デイジー (雛菊)

学名: Bellis perennis
科名: キク科

花言葉

  • 無垢
  • 純潔
  • 美人
  • 平和
  • 希望

特徴

花色:

説明

雛菊というのは、雛祭りの頃に咲くというわけではなく、かわいらしいさまを雛人形にたとえたもののようです。「デージー」は「day's eye」(日の目)が語源で、花芯の黄色を太陽に見立てたもので、日を受けると花開き、曇りの日や夜は閉じる性質に由来します。ヨーロッパやアメリカの民間伝承では何世紀にもわたって象徴的な花として扱われ、しばしば子どものような無邪気さを表現するものとされています。

豆知識

  • 学名「Bellis(ベリス)」はラテン語の「bellus(美しい)」が語源
  • 日本では秋に種を植えると、2~5月に次々と花を咲かせる
  • 開花期がとても長いのが特徴で、通常は秋蒔きの一年草として扱われる
  • 花芯の黄色を太陽に見立て、日を受けると花開き、曇ると閉じる性質がある

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 庭植えで花壇の縁取りに使用
  • 鉢植えで室内外の装飾用として楽しむ
薬用
  • ヨーロッパでは骨折や傷の薬として民間療法で使用されていた
  • 現在でも一部でハーブティーとして利用される

注意: 薬用としての使用は専門家に相談することをお勧めします

食用
  • 若い葉
その他
  • 恋占いの道具として文化的用途
  • 子供の花冠作りの材料
  • ブライダル装飾の素材

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 大量摂取時の全草

症状: 大量に摂取すると消化器系の問題を引き起こす可能性があります

サクラソウ (桜草)

学名: Primula sieboldii
科名: サクラソウ科

花言葉

  • 青春の喜びと悲しみ
  • 初恋
  • 純潔
  • 希望
  • 少年時代の希望

特徴

花色:

説明

日本各地に多くの仲間が自生し、昔から園芸植物として親しまれてきました。江戸時代に育種が進み、約300品種に及ぶ品種が作られた古典園芸植物でもあります。ギリシャ神話では、青年パラリソスが許婚を失った悲しみにやつれ死に、プリムラに変身したと語られます。

豆知識

  • 江戸時代に約300品種に及ぶ品種が作られた古典園芸植物
  • 埼玉県と大阪府の県(府)花に指定されている
  • ニホンジカなど草食動物はその毒性から忌避する
  • プリミン(primin)という接触性皮膚炎を引き起こす原因物質を分泌する種類もある

利用方法

観賞用
  • 庭植えで山野草ガーデンに使用
  • 鉢植えで春の観賞用として楽しむ
  • 切り花として茶花に使用
薬用
  • 民間療法では一部で薬用として使用されていた
  • 現在では主に観賞用として利用

注意: サクラソウ科はアレルゲンを持つことが多く、接触性皮膚炎を引き起こす可能性があります

食用

アレルゲンを含むため食用としては使用しません

その他
  • 古典園芸植物としての文化的価値
  • 山野草愛好家のコレクション対象
  • 県花としての象徴的用途

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に根部

症状: 接触性皮膚炎(かぶれ)を引き起こす可能性があり、草食動物も忌避するレベルの成分を含みます

ミヤコワスレ (都忘れ)

学名: Symphyotrichum savatieri
科名: キク科

花言葉

  • しばしの憩い
  • しばしの別れ
  • 別れ

特徴

花色:

説明

承久の乱で佐渡島に流された順徳天皇が、この花を見て都への思いを忘れることができたという伝説から「都忘れ」の名前がついたとされています。小さな紫色の花が可憐で、山野草として古くから親しまれてきました。

豆知識

  • 承久の乱(1221年)という歴史的事件に由来する名前を持つ
  • 順徳天皇が佐渡島で22年間過ごした際のエピソードが名前の由来
  • 小さく可憐な花だが、その名前には深い歴史と物語が込められている
  • 山野草愛好家の間では春の代表的な花として人気が高い

利用方法

観賞用
  • 山野草ガーデンの主要植物
  • 茶花として茶道で使用
  • 鉢植えで観賞用として楽しむ
薬用
  • 民間療法では一部で薬用として使用
  • 現在では主に観賞用として利用

注意: 薬用としての使用は専門家に相談することをお勧めします

食用

観賞用の花であり、食用としては使用しません

その他
  • 古典文学の題材として文化的価値
  • 和風庭園のアクセント植物
  • 山野草展示会での展示植物

毒性

有毒部位: 特に毒性はない

症状: 一般的に安全とされていますが、観賞用として楽しむことをお勧めします

アネモネ

学名: Anemone coronaria
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 真実
  • はかない恋
  • 恋の苦しみ

特徴

花色:

説明

アネモネという名前はギリシャ語の「風」を意味する言葉に由来し、「風の花」とも呼ばれます。地中海沿岸が原産で、春に色鮮やかな花を咲かせる球根植物として人気があります。ギリシャ神話では美少年アドニスの血から生まれた花とされ、愛と悲しみの象徴とされています。

豆知識

  • ギリシャ語の「風」を意味する言葉が名前の由来で「風の花」とも呼ばれる
  • 球根植物だが、栽培では水に浸してから植え付けることが重要
  • 色によって花言葉が大きく異なり、白は真実、赤は恋の苦しみを表す
  • ギリシャ神話の美少年アドニスとの関連で愛と死の象徴とされる

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 庭植えで春の花壇を彩る
  • 鉢植えで室内外の装飾用として楽しむ
薬用
  • 古代では一部で薬用として使用されていた
  • 現在では毒性があるため薬用使用は避けられている

注意: キンポウゲ科の植物で毒性があるため、内服は厳禁です

食用

毒性があるため食用としては使用しません

その他
  • 復活祭の装飾花として宗教的用途
  • ブライダル装飾の素材
  • 春の庭園デザインのアクセント

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に球根部分

症状: 摂取すると胃腸炎、皮膚炎、呼吸困難などを引き起こす可能性があります