04月05日の出来事 - 社会・暮らし

1927年

花柳病予防法公布。

1927年4月5日、花柳病予防法が公布され、性病対策の法的枠組みが整備された。

花柳病予防法は、性病（梅毒や淋病など）の蔓延を防ぐために1927年4月5日に公布された。法律は感染者の検査・治療を医師の監督下で行うことを定め、指定医療機関の設置を義務付けた。売春防止法と連携し、性病対策を総合的に強化して公共衛生の向上を図った。検査義務や治療費助成の規定は市民の受診ハードルを下げ、感染拡大抑制に貢献した。一方で医療施設の不足や地域格差など運用上の課題も浮き彫りとなった。その後の保健医療制度整備に大きな影響を与えた重要な立法である。

1927年花柳病予防法

1954年

初の集団就職列車（青森上野間）が運行される。

1954年4月5日、青森から上野間で初の集団就職列車が運行されました。

戦後復興期の人手不足を背景に、農村から都市への若年労働者移動を目的とした取り組みです。青森を出発した列車には多くの高校卒業者が乗り込み、東京での工場就職を目指しました。国鉄が臨時列車を仕立てた初の事例で、集団就職列車という社会現象の始まりとなりました。その後、北東北や北関東など各地でも同様の列車が運行され、地方経済や人口構造に大きな影響を与えました。

1954年集団就職青森上野

1971年

フランスで当時非合法とされていた堕胎を受けた女性343名が合法化を求めた請願書を公表。(343人のマニフェスト)

1971年、フランスの女性343名が非合法の堕胎を受けた経験を公表し、女性の権利拡大を訴えました。

343人のマニフェストは1971年4月5日にパリの週刊誌に掲載。当時フランスでは中絶が重罪とされ、女性は地下で手術を受けるしかなかった。著名な作家や女優らが名を連ね、世論に大きな反響を呼ぶ。この運動は1975年の中絶合法化法成立への道を開いた。女性の身体的自己決定権をめぐる議論の先駆けとなった歴史的事件です。

1971年フランス堕胎 343人のマニフェスト

1976年

北京で四五天安門事件が起こる。

1976年、北京で学生や市民による抗議行動『四五天安門事件』が発生しました。

1976年4月5日、毛沢東追悼集会が政治集会へと発展し天安門広場を占拠。遺憾碑事件とも呼ばれ、数千名が集結して政治改革を要求。当局は厳戒態勢を敷き、デモ隊を鎮圧し多数の逮捕者が出る。この出来事は後の中国国内の民主化運動に影響を与える一幕とされる。歴史的背景と政治的緊張感を象徴する重要な事件です。

1976年北京四五天安門事件