1982年
メキシコ南部の火山エルチチョンが大噴火。死者150人以上。
1982年にメキシコ南部で発生したエルチチョン火山の大規模噴火。多数の死傷者を出しました。
1982年3月29日、メキシコ南部チアパス州にある活火山エル・チチョン(El Chichón)が大規模な噴火を起こしました。噴煙柱は大気圏を突き抜け、火山灰や岩石が広範囲に降り注ぎました。噴火による熱雲や火砕流が周辺集落を襲い、150人以上が死亡、数百人が負傷しました。この噴火は20世紀における顕著な火山災害の一つとされ、気候への影響も懸念されました。事後の調査で火山ガスの大量放出が確認され、地域の防災体制や火山監視の重要性が改めて認識されました。
エルチチョン