イカリソウ (碇草)

学名: Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
科名: メギ科

花言葉

  • 束縛
  • あなたを離さない
  • 旅立ち

特徴

花色:

説明

イカリソウは日本固有のメギ科の落葉多年草で、4月頃に淡紅紫色の独特な形の花を咲かせます。花の形が船の錨(いかり)に似ていることから名付けられました。細長い距を四方に伸ばす花姿が特徴的で、直径3~7cmの花を咲かせます。古来から漢方薬として利用され、生薬名は「淫羊藿(いんようかく)」と呼ばれ、強精・強壮の効果があるとされています。太平洋岸の低い山地の雑木林に自生し、高さ20~40cmに成長します。茎の先が3本の葉柄に分かれ、それぞれに3枚の小葉をつけるのも特徴です。

豆知識

  • 花の形が船の錨に似ていることから命名された
  • 別名にサンショクソウ、カンザシグサなどがある
  • 中国では「淫羊藿」として2000年以上前から薬用に使用
  • 日本では太平洋岸にのみ分布する貴重な固有種

利用方法

観賞用
  • 山野草栽培
  • 日陰の庭
  • ロックガーデン
  • 茶花
薬用
  • 強精・強壮薬として
  • 漢方薬「淫羊藿」
  • 関節痛の緩和

注意: 専門家の指導なしに薬用として使用しないでください

食用

食用には適さない

その他
  • 植物学研究の対象
  • 山野草教育の材料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 適量であれば問題ないが、過剰摂取は避ける

ワイルドストロベリー (野苺)

学名: Fragaria vesca
科名: バラ科

花言葉

  • 幸せな家庭
  • 尊重と愛情
  • 清純

特徴

花色:

説明

ワイルドストロベリーはヨーロッパ原産のバラ科の多年草で、現在の食用イチゴの原種の一つです。16世紀のオランダイチゴが改良される以前は、このワイルドストロベリーが主要な食用イチゴでした。春から初夏にかけて小さな白い5弁花を咲かせ、その後に直径1cm程度の小さな赤い実をつけます。鮮やかな緑の葉、白い花、赤い実の組み合わせが非常に可愛らしく、観賞用としても人気があります。丈夫で育てやすく、グランドカバーとしても利用されます。

豆知識

  • 現在の大粒イチゴの祖先の一つ
  • ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌが愛した植物
  • 葉は三つ葉でキリスト教の三位一体を象徴
  • 幸運をもたらす植物として世界中で親しまれている

利用方法

観賞用
  • グランドカバー
  • 鉢植え
  • ハーブガーデン
  • 窓辺の栽培
薬用
  • 葉をハーブティーとして利用
  • ビタミンC補給
  • 消化促進

注意: 妊娠中の大量摂取は避けてください

食用
  • 果実
  • 葉(ハーブティー)
その他
  • 香料
  • 天然染料

毒性

症状: 一般的に安全とされる

バイモ (貝母)

学名: Fritillaria verticillata var. thunbergii
科名: ユリ科

花言葉

  • 謙虚な心
  • 努力
  • 人を喜ばせる

特徴

花色:

説明

バイモは中国原産のユリ科の球根植物で、4月から5月にかけて独特な形の花を咲かせます。花は下向きに咲く鐘形で、淡黄緑色に紫色の網目模様が入り、非常に上品で美しい姿をしています。球根が二枚貝のように割れることから「貝母」と名付けられました。古くから漢方薬として利用され、咳止めや痰切りの効果があるとされています。茎は1~2mの高さに成長し、葉は互生または輪生し、上部の葉の先端には巻きひげがあります。日本には江戸時代に薬用植物として導入されました。

豆知識

  • 球根が二枚貝のように割れることから「貝母」と命名
  • 中国では「川貝母」として高級漢方薬の原料
  • 花の網目模様は個体ごとに異なる美しいパターンを持つ
  • 江戸時代の本草学者によって日本に紹介された

利用方法

観賞用
  • 山野草栽培
  • 茶花
  • 日陰の庭
  • 切り花
薬用
  • 咳止め
  • 痰切り
  • 漢方薬「貝母」

注意: 専門家の指導なしに薬用として使用しないでください

食用

食用には適さない

その他
  • 植物学研究の対象
  • 薬草教育の材料

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 全草

症状: 大量摂取時に消化器症状の可能性