トリテリア (花韮)

学名: Triteleia uniflora
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 耐える愛

特徴

花色:

説明

別名がハナニラであることからわかるように、鱗茎にはニラと同じような臭いがあります。青色の星形の小花を多数咲かせた姿は可憐です。葉はニラよりは幅が広く厚いです。学名「Triteleia」は、雄しべが6本、雌しべの先端が3本、花弁が6つなど、3の倍数で構成されていることに由来します。

豆知識

  • 寒さや暑さに強く並外れた生命力を持ちます
  • ニラのような臭いがしますが、ニラとは全く別の植物です
  • 帰化植物として野生化することがあります
  • 花は星型で非常に可憐な印象を与えます

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • グラウンドカバー
  • ナチュラルガーデン
薬用
  • 特に薬用としての利用はありません

注意: 有毒成分を含むため、食用や薬用には適しません

食用

有毒のため食用不可

その他
  • 野生化して帰化植物となることがあります
  • 蜜源植物として昆虫に利用されます

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 全草

症状: ヒガンバナアルカロイドを含み、摂取すると激しい下痢を引き起こす可能性があります

アセビ (馬酔木)

学名: Pieris japonica
科名: ツツジ科

花言葉

  • この身を捧げます
  • 清純な心
  • 犠牲
  • 献身

特徴

花色:

説明

枝葉にアセボチンという有毒成分を含んでいて、馬が食べると足がしびれることから、漢字表記では馬が酔う木と表記します。春に白やピンクのつぼ状の花を穂のようにつけ、垂れ下がって咲く様子は優雅です。毒があるためシカの食害を受けず、シカが多い地域では林床に広く生育しています。

豆知識

  • 万葉集に「あしび」として詠まれています
  • 蜂蜜にも毒が移ることがあるため、養蜂家は注意が必要です
  • シカが食べないため、シカ害対策に利用されます
  • 花期は2月から5月と比較的長期間楽しめます

利用方法

観賞用
  • 庭園樹
  • 公園植栽
  • 盆栽
  • 切り花
薬用
  • 古代では薬用として利用されていましたが現在は危険です

注意: 有毒成分グラヤノトキシンを含むため、薬用利用は絶対に避けてください

食用

有毒のため食用不可

その他
  • シカ対策植物として利用
  • 土壌改良効果
  • 文学作品のモチーフ

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全株, 特に葉

症状: 腹痛、下痢、嘔吐、めまい、呼吸困難を引き起こし、重篤な場合は致命的になることがあります

カスミソウ (霞草)

学名: Gypsophila elegans
科名: ナデシコ科

花言葉

  • 清らかな心

特徴

花色:

説明

細かく枝分かれした茎の先に多くの白い花をつける様子が、霧のように見えることから霞草と名付けられました。英語圏では「ベイビーブレス」つまり「赤ちゃんの吐息」という愛らしい名前で呼ばれています。石灰質の土壌を好むことから、ギリシャ語で「石膏を好む」を意味する学名がつけられました。

豆知識

  • 古代エジプトでは石鹸の代用品として使われていました
  • 学名のGypsophilaは「石膏を愛する」という意味です
  • 切り花では「脇役の女王」と呼ばれています
  • ドライフラワーにしても美しさが長期間保たれます

利用方法

観賞用
  • 切り花の添え花
  • ブーケ
  • 花壇
  • ドライフラワー
薬用
  • 特に薬用としての利用はありません

注意: 観賞用として楽しんでください

食用

食用ではありません

その他
  • 石鹸の泡立ち向上剤として古代から利用
  • 土壌のpH指標植物

毒性

症状: 特に毒性はありません

アネモネ (花一華)

学名: Anemone coronaria
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 君を愛す

特徴

花色:

説明

地中海沿岸原産で、春に鮮やかな赤色の花を咲かせる球根植物です。赤いアネモネは情熱的な愛を象徴し、ギリシャ神話では美青年アドニスの血から生まれたとされています。風に揺れる様子から「風の花」とも呼ばれ、花びらに見える部分は実は萼片です。

豆知識

  • 花びらに見える部分は実際には萼片です
  • 茎を切ると出る汁で皮膚炎を起こすことがあります
  • プロトアネモニンという毒成分を含んでいます
  • 風に揺れる美しい姿から「風の花」と呼ばれます

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • 鉢植え
  • 切り花
  • ブーケ
薬用
  • 古代では薬用として利用されていました

注意: 全草に毒性があるため、現在は薬用利用は推奨されません

食用

有毒のため食用不可

その他
  • 観賞用
  • 園芸品種の開発

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に茎の汁

症状: 皮膚炎、水疱、胃腸炎を引き起こす可能性があります