03月31日の命日 | calendar.web-standard.org

1547年

フランソワ1世

(1494 - 1547)

ヴァロワ朝第9代フランス王

ヴァロワ朝第9代フランス王。ルネサンス文化を保護し、美術や建築の振興に貢献した。

1494年に生まれ、1515年に即位したフランス王。マリニャーノの戦いでイタリア戦争に勝利し、若き王として名声を獲得した。芸術保護者としてレオナルド・ダ・ヴィンチを宮廷に迎えたほか、フランスに初めてイタリア・ルネサンス文化を持ち込んだ。アンボワーズ城やシュノンソー城など多数の城を建築し、フランス建築の発展を促した。神聖ローマ帝国皇帝カール5世との対立も続き、ヨーロッパの勢力均衡に大きな影響を与えた。1547年に没。

1547年フランソワ1世ヴァロワ朝 1494年

1621年

フェリペ3世

(1578 - 1621)

スペイン王、ポルトガル王

スペイン王ポルトガル王

スペイン王（1598年–1621年）、ポルトガル王（1600年–1621年）。寛容政策を推進しつつ、王妃マルガリータの影響下で政治を行った。

1578年生まれ。1598年に父フェリペ2世の死去に伴いスペイン王に即位した。1600年にはイベリア同君連合の一環としてポルトガル王も兼ねた。宗教的寛容を掲げた政略結婚政策や植民地管理を行ったが、実質的な政治は王妃マルガリータ・デ・アウストリアと寵臣に一任された。十字軍遠征や三十年戦争への関与も政治課題とした。1621年に没し、後をフェリペ4世が継承した。

1621年フェリペ3世 1578年

1631年

ジョン・ダン

(1572 - 1631)

詩人、著作家、英国国教会司祭

詩人著作家英国国教会司祭

イングランドのメタフィジカル派詩人、エッセイスト、英国国教会の司祭。巧みなメタファーと宗教的テーマを融合させた詩風で知られる。

1572年にロンドン近郊で生まれる。ケンブリッジ大学で学び、初期には銀行業に従事したが、転じて詩作に専念。代表作に『A Valediction: Forbidding Mourning』や『聖なるソネット』があり、難解な比喩と哲学的要素を組み合わせたメタフィジカル詩の先駆者とされる。1615年に英国国教会の司祭に叙階され、後にセントポール大聖堂のディーン（首席司祭）に任命された。生涯を通じて宗教と愛のテーマを探求し、後世の詩人や評論家に大きな影響を与えた。

1631年ジョン・ダン英国国教会 1572年

1671年

アン・ハイド

(1637 - 1671)

ヨーク公ジェームズの最初の妃

ヨーク公ジェームズ（後のジェームズ2世）の最初の妃。後の英国女王メアリー2世とアン女王の母。

1637年にイングランド貴族の家に生まれる。1659年、ジェームズ・ステュアート（ヨーク公）と結婚し、王族の一員となった。1662年に長女メアリー、1670年に次女アンを出産し、いずれも後に英国女王として即位した。政務には直接かかわらなかったものの、宮廷での影響力を持ち、家族のカトリック受容に関与したとも言われる。1671年に夭折し、その死は王族に大きな衝撃を与えた。

1671年アン・ハイドヨーク公ジェームズ 1637年

1703年

ヨハン・クリストフ・バッハ

(1642 - 1703)

作曲家

ドイツ・バッハ家の作曲家の一人。バロック期に教会音楽を中心に活躍した。

1642年にドイツのアイゼナハ近郊で生まれる。バッハ家の一員として音楽教育を受け、教会オルガニストや楽長として各地の教会に仕えた。モテットやカンタータなど宗教音楽を多く作曲し、バロック音楽の発展に寄与した。甥のヨハン・セバスティアン・バッハなど後世の音楽家にも影響を与えた。1703年に没するまで、地方の教会音楽界で高い評価を保った。

1703年ヨハン・クリストフ・バッハ作曲家 1642年

1727年

アイザック・ニュートン

(1643 - 1727)

科学者

イングランドの物理学者・数学者。万有引力と微積分の発明で科学革命に貢献した。

1643年にリンカンシャーの農家に生まれる。ケンブリッジ大学で学び、1687年に『プリンキピア』を発表。万有引力の法則と運動の三法則を確立し、近代物理学の基礎を築いた。微積分法を独自に発展させ、数学にも大きな足跡を残した。光学研究ではプリズム実験により光の分光現象を解明し、天文観測器の開発にも取り組んだ。晩年は王立協会会長や造幣局長を務め、科学界以外でも重要な役割を果たした。1727年に没。

