フジ (藤)
花言葉
- 恋に酔う
- 優しさ
- 歓迎
- 決して離れない
特徴
説明
長く垂れて咲く花房が風に揺れる様子がとても美しい花です。日本の固有種で、本州(主に青森県津軽以南)、四国、九州にかけて分布します。花期は春から初夏(4-6月ごろ)で、フジ属の中で最も長い総状花序を持ち、普通は20-50cm、長いものでは100cmにも達します。花は紫から淡紅色(いわゆる藤色)、または白色で、甘い香りを漂わせます。
豆知識
- 学名Wisteriaはアメリカの解剖学者カスパール・ウィスターにちなんで命名された
- 日本最古の藤は群馬県の「樹齢1200年の藤」とされている
- 花言葉「歓迎」は垂れ下がった花がお辞儀しているように見えることから
- 「藤色」という色名は、この花の色から名付けられた
利用方法
観賞用
- 藤棚での観賞用栽培
- 庭園のパーゴラや垣根での装飾
- 切り花として花瓶での観賞
薬用
- 古くから民間療法で利用されていた
- 現在では主に観賞用として利用
注意: 種子には毒性があるため、薬用としての使用は専門家に相談してください
食用
- 花(天ぷらなど)
その他
- 観光資源として藤まつりの開催
- 写真撮影スポットとしての活用
- 日本文化の象徴として国際的なガーデンデザイン
毒性
毒性レベル: 中程度
有毒部位: 種子, 樹皮
症状: 種子を摂取すると吐き気、嘔吐、下痢などの中毒症状を引き起こす可能性があります