「イル・マニフィコ（華麗なる者）」として後世に称えられた。

1492年ロレンツォ・デ・メディチフィレンツェ 1449年

天文20年3月3日

織田信秀

(1510 - 1551)

戦国武将、織田信長の父

戦国武将織田信長の父

美濃国を拠点に勢力を拡大した戦国大名、織田信長の父としても知られる人物。

織田信秀（1510年–1551年）は、尾張国美濃方面を支配した戦国大名。国人領主をまとめ上げ、隣接する勢力との抗争を通じて領地を拡大した。鉄砲隊の導入や交易路の整備に努め、経済的基盤の強化を図った。晩年は病没したとされ、その死は子織田信長の台頭を後押しした。父の死後、織田家は一気に勢力を盛り返し、織田信長による天下統一への道を切り拓いた。

1551年天文 3月3日織田信秀戦国武将織田信長 1510年

永禄5年3月5日

三好実休

(1527 - 1562)

戦国武将

三好氏の有力な家宰として、畿内の支配を巡る抗争に関与した戦国武将。

三好実休（1527年–1562年）は、三好氏を代表する戦国武将・家宰。内紛渦巻く畿内で足利将軍家や細川氏と連携し、実権握るための権謀術数を巡らせた。一時期は足利義輝を擁立し将軍権を操る立場を築いたが、勢力争いは続いた。最終的に抗争の中で討たれ、三好氏の没落を加速させた。彼の死は室町幕府の権威低下と戦国時代の混乱を象徴する事件となった。

1562年永禄 3月5日三好実休 1527年

1706年

カスパル・シャムベルゲル

(1623 - 1706)

外科医、商人

外科医商人

ドイツの外科医・商人。日本に西洋医学を伝えた先駆者。

1623年にザクセン地方で生まれたドイツ人外科医。オランダ東インド会社にてインドや日本を巡る航海に従事し、長崎出島で西洋外科技術を紹介した。商人としても活躍し、日欧間の交易と文化交流に寄与。1706年に帰国後、医学の発展に貢献して生涯を閉じた。

1706年カスパル・シャムベルゲル 1623年

1735年

ラーコーツィ・フェレンツ2世

(1676 - 1735)

ハンガリーの民族主義運動指導者

ハンガリーの貴族で、独立戦争の指導者。民族主義運動の象徴的存在。

1676年にトランシルヴァニアで生まれ、1703年からハプスブルク帝国に対抗する独立戦争（ラーコーツィ戦争）を指導した。国内外で支持を集め、亡命先のトルコでも活動を継続。彼の戦いは後のハンガリー独立運動に大きく影響し、国民的英雄とされた。1735年に亡命先で没した。

1735年ラーコーツィ・フェレンツ2世 1676年