ゲッケイジュ (月桂樹)

学名: Laurus nobilis
科名: クスノキ科

花言葉

  • 栄誉と勝利
  • 栄光
  • 勝利

特徴

花色:

説明

ゲッケイジュは地中海沿岸原産のクスノキ科の常緑低木または高木で、古代ギリシャ・ローマ時代から勝利と栄誉の象徴として崇められてきました。葉を編んだ月桂冠は勝利者や英雄の頭に冠されるものとして有名で、現在でもオリンピックなどで使用されています。葉を乾燥させたものは「ローリエ」として香辛料に使われ、肉料理やシチューなどに独特の香りを加えます。雌雄異株で、春に小さな黄白色の花を咲かせ、秋には黒紫色の実をつけます。常緑で寒さにも比較的強く、庭木としても人気があります。

豆知識

  • 「ローレル」(laurel)の語源となった植物
  • ナポレオンの紋章にも月桂樹が使用された
  • 古代ローマでは凱旋式で将軍の頭に月桂冠が載せられた
  • 「月桂詩人」(poet laureate)の名称の由来

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 生垣
  • 鉢植え
  • トピアリー
薬用
  • 古代から消化促進薬として利用
  • 関節炎の外用薬
  • 防虫効果

注意: 妊娠中の使用は避けてください

食用
  • 葉(乾燥)
その他
  • 精油の抽出
  • 石鹸の香料
  • 月桂冠の材料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉(大量摂取時)

症状: 適量使用では問題ないが、大量摂取時に軽微な症状の可能性

スイートピー (香豌豆)

学名: Lathyrus odoratus
科名: マメ科

花言葉

  • 私を覚えていて
  • 優美
  • 門出

特徴

花色:

説明

スイートピーは南イタリア、シチリア島原産のマメ科の一年草で、甘い香りを持つことから名付けられました。春から初夏にかけて、細い茎の先にひらひらとしたチョウ形の花を咲かせます。花色は白、ピンク、紫、赤、青など非常に豊富で、シフォンにドレープを寄せて作ったような繊細で美しい花はとてもロマンチックです。つる性で支柱が必要ですが、切り花として非常に人気が高く、ブーケやフラワーアレンジメントによく使用されます。香りが強く、花持ちも良いのが特徴です。

豆知識

  • 松田聖子の楽曲「赤いスイートピー」で有名になった
  • エドワード7世が愛した花として「王の花」と呼ばれることもある
  • 品種改良により現在は500種以上の品種がある
  • 香りの成分は天然香水の原料として利用される

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • ブーケ
  • 花壇
  • アーチ仕立て
薬用

注意: 薬用としての利用は確認されていません

食用

食用には適さない(有毒成分を含む)

その他
  • 香料の原料
  • ドライフラワー

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子, 全草

症状: 神経症状、筋肉麻痺の可能性

エニシダ (金雀枝)

学名: Cytisus scoparius
科名: マメ科

花言葉

  • 清楚
  • 清潔
  • 謙遜

特徴

花色:

説明

エニシダはヨーロッパ西部から中部原産のマメ科の落葉低木で、4月から6月にかけて鮮やかな黄色い蝶形の花を枝いっぱいに咲かせます。枝は細くしなやかで、ほうき状に広がることから英名を「broom(ほうき)」と呼ばれます。実際に昔はこの枝でほうきを作っていました。花後には小さな豆のような実をつけ、秋には黒く熟します。痩せた土地でもよく育ち、乾燥にも強い丈夫な植物です。庭木や公園樹として人気があり、切り花としても利用されます。

豆知識

  • 昔は枝でほうきを作っていたため「broom」と呼ばれる
  • プランタジネット朝の紋章にも使用された歴史ある花
  • マメ科植物として根粒菌により土壌を改良する
  • 痩せた土地でも育つため荒地の緑化に利用される

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 公園樹
  • 切り花
  • 盆栽
薬用
  • ヨーロッパでは民間薬として利用された記録がある

注意: 有毒成分を含むため薬用としての使用は推奨されません

食用

食用には適さない(有毒)

その他
  • ほうきの材料(伝統的)
  • 緑化植物
  • 土壌改良

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子, 葉, 花

症状: 心拍数の変化、消化器症状