04月03日の命日 | calendar.web-standard.org

687年

ムフタール・アッ＝サカフィー

(622 - 687)

反ウマイヤ朝の反乱指導者

7世紀にウマイヤ朝への反乱を指導したイスラムの革命指導者。

ムフタール・アッ＝サカフィーは622年に生まれ、イラクのコッファを拠点に活動した。 7世紀後半、ウマイヤ朝の正当性を疑問視し、シーア派の立場から反乱を起こした指導者である。彼は独自の軍を組織し、カリフ制の改革を掲げて勢力を拡大した。 687年、コッファの戦いで敗れ、捕らえられて処刑された。彼の反乱はイスラム史における正統性争いと宗派対立を象徴する重要な出来事とされる。今日では、政治的・宗教的対立の先駆けとして研究対象となっている。

687年ムフタール・アッ＝サカフィーウマイヤ朝 622年

文武天皇4年3月10日

道昭

(629 - 700)

法相宗の僧

飛鳥時代から奈良時代にかけて法相宗を体系化した高僧。

道昭（どうしょう、629-700）は、飛鳥時代から奈良時代初期の僧侶で、法相宗（瑜伽行唯識学）の研究者である。若年期に渡唐し、玄奘三蔵の下で仏典を学び、日本に帰国後は仏教理論の講義を行った。 698年に薬師寺で「法相義」を著し、法相宗の教学を体系化した。日本における唯識思想の基礎を築き、多くの弟子を育てた。その学問的功績は後世の仏教研究に大きな影響を与え、奈良仏教の発展に寄与した。

700年文武天皇 3月10日道昭法相宗僧 629年

1350年

ウード4世

(1295 - 1350)

ブルゴーニュ公

中世ヨーロッパでブルゴーニュ公国を治めた領主。

ウード4世（1295-1350）は、ブルゴーニュ公として中世フランス南東部を統治した領主である。封建的な支配体制の下、貴族間の同盟構築や領地内の行政改革に注力した。交易路の整備や都市振興を支援し、地域経済の発展に寄与した。また、フランス王室との関係を維持しながら外交的・軍事的課題に対処した。彼の死後、継承者間で爵位の継承が行われ、ブルゴーニュ公国は引き続き重要な領国として存続した。

1350年ウード4世ブルゴーニュ公 1295年

天文18年3月6日

松平広忠

(1526 - 1549)

三河国の戦国大名、徳川家康の父

三河国の戦国大名徳川家康の父

戦国時代の三河国大名で、徳川家康の父として知られる。

松平広忠（1526-1549）は、戦国時代の三河国を治めた大名で、後の徳川家康の父として知られる。 1542年に家督を継ぎ、今川氏の支援を受けながら領国の統治を行った。若年ながら地域勢力の安定を図り、城下町の整備や城塞の改修を進めた。 1549年に若くして死去し、わずか5歳の松平竹千代（後の家康）が家督を継承した。その死は松平家の存続と家康の少年期に大きな影響を及ぼしたとされる。

1549年天文 3月6日松平広忠三河国戦国大名徳川家康 1526年

天正10年3月11日

武田勝頼

(1546 - 1582)

甲斐国の戦国大名、武田信玄の子

甲斐国の戦国大名武田信玄の子

戦国時代の甲斐国大名で、武田信玄の後継者。

武田勝頼（1546-1582）は、武田信玄の子として生まれ、1573年に武田氏の家督を継承した。信玄の強軍を引き継ぎつつも、織田信長・徳川家康連合軍との対立に苦しんだ。 1575年の長篠の戦いで大敗し、騎馬軍団の衰退を招いた。 1582年、織田・徳川連合軍の侵攻を受け滝川一益の攻撃で敗走。天目山で自害し、武田氏は滅亡した。彼の敗北は日本戦国史における戦術・兵器の変化を象徴する転換点とされる。

1582年天正 3月11日武田勝頼甲斐国武田信玄 1546年

天正10年3月11日

跡部勝資

(1547 - 1582)

戦国武将

武田氏に仕えた戦国時代の有力武将。

跡部勝資（1547-1582）は、甲斐の戦国大名武田氏に仕えた武将である。先進的な騎兵戦術を学び、自らも精強な騎馬隊を率いた。長篠の戦いでは先陣を務めるなど、武田軍の主力として活躍した。 1582年の天目山の戦いで敗北後、主家の滅亡とともに自害した。彼の勇猛さと忠誠心は、武田氏の武将として高く評価されている。

