1795年
フランスが長さの単位としてメートルを導入。
フランスが公式にメートルを長さの単位として採用し、計測の近代化が進みました。
1795年、フランス革命政府は長さの単位をメートル法に統一し、メートルを正式に採用しました。メートルは地球子午線の1/10,000,000に基づいて定義され、合理的で普遍性のある単位として設計されました。従来の混乱した度量衡を一掃し、国民の経済活動や科学研究における共通基盤を提供しました。後に多くの国々でメートル法の導入が進み、国際度量衡の標準として定着しました。近代計量制度の出発点となった革新的な出来事です。
1795年
フランス
メートル
1827年
薬剤師ジョン・ウォーカーが、前年に発明したマッチの販売を開始。
薬剤師ジョン・ウォーカーがマッチの商業販売を開始し、火の利用が手軽になりました。
1827年、イギリスの薬剤師ジョン・ウォーカーは摩擦で点火するマッチを開発し、市販を開始しました。彼のマッチは硫化リンや硫黄を用いた簡便な構造で、従来の火打石や火銃石に比べ扱いやすい点が特徴です。マッチの普及により家庭や産業での火の利用が飛躍的に簡素化され、生活様式が大きく変化しました。その後、多くの改良が加えられて安全性が向上し、近代の火器具として世界中で広まりました。発明と商業化の両面から近代社会の利便性に貢献した重要な技術革新です。
1827年
ジョン・ウォーカー
マッチ
1964年
IBMがSystem/360を発表。
IBMが汎用コンピュータSystem/360を発表し、コンピュータ産業に革新をもたらしました。
1964年4月7日、IBMは新世代の汎用コンピュータ・System/360を正式に発表しました。
System/360はハードウェアとソフトウェアの互換性を重視したアーキテクチャを採用し、シリーズ間でプログラム資産を共有可能にしました。
価格帯・性能が異なるモデルを統一プラットフォームで提供したことで、企業はニーズに応じた機種選択が容易になりました。
当時開発費は50億ドル以上とも言われ、コンピュータ産業の標準化を促進するきっかけとなりました。
この発表はメインフレーム市場を一変させ、以降のコンピュータ設計思想に大きな影響を与えました。
1964年
IBM
System/360
1966年
千葉大学医学部附属病院の医局員を、チフス菌の人体実験をした容疑で逮捕。
千葉大学医学部附属病院の医局員がチフス菌を用いた人体実験の疑いで逮捕されました。
1966年4月7日、千葉大学医学部附属病院の医局員数名が、チフス菌を使った人体実験を行った疑いで警察に逮捕されました。
実験には無断で患者に感染症菌を投与し、免疫や薬効の観察を目的としていたと伝えられています。
この事件は医療倫理に反する行為として大きな社会的非難を浴び、大学側も調査委員会を設置しました。
後に被害患者の補償や研究体制の見直しが行われ、臨床研究の倫理規定強化の契機となりました。
以降、日本の研究倫理指針整備への足がかりとなっています。
1966年
千葉大学医学部附属病院
チフス菌
1969年
スティーブ・クロッカーがRFC 1を発表。
インターネット技術の基礎となるRFCの第1号が発表された日。
スティーブ・クロッカーは1969年4月7日にRFC 1を発表し、インターネットプロトコルの文書体系を初めて示しました。
RFC(Request for Comments)はネットワーク技術の仕様や議論を共有するためのドキュメントです。
RFC 1では初期のARPANET上でのプロトコル設計や運用に関する提案がまとめられました。
この文書体系は後にTCP/IPやインターネット標準の策定において基盤的役割を果たしました。
現在もRFCは技術標準や新技術の議論に欠かせないコミュニケーション手段として利用されています。
スティーブ・クロッカー
RFC
1983年
STS 6にて、ストーリー・マスグレーブとドナルド・H・ピーターソンが史上初めてスペースシャトルからの宇宙遊泳を行う。
STS-6ミッションで史上初めてスペースシャトルからの宇宙遊泳が行われた日。
1983年4月7日、スペースシャトルチャレンジャーのSTS-6ミッションで宇宙遊泳が実施されました。
宇宙飛行士ストーリー・マスグレーブとドナルド・H・ピーターソンが船外活動に参加しました。
これはスペースシャトル計画で初めての船外活動であり、船外活動用手袋やスーツをテストしました。
この成果は後のシャトルミッションでの建設作業や修理作業に重要なデータを提供しました。
スペースシャトルの船外活動はその後の国際宇宙ステーション建設などへつながる技術的基盤となりました。
1983年
STS-6
ストーリー・マスグレーブ
英語版
ドナルド・H・ピーターソン
英語版
スペースシャトル
宇宙遊泳
2001年
火星表面を構成する多くの化学元素と鉱物の分布を示す初の世界地図の作成を目的に含んだ長期火星探査機「マーズ・オデッセイ」が打ち上げられる。
2001年4月7日、火星探査機「マーズ・オデッセイ」が地球から打ち上げられました。
2001年4月7日、NASAの長期火星探査計画である「マーズ・オデッセイ」がケープカナベラル空軍基地から打ち上げられました。
主搭載機器にはガンマ線分光器や中性子検出器があり、火星表面の化学元素や鉱物分布を詳細にマッピングすることを目的としています。
さらに火星の水や氷の痕跡探査にも貢献し、後続の火星探査ミッションに大きな知見を提供しました。
オデッセイは2002年に火星周回軌道に投入され、長期間にわたってデータを地球へ送信し続けました。
2001年
マーズ・オデッセイ
2019年
日本時間の午前8時59分42秒にGPSの内部時計がオーバーフローして0に戻る(1999年8月22日についで2度目、UTCでは4月6日23時59分42秒)
2019年4月7日、日本時間午前8時59分42秒にGPSの内部時計がビットオーバーフローによりリセットされ、再び0に戻りました。
GPSは衛星搭載の原子時計を基に正確な時刻情報を提供するシステムですが、内部時計は限られたビット数で時間をカウントしています。
2019年4月7日午前8時59分42秒(日本時間)にカウントが最大値に達し、ビットオーバーフローにより0にリセットされました。
これは1999年8月22日に続く2度目のロールオーバーで、UTCでは4月6日23時59分42秒でした。
ロールオーバー自体は設計上織り込み済みで、多くのGPS受信機では自動復帰が行われましたが、一部の古い機器で誤動作が報告されました。
この現象は時刻精度やナビゲーション機能に影響を与える可能性があり、システム更新の重要性を再認識させました。
2019年
GPS
1999年
8月22日
UTC