03月26日の命日 - 芸術家・音楽家

1517年

ハインリヒ・イザーク

(1450 - 1517)

作曲家

ルネサンス期に活躍した作曲家。

ハインリヒ・イザークは1450年頃に生まれ、16世紀初頭に活躍した作曲家です。イタリアやドイツなど各地の宮廷でその才能を発揮し、マドリガーレやモテットなど多様な作品を作曲しました。対位法を駆使した緻密な音楽構造と、豊かなメロディが特徴で、当時の楽譜出版を通じて広く伝播しました。代表作には各種モテット集やマドリガーレ集があり、ルネサンス音楽の発展に大きく寄与しました。その影響は後世の作曲家にも及び、現代でも演奏や録音が盛んに行われています。

1517年ハインリヒ・イザーク作曲家 1450年

1566年

アントニオ・デ・カベソン

(1510 - 1566)

作曲家

ルネサンス期スペインを代表する作曲家・オルガニスト。

アントニオ・デ・カベソンは1510年に生まれ、スペイン宮廷の主要オルガニストとして活躍しました。クラヴィコードやオルガンのための鍵盤楽曲を多く作曲し、華麗な変奏技法と技巧的装飾が特徴です。代表作『ディヴィデル・ポル・アホ』などの鍵盤変奏曲は、当時としては革新的な形式を示しました。また、象徴的な宗教曲も数多く残し、教会音楽の発展に寄与しました。その楽譜と演奏様式は17世紀以降の作曲家たちにも大きな影響を与え、現代でも重要な鍵盤レパートリーです。

1566年アントニオ・デ・カベソン 1510年

文化14年2月9日

金子金陵

南画家

江戸時代後期の南画家。中国南画の技法を取り入れた山水画で知られる。

生年は不詳だが、江戸時代後期に南画様式を学んだ。中国南画の伝統を再現しつつ、日本的感性を融合させた作品を制作した。山水や花鳥を題材とした墨絵を得意とし、落ち着いた美を追求した。門人の育成にも力を入れ、多くの画家に影響を与えた。 1817年に没し、その作品は日本美術史の一章を彩っている。

1817年文化 2月9日金子金陵南画家生年不詳

1827年

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

(1770 - 1827)

作曲家

古典派からロマン派への橋渡しをしたドイツの作曲家。

1770年にドイツ・ボンで生まれ、音楽的天才として早くから注目された。代表作に交響曲第5番「運命」、第9番「歓喜の歌」などがある。晩年は難聴に悩まされながらも、革新的な作品を生み出した。音楽の形式や表現を拡張し、後世の作曲家に大きな影響を与えた。 1827年にウィーンで没し、その業績は世界中で讃えられている。

1827年ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 1770年

1871年

フランソワ＝ジョゼフ・フェティス

(1784 - 1871)

クラシック音楽評論家、作曲家

クラシック音楽評論家作曲家

ベルギー出身の音楽学者・評論家、作曲家。

フランソワ＝ジョゼフ・フェティス（1784-1871）はベルギー出身の音楽学者、評論家、作曲家。パリ音楽院で学び、後にブリュッセル音楽院の初代校長に就任した。『世界音楽家伝』を編纂し、多数の作曲家の伝記と楽曲分析を収録。音楽理論の研究にも注力し、和声学や対位法に関する著作を執筆。自身もオペラや宗教曲などの作曲活動を展開。19世紀ヨーロッパ音楽学の基盤を築いた人物として評価されている。

1871年フランソワ＝ジョゼフ・フェティスクラシック音楽評論家 1784年

1912年

ニコライ・ピモネンコ

(1862 - 1912)

画家

ロシア帝国（現在のウクライナ）出身の写実主義画家。主に農民や風景を題材に作品を制作した。

1862年にオデッサで生まれ、帝政ロシアの風景や農民生活を題材にした写実主義作品で知られる。サンクトペテルブルク美術学校で学び、写実的な筆致と温かみある色彩で高く評価された。 19世紀末から20世紀初頭にかけてウクライナ美術界を代表する画家の一人となった。彼の作品はロシア・ウクライナ両国の公的コレクションや美術館に収蔵されている。 1912年に没した後も、その写実的な描写と叙情性は多くの画家に影響を与え続けている。

1912年ニコライ・ピモネンコ画家 1862年

1918年

ツェーザリ・キュイ

(1835 - 1918)

作曲家

ロシア五人組の一員として知られる作曲家・音楽評論家。

1835年にロシア帝国で生まれ、フランス系家族の影響で早くから音楽に親しんだ。作曲活動と平行して音楽批評家としても活躍し、ロシア音楽の発展を支えた。ロシア五人組（ムソルグスキー、ボロディンら）に加わり、国民楽派の形成に寄与した。歌曲やピアノ曲、オペラなど多彩な作品を残した。 1918年に没した後も、ロシア古典派音楽の基礎を築いた重要人物と評価されている。

1918年ツェーザリ・キュイ 1835年

1962年

キリルス・クレーク

(1889 - 1962)

作曲家

エストニア出身の作曲家。民族音楽の編曲と合唱作品で知られる芸術家。

1889年にタルトゥ近郊で生まれたキリルス・クレークは、スタンダードとフォーク音楽の融合を目指した作曲家です。彼はタリン音楽院で学び、後に民謡のフィールドワークを行い、数百曲を記録しました。合唱編曲作品を多数手がけ、エストニアのコール文化の発展に大きく貢献しました。教育者としても活動し、タリン音楽院の教授として後進の育成に尽力しました。 1962年に惜しまれつつもこの世を去るまで、独自の音楽言語を追求し続けました。

キリルス・クレーク 1889年

1986年

原弘

(1903 - 1986)

グラフィックデザイナー

日本のグラフィックデザイナー。シンプルで印象的なポスターデザインを多数手がけた。

原弘は1903年に生まれ、バウハウスなど欧米のデザイン運動の影響を受けました。戦後、自身のスタジオを設立し、広告や企業ポスターを多数制作しました。独自のタイポグラフィと色使いで視覚的インパクトを追求し、日本のグラフィックデザイン界に新風を吹き込みました。教育者として次世代のデザイナーの指導にも力を注ぎました。 1986年3月26日に逝去し、その作品は今も国内外で評価されています。

原弘グラフィックデザイナー 1903年

1987年

オイゲン・ヨッフム

(1902 - 1987)

指揮者

ドイツ出身の指揮者。ブラームスやブルックナー作品の名演で知られる巨匠。

オイゲン・ヨッフムは1902年にドイツで生まれ、20世紀を代表する指揮者の一人となりました。 1950年代からベルリン・フィルやバイエルン放送交響楽団などを指揮し、シンフォニーの解釈に新たな視点をもたらしました。特にブラームスとブルックナーの作品で評価が高く、録音も多く残しました。温かみのあるサウンドと緻密なパフォーマンスで聴衆を魅了し続けました。 1987年3月26日に逝去しました。

1987年オイゲン・ヨッフム指揮者 1902年

2001年

ピョートル・ソボチンスキー

(1958 - 2001)

撮影監督

撮影監督として映像作品の美術面を支えた人物。

2001年ピョートル・ソボチンスキー撮影監督 1958年

2006年

小篠綾子

(1913 - 2006)

ファッションデザイナー

ファッションデザイナーとして日本のスタイルに貢献した人物。

小篠綾子ファッションデザイナー 1913年