1727年アイザック・ニュートン科学者 1643年

1810年

ルイジ・ランツィ

(1732 - 1810)

考古学者、美術史家

考古学者美術史家

イタリアの考古学者・美術史家。イタリア絵画の流派を体系的に分類した。

1732年にイタリア中部で生まれる。フィレンツェの大公国に仕え、芸術作品の調査と収集を行った。著書『イタリア絵画の通史』で流派ごとの特徴を分析し、美術史学の基礎を築いた。考古学調査にも従事し、古代ローマ遺跡の発掘成果を報告。史料批判を重視した学風はヨーロッパ各地で高く評価された。1810年に没するまで、美術研究と教育に多大な影響を与えた。

1810年ルイジ・ランツィ 1732年

1814年

ピエール・ソヌラ

(1748 - 1814)

博物学者、探検家

博物学者探検家

フランスの博物学者・探検家。東南アジアやインド洋諸島を探検し、動植物を記録した。

1748年にフランスで生まれる。1782年から1788年にかけてインド洋諸島やアジア沿岸を探検し、多数の新種を発見・記載した。『インド洋世界の南海探検記』などで現地の動植物や民族誌を詳述し、自然史学に貢献した。捕鯨業や香料貿易の調査にも携わり、実用的な知見を得た。帰国後は自然史博物館で収集品の整理に従事し、後進の研究者を指導した。1814年に没。

1814年ピエール・ソヌラ 1748年

1816年

ジャン＝フランソワ・デュシス

(1733 - 1816)

劇作家

フランスの劇作家。シェイクスピア作品をフランス語劇に翻案した。

1733年に生まれ、パリで活動。シェイクスピアの悲劇をフランス語に翻訳・改作し、当時のフランス演劇に新風を吹き込んだ。代表作には『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』の翻案劇がある。古典主義とロマン主義の狭間で悲劇形式を模索し、多くの劇場で上演された。戯曲は当時の観客に好評を博し、フランス演劇史に名を残す。1816年に没。

1816年ジャン＝フランソワ・デュシス英語版 1733年

文政4年2月28日

山片蟠桃

(1748 - 1821)

経世論家、思想家

経世論家思想家

江戸時代の経世論家・思想家。実学を重んじ、商業や天文の研究でも知られる。

1748年に京都で生まれる。儒学を基礎に実学を重視し、商業や財政政策の改善を提言した。江戸や大阪で講義を行い、多くの門弟を育成した。天文や測量などの科学的知見を学問に取り入れ、経世論の発展に寄与した。文政4年（1821年）2月28日に没し、その実践的な思想は近代日本の学問に影響を与えた。

1821年文政 2月28日山片蟠桃経世論家思想家 1748年

1837年

ジョン・コンスタブル

(1776 - 1837)

画家

イギリスの風景画家。ロマン主義風景画の先駆者として知られる。

1776年にイングランド・サフォークで生まれる。風景の自然な光と大気を捉える技巧で知られ、代表作に『干し草車』などがある。王立アカデミーに出品し、ロンドンで高い評価を得る。農村の静謐な情景や四季の移ろいをテーマに、ロマン主義風景画の先駆者となった。後進の画家に大きな影響を与え、生涯を通じて風景画の探求を続けた。

1837年ジョン・コンスタブル画家 1776年

1841年

ジョージ・グリーン

(1793 - 1841)

物理学者、数学者

物理学者数学者

イギリスの数学者・物理学者。グリーンの定理で数学物理学の基礎を築いた。

1793年にイングランドのノッティンガム郡で生まれる。製粉所を営む家庭で育ち、独学で数学と物理を学んだ。 1828年の論文『電気と磁気への数学的解析の応用』でグリーン関数の概念を導入。グリーンの定理やポテンシャル理論は数理物理学や電磁気学の基礎を築いた。ケンブリッジ大学から名誉学位を授与され、学術界で高く評価された。 1841年に逝去後、その業績は後世の研究者に大きな影響を与え続けた。

1841年ジョージ・グリーン物理学者数学者 1793年