04月04日の命日 - 科学者・研究者

1617年

ジョン・ネイピア

(1550 - 1617)

数学者

対数を発見し『ネイピアの骨』を考案したスコットランドの数学者。計算方法革新者として知られる。

1550年にスコットランド・エディンバラ近郊で生まれる。数学や天文学に深い興味を抱き、1614年に対数の概念を発表して計算を飛躍的に簡素化。『ネイピアの骨』と呼ばれる計算具を考案し、商業や天文学で実用化を実証。錬金術や宗教哲学にも造詣が深く、多才な学者として著名。1617年4月4日に没し、近代数学の発展に多大な影響を与えた。

1617年ジョン・ネイピア数学者 1550年

1807年

ジェローム・ラランド

(1732 - 1807)

天文学者

フランスの天文学者で、恒星カタログの編纂や天文観測の発展に貢献した。

1732年、フランスのジャンティリーで生まれる。若くしてパリ天文台に入局し、多くの観測と計算を行う。恒星の位置をまとめたカタログの編纂に携わり、後世に大きな影響を与えた。惑星の軌道計算や月面・太陽黒点の観測にも注力。著書『天文学辞典（Dictionnaire Astronomique）』などを刊行し、教育にも力を注ぐ。 1807年4月4日にパリで没し、フランス天文学の発展に寄与した。

1807年ジェローム・ラランド天文学者 1732年

1919年

ウィリアム・クルックス

(1832 - 1919)

化学者、物理学者

化学者物理学者

イギリスの物理学者・化学者。クルックス管やタリウム発見で知られる。

1832年、イングランドのマンチェスターで生まれる。分析化学者としてタリウムを発見し、元素探究に貢献。陰極線放電管（クルックス管）を開発し、放電現象の研究を先導。スペクトル分析や放射能研究にも取り組み、物理学発展に寄与。王立協会会員として学術界で影響力を持つ。 1919年4月4日にロンドンで没し、その功績は今なお称えられている。

1919年ウィリアム・クルックス化学者物理学者 1832年

1923年

ジョン・ベン

(1834 - 1923)

数学者

イギリスの数学者で、ヴェン図を考案した論理学者。

1834年、イングランドのクラーケンウェルで生まれる。ケンブリッジ大学で数学と哲学を学ぶ。 1901年にヴェン図（Venn diagram）を発表し、集合論に新たな視覚表現をもたらす。論理学や確率論の研究に貢献し、教育者としても活躍。ケンブリッジ・オルソピー協会会長など学会活動にも参加。 1923年4月4日にケンブリッジで没し、その業績は学問界に大きな影響を与えた。

1923年ジョン・ベン数学者 1834年

1929年

カール・ベンツ

(1844 - 1929)

ガソリン自動車を開発した技術者、ダイムラー創業者のひとり

ガソリン自動車を開発した技術者ダイムラー創業者のひとり

ガソリン自動車を発明し、自動車産業の基礎を築いたドイツの技術者。

カール・ベンツは1844年にドイツで生まれ、世界初の実用的なガソリン自動車「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」を1886年に開発しました。彼のエンジン技術と車体設計は自動車工業の発展を促し、特許取得によって産業化の道を拓きました。その後、ダイムラー社の創業にも携わり、企業家としても活動しました。ベンツの業績は今日の自動車社会の礎となり、多くの技術者に影響を与えました。1929年にその生涯を閉じ、自動車史に不朽の功績を残しました。

1929年カール・ベンツガソリン自動車ダイムラー 1844年

1932年

ヴィルヘルム・オストヴァルト

(1853 - 1932)

化学者

物理化学の確立に貢献し、1909年にノーベル化学賞を受賞したドイツの化学者。

ヴィルヘルム・オストヴァルトは1853年にドイツで生まれ、触媒作用や化学平衡の研究を通じて物理化学の基礎を築きました。1897年にライプツィヒ大学で物理化学の教授となり、化学反応速度論にも大きく貢献しました。1909年には触媒作用に関する研究でノーベル化学賞を受賞し、世界的な評価を得ました。彼はまた、化学者としてだけでなく、哲学的随筆の著者としても知られています。教育者として多くの研究者を育て上げ、ドイツ化学界に影響を与えました。1932年にその生涯を終えました。

1932年ヴィルヘルム・オストヴァルト 1853年

1957年

エドガートン・ハーバート・ノーマン

(1909 - 1957)

外交官、日本学者

外交官日本学者

カナダの外交官・日本学者。戦後日本研究の第一人者の一人。

1909年にカナダで生まれる。ハーバード大学で日本史を専攻し、日本文化や政治史の研究に大きく貢献した。戦後はカナダの外交官として東京やエジプトなどに赴任し、日本の戦後復興支援に携わった。 1957年に政界からの圧力や疑惑を苦にして自殺し、悲劇的な最期を迎えた。研究者としての日英相互理解の促進に尽力し、現在も日本研究の礎を築いた人物とされる。

1957年エドガートン・ハーバート・ノーマン外交官日本学者 1909年

1976年

ハリー・ナイキスト

(1889 - 1976)

物理学者

スウェーデン生まれの物理学者。情報理論の基礎を築いた。

1889年スウェーデンで生まれ、後にアメリカへ移住した。ベル研究所で電気通信の研究に従事し、ナイキスト安定性判別などの理論を確立した。また、標本化定理の基礎となる研究を行い、のちのシャノン理論に大きな影響を与えた。制御工学や通信工学の発展に寄与し、幅広い分野で引用される。 1976年4月4日に逝去し、その理論は現在も情報通信技術の基盤となっている。

1976年ハリー・ナイキスト 1889年

1981年

カール・ジーゲル

(1896 - 1981)

数学者

ドイツの数学者。解析的整数論やモジュラー形式の研究で知られる。

カール・ジーゲルは1896年にドイツで生まれた数学者。解析的整数論や楕円関数論、シーゲルモジュラー形式の分野で世界的に知られる研究成果を上げた。戦後のドイツ数学界の再建に尽力し、多くの優秀な数学者を育成。国際数学者会議の運営や学術誌の編集にも携わり、学界で重要な役割を果たした。数多くの賞や栄誉を受け、数学界の巨匠としてその名を歴史に刻んだ。

1981年カール・ジーゲル数学者 1896年

1984年

オリェーク・アントーノフ

(1906 - 1984)

航空機技術者

ソ連の航空機設計者。アントノフ設計局を創設し、多くの輸送機を手がけた。

オレーク・コスタンチノヴィチ・アントーノフは1906年にロシア帝国で生まれた設計者。第二次世界大戦後にアントノフ設計局を設立し、An-2や大型輸送機An-124などを開発した。堅牢で高い信頼性を持つ機体設計は世界中で評価され、軍事・民間の両面で広く活用された。指導者として多くの技術者を育成し、アントノフ社の基礎を築いた。 1984年に没し、その功績は現在の航空輸送にも影響を与え続けている。

1984年オリェーク・アントーノフ航空機 1906年

1996年

野副鉄男

(1902 - 1996)

化学者

有機化学などの研究に取り組んだ化学者。

野副鉄男（1902年–1996年）は日本の化学者。化学の基礎研究に従事し、学術論文を多数発表した。特に有機化学の分野で成果を挙げ、国内外で評価を得た。大学や研究機関で教鞭を執り、後進の育成に力を注いだ。その業績は化学研究の発展に寄与した。

1996年野副鉄男 1902年

2003年

光延旺洋

(1934 - 2003)

化学者

日本の化学者。

光延旺洋 1934年