03月30日の命日 - 芸術家・音楽家

1756年

セバスティアン・デ・アルベロ

(1722 - 1756)

チェンバロ奏者

18世紀に活躍したチェンバロ奏者。バロック音楽を中心に演奏活動を行った。

セバスティアン・デ・アルベロ（1722-1756）は、チェンバロ奏者としてバロック時代に活躍した。装飾音符を多用した華やかな演奏スタイルで宮廷や貴族のサロンに招かれた。自身の演奏は同時代の作曲家にも影響を与え、一部楽曲の編曲や新作発表の契機となった。若くして没したが、その技巧と芸術性は後世の研究者に注目され続けている。

1756年セバスティアン・デ・アルベロフランス語版 1722年

1764年

ピエトロ・ロカテッリ

(1695 - 1764)

作曲家

イタリア・バロック期のヴァイオリニスト兼作曲家。高度な技巧を要する作品で知られる。

ピエトロ・ロカテッリ（1695-1764）は、ヴァイオリン奏者かつ作曲家としてバロック音楽の発展に貢献した。代表作『L'arte del violino』は高度なパッセージと華麗なカデンツァを特徴とし、ヴァイオリニストの手本とされた。長年オランダを拠点に演奏・出版を行い、各地の貴族から招聘を受けた。作品はバッハやヴィヴァルディにも影響を与え、その音楽的革新性は評価が高い。

1764年ピエトロ・ロカテッリ作曲家 1695年

1832年

ドーラ・シュトック

(1759 - 1832)

画家

ドイツの肖像画家。1759年生まれ。詩人ゲーテら文化人の肖像で知られる。

1759年ドイツに生まれ、幼少期から絵画に才能を示す。ライプツィヒで活動し、ゲーテやシラーら著名な文化人の肖像画を多数手がけた。写実的なタッチと細やかな描写が特徴で、当時の人物の素顔を伝える貴重な資料となっている。教育者として若い画家を指導し、女性芸術家の地位向上にも寄与。 1832年3月30日に没。作品は現在も美術館や展覧会で紹介され続けている。

ドーラ・シュトック英語版 1759年

1842年

エリザベート＝ルイーズ・ヴィジェ＝ルブラン

(1755 - 1842)

画家

フランスの宮廷画家。1755年生まれ。マリー・アントワネットの肖像画家として名声を得た。

1755年パリ生まれ。幼少期から絵画の才能を発揮し、9歳でパステル画を制作。 1778年頃から貴族や宮廷の肖像を手がけ、特にマリー・アントワネットの親友かつ顧問画家として活躍。ロココ様式に写実性を加えた優美な画風が特徴で、女性の繊細さを巧みに表現した。フランス革命によりイタリアやロシアなど各地へ亡命し、各国宮廷で高い評価を受けた。帰国後もサロンや展覧会で注目を集め、生涯で1300点以上の作品を残した。 1842年3月30日にパリで没。

1842年エリザベート＝ルイーズ・ヴィジェ＝ルブラン画家 1755年

1870年

シャルル・ド・グルー

(1825 - 1870)

画家

ベルギーの画家。1825年生まれ。社会問題を描くリアリズム絵画の先駆者として知られる。

1825年ベルギー生まれ。パリで絵画を学び帰国後に社会派の作風を展開。労働者や貧困層の生活を写実的に描き、19世紀リアリズム運動に大きく貢献。『売春窓』や『路上の子供たち』など、人間の苦悩を赤裸々に表現した代表作を制作。大胆な筆致と暗い色調が特徴で、感情の深みを捉える技法を確立。多くの弟子を育て、ベルギー絵画界に強い影響を与えた。 1870年3月30日に没。彼の作品は現代でも社会派芸術の先駆けとされる。

1870年シャルル・ド・グルー 1825年

1879年

トマ・クチュール

(1815 - 1879)

