エイプリルフール
国・地域:
世界
毎年4月1日に世界中で行われる、冗談やいたずらを楽しむ風習です。友人やメディアがユーモアを交えた嘘の情報を仕掛け合います。
エイプリルフールは中世ヨーロッパに起源を持つとされ、春の訪れを祝う風習の一つとして始まりました。16世紀にはフランスで4月1日に新年を祝う習慣から嘘をつく風習に変化したといわれます。新聞やテレビ、インターネット企業もこの日に合わせて意図的に虚偽情報を発信し、話題を呼びます。現代ではSNSを通じたジョーク投稿が盛んで、企業や自治体もPR活動の一環として参入します。嘘の信頼度やアイディアのユニークさを競うなど、コミュニケーションの一形態として広く定着しています。
エイプリルフール
世界
綿抜(わたぬき)、更衣(衣替え)
国・地域:
日本
かつては、冬の間に防寒として着物に詰めた綿を旧暦4月1日に抜いていた。ここから、 「四月一日(四月朔日)」と書いて「わたぬき」と読む姓も存在する。
旧暦4月1日に冬の着物から綿を抜き、涼しい衣替えを行う日本の伝統行事です。
江戸時代以前から行われていた綿抜きは、冬の寒さをしのぐために着物に詰めた綿を春の訪れと共に取り除く作業です。旧暦4月1日に行うことから『綿抜き』と呼ばれ、現代の衣替えの原型とされています。四月朔日を『わたぬき』と読む姓が生まれたほど、日常生活に根ざした風習でした。気候の変化に合わせた衣類の調整は健康管理にもつながり、季節感を大切にする日本文化の一端を示しています。また、新暦4月1日に合わせて企業や学校でも衣替えが行われるようになりました。
衣替え
日本
旧暦4月1日
四月一日
トレーニングの日
国・地域:
日本
スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが1994年に制定。年度始めからトレーニングを始めようという日。
スポーツ用品メーカー・ミズノが提唱する、年度始めから運動習慣を始める日です。
1994年にミズノの直営店『エスポートミズノ』が4月1日を『トレーニングの日』として制定しました。新年度の始まりを機に、心身のリフレッシュと健康増進を図ることを目的としています。新学期や新社会人で環境が変わるタイミングに合わせて身体作りを推奨し、ランニングやジムトレーニングなど様々なプログラムが提案されます。専門スタッフによる無料相談やイベントが各地で開催され、初心者でも気軽に参加できる取り組みが特徴です。日常生活に運動を取り入れるきっかけとして、幅広い世代に親しまれています。
日本
ミズノ
1994年
トレーニング
ストラップの日
国・地域:
日本
ストラップの販売・制作会社ストラップヤ(現・Hamee)が2009年に制定。1991年4月1日に日本初のストラップ用の穴が開けられた携帯電話「movaTZ-804」が発売されたことに由来。
日本初のストラップ用穴付き携帯電話発売を記念した、ストラップ文化を称える日です。
2009年にストラップ販売・制作会社ストラップヤ(現・Hamee)が4月1日を『ストラップの日』として制定しました。1991年に発売されたNTTドコモのmova TZ-804は、携帯電話に初めてストラップ用の穴が開けられたモデルです。この画期的なデザイン変更を記念し、ストラップの歴史と文化を振り返る日としています。ハンドメイド作家やメーカーによる限定商品、ストラップ付け替えイベントなど多彩な企画が行われ、ファッションアイテムとしての魅力が再評価されます。お気に入りのストラップを選んで個性を表現する楽しみが広がる記念日です。
日本
Hamee
2009年
1991年
mova
東スポの日
国・地域:
日本
日本のスポーツ新聞・東京スポーツ(略称・東スポ)の発行元である東京スポーツ新聞社が2022年に制定。エープリルフールを選んだ理由は、「(東スポは)日付以外はすべて誤報」という“ネタ”ではなく、1960年4月1日に東京スポーツの第1号(創刊号)が発行されたことに由来。
東京スポーツ新聞社の創刊日を記念し、スポーツ新聞文化を祝う日です。
1960年4月1日に東京スポーツの創刊号が発行されたことを由来として、2022年に『東スポの日』が制定されました。エイプリルフールと重なる日付は偶然であり、『日付以外はすべて誤報』というジョークからではありません。東スポ独自の視点でスポーツや社会の話題を報じるスタイルを称え、記念企画や購読キャンペーンが行われます。創刊以来、芸能や事件を含む独特の紙面構成で読者を魅了し続けてきた歴史を振り返る機会となります。ファンやスポーツジャーナリズムに関心を持つ人々にとって特別な1日です。
日本
スポーツ新聞
東京スポーツ
2022年
1960年
新社会人おめでとう
サントリースピリッツが毎年この日に『新社会人おめでとう』というコラムを各新聞社の広告欄に掲載する。執筆者は伊集院静。
サントリースピリッツが新社会人を祝福するコラムを掲載する、春の企業広告記念日です。
毎年4月1日、新社会人を対象にサントリースピリッツが『新社会人おめでとう』のタイトルで主要新聞の広告欄にコラムを掲載します。執筆は作家の伊集院静が担当し、社会人生活の期待や励ましの言葉を送ります。この取り組みは1970年代から続き、企業として若者へのメッセージ発信とブランドイメージ向上を図るものです。春のスタートに合わせたタイミングで、人生の節目を祝う風習として定着しています。読者からの反響も大きく、SNSでのシェアや書店でのまとめ読みなど、話題になることも多いです。
サントリースピリッツ
伊集院静
その年の会計年度・学校年度(年度)が始まる日
国・地域:
日本
この日生まれの人は学齢期の法制度における「早生まれ」となる。早生まれとなる最後の日であり、当該年の年度であると同時に早生まれでもある唯一の日である。4月1日が早生まれになる根拠については下記を参照。
日本の会計年度・学校年度の始まりにあたり、新生活や組織運営がスタートする日です。
4月1日は日本の国や地方自治体、企業・学校における会計年度および学校年度の始まりの日です。この日を境に新しく予算が執行され、組織や機関の年度計画がスタートします。学校では入学式や始業式が行われ、新入生を迎える重要なセレモニーとなります。また、公務員の人事異動や企業の人事異動も4月1日付で実施されることが多く、新生活の準備や季節の行事と結びついています。この日生まれの人は学齢期の法制度で『早生まれ』となり、進学・就学の年齢区分に影響を及ぼします。
会計年度
学校年度
年度
日本
学齢
早生まれ
この日生まれの人は学齢期の法制度における「早生まれ」となる。早生まれとなる最後の日であり、当該年の年度であると同時に早生まれでもある唯一の日である。4月1日が早生まれになる根拠については下記を参照。
4月1日生まれは学齢期の『早生まれ』となる最後の日で、年度区分の境界を示しています。
日本の学齢期において、『早生まれ』は4月2日以降に生まれた児童・生徒を指し、4月1日生まれの人はこの区分の最後に位置します。この日を境に同じ年度でも学年上の差が生じるため、進学や教室編成など教育現場で配慮される基準です。制度上も会計年度・学校年度とリンクしており、4月1日の生年月日は年度スタートと同時に早生まれとなる唯一の日となります。歴史的には年度始まりの慣習や法制度の制定を背景に、この日付が教育制度の一部として定着しました。
学齢
早生まれ