跡部勝資戦国武将 1547年

天正10年3月11日

武田信勝

(1567 - 1582)

戦国武将

戦国時代の武将で、武田氏一族の一員。

武田信勝（1567-1582）は、戦国時代の武将で、武田氏の一族に属した人物である。 1567年に生まれ、幼少期から戦場で軍事訓練を受けた。騎馬軍団の一員として数々の戦いに参加し、武田軍の戦術を支えた。晩年は織田・徳川連合軍との戦いに直面し、最終的に天目山周辺で壮絶な最期を迎えた。その勇敢な戦いぶりは後世に語り継がれている。

武田信勝 1567年

寛文3年2月25日

小幡景憲

(1572 - 1663)

兵学者

戦国から江戸時代初期に活躍した兵学者。

小幡景憲（1572-1663）は、戦国から江戸時代初期にかけて活躍した兵学者である。先進的な戦術理論や兵器技術に関する著作を執筆し、武家の軍学教育に貢献した。武田家や徳川家にも軍制運用の助言を行ったと伝えられる。江戸幕府成立後もその理論は継承され、多くの軍学書に引用された。彼の研究は日本の伝統的な軍学思想の発展に大きな影響を与えた。

1663年寛文 2月25日小幡景憲兵学者 1572年

1682年

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ

(1617 - 1682)

画家

スペイン・バロック期を代表する宗教画家。

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ（1617-1682）は、スペイン・バロック期を代表する画家である。セビーリャを拠点に活動し、宗教画や肖像画を多く手がけた。やわらかな光と豊かな色彩で聖母子像を描き、当時のスペインに新たな芸術潮流をもたらした。また貧しい人々を主題にした風俗画でも高い評価を得た。彼の作品はヨーロッパ各地に広まり、後世の画家にも大きな影響を与えた。

1682年バルトロメ・エステバン・ムリーリョ画家 1617年

1778年

フランチェスコ・コルセリ

(1705 - 1778)

作曲家

18世紀イタリアの作曲家・オルガニスト。

フランチェスコ・コルセリ（1705-1778）は、イタリア出身の作曲家・オルガニストである。ベルガモやミラノで音楽教育を受けた後、ヨーロッパ各地で宮廷や教会の楽長を務めた。宗教音楽からオペラ・バレエ音楽まで幅広いジャンルを手がけ、その優雅な旋律は高く評価された。マドリードなどスペイン宮廷でも活躍し、舞台音楽の発展に寄与した。彼の作品は当時の王侯貴族の間で人気を博し、音楽史において重要な位置を占める。

1778年フランチェスコ・コルセリイタリア語版 1705年

1827年

エルンスト・クラドニ

(1756 - 1827)

物理学者

ドイツの物理学者で、音響学の基礎を築いた先駆者です。クラドニ図形の発見で知られています。

エルンスト・クラドニ（1756-1827）はドイツの物理学者で、音響学の父とも称されます。クラドニ図形の発見により、音波の振動モードを可視化する手法を確立しました。彼は音の研究にとどまらず、隕石の組成分析や地質学的調査にも関心を示しました。そして、実験装置の設計や製作を通じて科学教育の普及に尽力しました。晩年はベルリンで講義を行い、多くの弟子を育成しました。彼の業績は現代の音響工学や地球科学に大きな影響を与えています。

1827年エルンスト・クラドニ物理学者 1756年

1849年

ユリウシュ・スウォヴァツキ

(1809 - 1849)

詩人、劇作家

詩人劇作家

ポーランドの詩人・劇作家で、ロマン主義文学の代表的存在です。数多くの詩や戯曲を通じて国民的アイデンティティの形成に寄与しました。

ユリウシュ・スウォヴァツキ（1809-1849）はポーランドの詩人・劇作家で、ロマン主義文学の三大詩人の一人に数えられます。若くして政治的活動に関与し、1829年の十一月蜂起後に亡命を余儀なくされました。パリを中心に詩集や戯曲を発表し、『バルタザル』や『リシニョフの帰還』などの作品で高い評価を受けました。愛国的なテーマや深い思想性を兼ね備えた詩風は、後世の文学者に大きな影響を与えました。晩年は故国を離れたまま過ごしましたが、その文学的功績はポーランド文化の象徴となっています。

1849年ユリウシュ・スウォヴァツキ 1809年