ムスカリ (蓬来王)

学名: Muscari armeniacum
科名: キジカクシ科

花言葉

  • 明るい未来
  • 寛大な愛
  • 通じ合う心

特徴

花色:

説明

ムスカリは南西アジアから地中海沿岸原産のキジカクシ科の球根植物で、3月初旬から4月末頃に開花します。濃い青紫の花がつき、ブドウの実のような形状から「ブドウヒアシンス」とも呼ばれます。名前の由来はギリシャ語の「moschos(ムスク)」で、麝香のような強い芳香を放つことから名付けられました。病虫害も少なく栽培しやすい植物で、近年は白色やコバルト色の品種も見られます。春の花壇を彩る代表的な花として世界中で愛されています。

豆知識

  • 花の形がブドウの房に似ていることから「ブドウヒアシンス」と呼ばれる
  • 球根は植えっぱなしでも毎年咲く丈夫な植物
  • オランダのキューケンホフ公園では大規模な花畑で有名
  • 香りの強い品種は古代から香料として利用されていた

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • 鉢植え
  • ロックガーデン
  • 切り花
薬用
  • 古代には薬用として利用された記録がある

注意: 現在は薬用としての使用は推奨されていません

食用

食用には適さない

その他
  • 香水の原料(一部品種)
  • 球根の分球で増殖

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 葉

症状: 嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状

ブライダルベール

学名: Gibasis pellucida
科名: ツユクサ科

花言葉

  • 幸せを願っています
  • 幸福
  • 花嫁の幸福

特徴

花色:

説明

ブライダルベールはメキシコ原産のツユクサ科の多年草で、吊り鉢仕立てにするとベールのような形に茂り、白色の小花をつける草姿が花嫁のベールを連想させることから名付けられました。葉は披針形で暗緑色、葉裏は暗赤紫色をしています。5~6mmのごく小さな白い花が株全体にちりばめられたように咲き、温度が合えば通年開花します。草丈は20~30cmとコンパクトですが生育が旺盛で、茎は細く地を這うため釣り鉢での栽培が一般的です。

豆知識

  • 英名は「Tahitian bridal veil」だが実際にはタヒチ原産ではない
  • 温度管理さえしっかりすれば初心者でも育てやすい
  • 挿し木で簡単に増やすことができる
  • 花は小さいが数が多く、全体として美しい印象を与える

利用方法

観賞用
  • ハンギングバスケット
  • 鉢植え
  • 室内装飾
  • ウェディングブーケ
薬用

注意: 薬用としての利用は確認されていません

食用

食用には適さない

その他
  • ウェディング装飾
  • インテリアグリーン

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

カルセオラリア (巾着草)

学名: Calceolaria crenatiflora
科名: キンチャクソウ科

花言葉

  • 私の伴侶に
  • 援助
  • 幸福

特徴

花色:

説明

カルセオラリアは南アメリカのアンデス地方原産のキンチャクソウ科の多年草で、巾着袋のような独特な袋状の花を咲かせることから「巾着草」と呼ばれています。学名の「Calceolaria」はギリシャ語で「小さなスリッパ」を意味する「カルセオルス」に由来し、花の形がスリッパに似ていることから名付けられました。花色は黄色、オレンジ、白、赤、ピンクなど多彩で、2色咲きや斑点のある品種もあります。開花時期は3月から8月で、日当たりと温暖で乾燥した環境を好みます。

豆知識

  • 花の形が財布に似ていることから金運の象徴とされることがある
  • 約400種の野生種が南アメリカに分布している
  • 温度管理が重要で、15~20℃の環境を好む
  • ダーウィンもガラパゴス諸島でカルセオラリアの仲間を研究した

利用方法

観賞用
  • 鉢植え
  • 温室栽培
  • 切り花
  • 花壇(温暖地)
薬用
  • 南アメリカでは民間薬として利用された記録がある

注意: 現在は薬用としての使用は推奨されていません

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸教育の材料
  • 植物学研究の対象

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 皮膚の軽微な刺激症状