画家

フランスの歴史画家。1815年生まれ。『ブルジョワの出現』など社会批判的作品で知られる。

1815年パリ生まれ。古典技法と写実主義を融合させた画風で注目を集める。 1847年の代表作『ブルジョワの出現』は社会階級の対立を描き、パリ美術界に衝撃を与えた。私設アトリエで若手画家を指導し、マネら印象派の先駆者に影響を与えた。教育者としても活躍し、その教え子には後の著名画家が多く含まれる。 1879年3月30日に没。彼の教育理念と作品は後世に受け継がれている。

1879年トマ・クチュール画家 1815年

1936年

コンチータ・スペルビア

(1895 - 1936)

メゾソプラノ歌手

スペイン出身のメゾソプラノ歌手。オペラ界で活躍した。

1895年にスペインで生まれ、メゾソプラノ歌手としてヨーロッパ各地のオペラハウスで輝かしいキャリアを築いた。豊かな声量と表現力を兼ね備え、ベルカントからヴェリズモ作品まで幅広いレパートリーを歌い上げた。レコーディングやリサイタルでも高い評価を受け、当時の聴衆を魅了した。1936年3月30日に死去した。

1936年コンチータ・スペルビアメゾソプラノ 1895年

1945年

小室翠雲

(1874 - 1945)

日本画家

日本画家。写実的な花鳥画を得意とし、帝展などの公募展で活躍した。

小室翠雲（1874-1945）は高知県出身の日本画家。京都市立絵画専門学校で日本画を学び、帝展をはじめとする公募展に積極的に出品した。主に花鳥画を得意とし、写実的でありながら優雅さを感じさせる作風が特徴。大正から昭和期にかけて活躍し、多くの美術館や個展で作品が紹介された。その作品は日本の伝統的な美意識と技術を現代に伝えるものとして高く評価されている。

1945年小室翠雲日本画家 1874年

1958年

西山翠嶂

(1879 - 1958)

画家

日本画家。京都画壇を代表し、写生を重視した写実的な画風で知られる。

西山翠嶂（1879-1958）は京都画壇を代表する日本画家。京都市絵画専門学校（現京都市立芸術大学）の設立に関わり、多くの後進を育成した。写生を重視した写実的な画風で、山水画や人物画など多彩な題材を手がけた。帝展や院展で入選を重ね、日本画の近代的展開に大きく貢献した。晩年も意欲的に制作活動を続け、多くの美術館で作品が展示されている。

1958年西山翠嶂 1879年

1963年

アレクサンドル・ガウク

(1893 - 1963)

指揮者

ソ連の指揮者で、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めた。新旧ロシア作品を幅広くレパートリーとした演奏で知られる。

1893年にサンクトペテルブルクに生まれ、モスクワ音楽院で学んだ後、1920年代から指揮者として活躍を開始した。モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、ショスタコーヴィチやプロコフィエフの作品の演奏で高い評価を得た。若手指揮者の育成にも力を注ぎ、多くの門下生を輩出した。ソ連邦人民芸術家の称号を授与され、その緻密かつ情感豊かな指揮スタイルは長く支持された。 1963年3月30日に没し、ソビエト音楽界に大きな足跡を残した。

1963年アレクサンドル・ガウク指揮者 1893年

1966年

マックスフィールド・パリッシュ

(1870 - 1966)

画家、イラストレーター

画家イラストレーター

アメリカの画家・イラストレーター。有名なファンタジックな風景画で人気を博した。

1870年にアメリカで生まれ、絵画とイラストレーションの両分野で活躍した。幻想的な風景や神話的モチーフを得意とし、絵葉書や雑誌の表紙画で広く知られた。特徴的な明るい色彩と滑らかな筆致は“パリッシュ・ブルー”と呼ばれるトーンを生み出した。多くの画集やカレンダーにも作品が採用され、20世紀初頭の大衆文化に多大な影響を与えた。 1966年3月30日に没し、そのビジュアル・スタイルは後世のイラストレーションに影響を与え続けている。

1966年マックスフィールド・パリッシュ画家イラストレーター 1870年

1966年

イェリー・ダラーニ

(1893 - 1966)

ヴァイオリニスト

イェリー・ダラーニヴァイオリニスト 1893年