1966年

ソ連で無人月探査機「ルナ10号」を打ち上げ。4月3日に史上初めて月周回軌道を回る。

1966年、ソ連が無人月探査機ルナ10号を打ち上げ、史上初の月周回軌道探査を達成しました。冷戦下の宇宙競争を象徴する偉業です。
1966年3月31日、ソ連は無人月探査機ルナ10号を打ち上げました。4月3日に史上初めて月周回軌道への投入に成功し、地球以外の天体を周回した初の人工物となりました。搭載されていた科学機器は月表面の磁場や放射線環境を測定し、月の謎に迫る貴重なデータを地球へ送信しました。この成果はアポロ計画にも影響を与え、宇宙開発競争をさらに加速させました。現在もルナ10号のミッションは歴史的偉業として評価されています。
ソ連 ルナ10号 4月3日 月周回軌道
1970年

1958年1月31日に打ち上げられ、同年3月23日に最後の通信を行ったアメリカ初の人工衛星エクスプローラー1号が、大気圏に突入後58,000 回以上軌道を周ったのち燃え尽きた。

1958年に打ち上げられたアメリカ初の人工衛星エクスプローラー1号が、1970年3月31日に大気圏再突入し燃え尽きました。58,000回を超える軌道周回が実現した初期の宇宙実験機です。
エクスプローラー1号は1958年1月31日に打ち上げられたアメリカ初の人工衛星です。マイアミ大学のヴァン・アレン博士らによって設計された宇宙線検出器を搭載し、最初にヴァン・アレン帯の存在を確認しました。同年3月23日には最後の通信が行われ、その後は地上との連絡が途絶えました。約12年にわたり約58,000回以上の地球周回軌道を周回し続けましたが、1970年3月31日に大気圏へ再突入し、燃え尽きてその生涯を終えました。初期宇宙開発を象徴する歴史的衛星として高く評価されています。
1958年 1月31日 3月23日 エクスプローラー1号
1998年

mozilla.orgが Mozilla のソースコードを公開。

mozilla.orgがMozillaのソースコードを公開し、オープンソース化の先駆けとなりました。
1998年3月31日、mozilla.orgはウェブブラウザMozillaのソースコードを一般公開しました。 これはNetscapeが社内プロジェクトをオープンソース化した初の試みでした。 公開されたコードはMozilla Public License(MPL)の下で提供されました。 この動きは後のFirefoxやThunderbirdの開発につながり、オープンソースソフトウェアの普及を促進。 ソフトウェア開発の透明性やコミュニティ協働のモデルを確立しました。
1998年 mozilla.org Mozilla ソースコード
1998年

日本原子力発電株式会社東海発電所の営業運転終了。

日本初の商業用原子力発電所、東海発電所の営業運転が終了しました。
東海発電所は1966年に運転を開始した日本初の商業用原子力発電所です。 1998年3月31日をもって定期検査後の再稼働を行わず、営業運転を終了。 運転期間中は主に関東地域への電力供給を担いました。 廃止後は廃炉作業が順次進められ、放射性廃棄物の管理体制が整備されました。 日本における原子力政策の転換点としても重要視されています。
日本原子力発電 東海発電所
2007年

イー・モバイルが東名阪においてHSDPAデータ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を開始。

2007年3月31日にイー・モバイルが東名阪エリアでHSDPAデータ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を開始しました。
イー・モバイルは2007年3月31日から東京・名古屋・大阪の東名阪エリアでHSDPA方式による高速データ通信サービス『EMモバイルブロードバンド』の提供を開始しました。最大3.6Mbpsの通信速度を謳い、モバイルインターネット利用の幅を広げました。サービス開始当初は専用端末が提供され、ビジネスや個人ユーザーを中心に注目を集めました。以降、エリアの拡大や通信速度の向上が進み、日本国内でも有力なモバイルブロードバンドサービスの一つとなりました。
2007年 イー・モバイル
2007年

NTTドコモが提供してきた無線呼出しサービス「クイックキャスト(旧ポケットベル)」のサービス終了。全国展開のポケットベルサービスが消える。

2007年3月31日にNTTドコモの無線呼出しサービス「クイックキャスト(旧ポケットベル)」が終了しました。
ポケットベルは1980年代から1990年代にかけて日本で広く利用された無線呼出しサービスでした。NTTドコモが提供してきた『クイックキャスト』はその後継サービスとして発展しましたが、携帯電話の普及に伴い利用者が激減しました。2007年3月31日をもって全国展開のポケットベルサービスは終了し、約半世紀にわたる歴史に幕を降ろしました。最後の使用者向けに記念イベントが行われ、多くのユーザーが当時の思い出を語りました。
NTTドコモ クイックキャスト
2012年

東日本大震災で大きな被害を受け、8か月間延期されていた岩手県、宮城県、福島県の地上波テレビのアナログ放送が終了し、日本全国で完全デジタル化が完了した。これで、日本のアナログ放送は完全に廃止された。

東日本大震災の影響で延期されていた東北3県の地上波アナログ放送が終了し、日本全国で完全デジタル化を達成。
2011年の東日本大震災により、岩手・宮城・福島の各県ではアナログテレビ放送の停波が8か月間延期されていました。 しかし2012年3月31日にこれらの地域でも地上アナログ放送が終了。 これにより日本全国で地上デジタルテレビ放送への完全移行が完了しました。 アナログ放送の終了は、映像品質の向上や新たなマルチメディアサービスの展開を促しました。 同時に、旧式テレビの買い替え需要も喚起し、家電業界にも影響を与えました。
2012年 東日本大震災 8か月間延期されていた 岩手県 宮城県 福島県 日本 完全デジタル化
2014年

ANAのB747 400Dが沖縄発東京行・NH126便を最後に退役。1979年1月25日の初就航(当時は、B747SR 100)以来、35年のB747による営業運航に幕が下ろされた。また、これと同時に44年半続いた日本の航空会社におけるB747の旅客運用の歴史に幕が下ろされることとなった。

ANAのボーイング747-400DがNH126便を最後に退役し、国内747旅客運航が終了しました。
ANA(全日本空輸)のボーイング747-400D型機は、1979年1月25日に初就航したB747SR-100を前身としています。 1990年代後半から国内線の需要に応じた400D仕様で運航され、多くの乗客に利用されました。 しかし燃費性能や運航コストの面から新型機への置き換えが進み、最後のNH126便(沖縄発東京行)をもって退役しました。 2014年3月31日をもって、44年半にわたる日本の航空会社での747旅客運用の歴史に幕が下ろされました。 一部機体は博物館やチャーター専用機として保存・活用される例もあります。
ANA B747-400D 沖縄 東京 B747SR-100 B747