186年
カラカラ
(186 - 217)
ローマ皇帝
ローマ皇帝
ローマ帝国の皇帝として専制政治を行い、212年に市民権を全帝国内に拡大した。暴君とも評され、217年に暗殺された。
本名はマルクス・アウレリウス・セウェルス・アントニヌスで、198年に共治皇帝として戴冠した。父は先帝セウェルス、母はユリア・ドミナ。212年に発布した『アントニニアヌス勅令(コンスティトゥツィオ・アントニニアーナ)』により自由民に市民権を付与し、ローマ市民の優位性を薄めた。軍人として積極的に辺境を巡察し、ライン川やダキア方面の防衛強化に努めた。一方で過酷な税制や抑圧的な治世により貴族や元老院と対立した。217年に護衛兵に暗殺され、帝国は再び動揺した。
186年
カラカラ
217年